研究者業績
基本情報
研究分野
1経歴
10-
2021年4月 - 現在
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2018年4月 - 現在
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2006年4月 - 現在
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2011年4月 - 2014年3月
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2004年10月 - 2006年3月
学歴
2-
1998年4月 - 2002年3月
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- 1995年3月
論文
174MISC
420-
胃と腸 53(2) 221-225 2018年2月共焦点レーザー内視鏡は,レーザー光と光学技術を使って生体組織を細胞レベルで視覚化するために開発された顕微内視鏡であり,現在使用可能なプローブ型は内視鏡の鉗子孔から挿入して使用できる.生体内の自家蛍光,または生体に投与された蛍光造影剤をレーザー光で励起し放出された蛍光を口径の小さな共焦点絞りを通すことで,細胞レベルまで鮮明に観察できる.その利点として,リアルタイムな仮想病理診断,適切な生検部位の選択や生検個数の削減,通常のパラフィン固定HE染色像で観察できない生体組織のダイナミックな観察(例えば脈管),蛍光造影剤の生体内動態の観察や,蛍光標識物質による分子イメージングなどが挙げられる.筆者らは小腸炎症性疾患に対して,バルーン内視鏡下プローブ型共焦点レーザー内視鏡を用いて通常の内視鏡では観察できないleaky gut症候群や脈管の異常を観察してきた.本稿ではその概要を述べる.(著者抄録)
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胃と腸 52(13) 1739-1747 2017年12月患者は50歳代,男性.下部直腸に径25mm大の発赤の強い表面陥凹型腫瘍を認めた.NBI拡大観察でvessel patternは中央で網目・らせん状血管,辺縁で細い血管を認め,avascular areaは認めなかった.surface patternは不明瞭で,JNET分類Type 2Bと診断.クリスタルバイオレット染色拡大観察では,VI型高度不整pit patternを認め,一部にI型pitが混在していた.患者本人の希望でESDを施行した.moderately differentiated tubular adenocarcinoma(tub2>por1>por2),pT1a(SM1,400μm),ly(-),v(-),pHM0,pVM1.MUC5AC,MUC6,pepsinogen IIが陽性で,胃型粘液形質を呈していた.直腸に占居し,かつ胃型粘液形質を呈し,低分化成分のあるLST-NG(0-IIc)病変は希少症例と考え,報告する.(著者抄録)
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Medical Technology 45(10) 1066-1068 2017年10月難治性クロストリジウム・ディフィシル感染症に対して高い有効性が報告されている糞便移植療法は近年、炎症性腸疾患に対して臨床応用がなされている。潰瘍性大腸炎に対しては有効性が低いという報告が多いが、当院でも2016年4月から自主研究として糞便移植療法を行ってきた。当院における糞便移植療法の有効性と今後の課題に関して報告する。(著者抄録)
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薬局 68(11) 3477-3480 2017年10月<Key Points>潰瘍性大腸炎、クローン病、Clostridioides difficile腸炎患者の32症例に糞便移植療法を施行した。クローン病、C.difficile腸炎患者には高い有効性が示され、糞便移植8週後レシピエントの腸内細菌叢の多様性はドナーに近づいていることが確認された。一方、潰瘍性大腸炎において有効性は既報と同様30%前後で、糞便移植前後においてレシピエントとドナーの腸内細菌叢の類似性に変化はみられなかった。大きな合併症はみられず、安全性は比較的高いものと思われた。今後はドナー検査の費用と時間を省くために糞便バンクの設立に取り組む予定である。(著者抄録)
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胃と腸 52(11) 1441-1444 2017年10月非特異性多発性小腸潰瘍症は女性に好発し,若年より慢性に経過する鉄欠乏性貧血と蛋白漏出性腸症に伴う低蛋白血症を主徴とする.近年,プロスタグランジンのトランスポーター遺伝子SLCO2A1が責任遺伝子であることが判明した.ただし,SLCO2A1遺伝子変異と臨床病態に有意な相関はなく,今後のさらなる病態の解明と治療法の開発が必要とされる.(著者抄録)
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Gastroenterological Endoscopy 59(Suppl.2) 2140-2140 2017年9月
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GASTROINTESTINAL ENDOSCOPY 85(5) AB445-AB445 2017年5月
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GASTROINTESTINAL ENDOSCOPY 85(5) AB256-AB257 2017年5月
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GASTROINTESTINAL ENDOSCOPY 85(5) AB320-AB321 2017年5月
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GASTROINTESTINAL ENDOSCOPY 85(5) AB73-AB73 2017年5月
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GASTROINTESTINAL ENDOSCOPY 85(5) AB427-AB428 2017年5月
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GASTROINTESTINAL ENDOSCOPY 85(5) AB295-AB296 2017年5月
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GASTROINTESTINAL ENDOSCOPY 85(5) AB303-AB303 2017年5月
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GASTROENTEROLOGY 152(5) S1027-S1028 2017年4月
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GASTROENTEROLOGY 152(5) S1027-S1027 2017年4月
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GASTROENTEROLOGY 152(5) S835-S835 2017年4月
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GASTROENTEROLOGY 152(5) S839-S839 2017年4月
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Medical Science Digest 43(4) 179-182 2017年4月FMTは海外においてClostridium difficile感染症(CDI)での有効性が証明され、近年では炎症性腸疾患をはじめ様々な疾患で臨床応用がなされている。当院では自主研究として2016年1月より潰瘍性大腸炎(UC)、クローン病、クロストリジウム・ディフィシル腸炎(CDI)を対象にFMTを開始し、その有効性と安全性の検討を行った。現在までUC 15例、クローン病2例、CDI 2例に対しFMTを施行し、有効率はそれぞれ20%(3例/15例)、100%(2例/2例)、100%(2例2例)であった。またFMT単独での有害事象は認めず、安全性は比較的高いと思われた。今後はさらなる症例の蓄積と、FMTの有効性に関する因子を明らかにするためにドナー、レシピエントの腸内細菌叢の解析が求められる。(著者抄録)
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Gastroenterological Endoscopy 59(Suppl.1) 780-780 2017年4月
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Gastroenterological Endoscopy 59(Suppl.1) 922-922 2017年4月
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消化器内視鏡 29(1) 118-122 2017年1月直腸粘膜脱症候群は、排便時の過度な"いきみ(straining)"などによる消化管粘膜の逸脱、重積による慢性的機械的刺激と虚血性変化によって形成され、隆起型、潰瘍型、平坦型に分類される。病理学的には、粘膜固有層の線維筋症が特徴的所見として認められる。宿便潰瘍は停滞した糞便塊の圧迫による血流障害により生じる褥瘡潰瘍で、高齢者の長期臥床患者に好発する。急性出血性直腸潰瘍は宿便潰瘍と臨床症状が類似しており、高度の便秘の後に突然生じる無痛性の新鮮血便が特徴である。(著者抄録)
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JOURNAL OF GASTROENTEROLOGY AND HEPATOLOGY 31 34-34 2016年11月
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JOURNAL OF GASTROENTEROLOGY AND HEPATOLOGY 31 91-92 2016年11月
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Intestine 20(6) 551-558 2016年11月直腸に良性でびまん性のリンパ濾胞の増殖をきたす疾患(benign and diffuse rectal lymphoid follicular hyperplasia;BDRLH)の一部に潰瘍性大腸炎へと進展する症例があることが報告されている.しかし症例報告が中心であり詳細な病理所見,臨床所見,内視鏡所見の検討は十分とはいえない.そこで今回,クローン病,クラミジア直腸炎を除いたBDRLHを病理所見からリンパ濾胞性直腸炎(lymphoid follicular proctitis;LFP)群と潰瘍性直腸炎(ulcerative proctitis;UP)群に分類し血液生化学的所見,臨床症状と内視鏡所見を比較し,さらに両者の潰瘍性大腸炎への進展の関係を検討した.今回の検討で潰瘍性大腸炎に移行した症例はすべてUP症例であり,LFP症例から潰瘍性大腸炎に進展する症例は皆無であることが確認された.BDRLHが確認された場合には,病理所見と内視鏡所見から両者を正確に診断する必要があると考えられた.(著者抄録)
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Gastroenterological Endoscopy 58(Suppl.2) 1741-1741 2016年10月
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Gastroenterological Endoscopy 58(Suppl.2) 1947-1947 2016年10月
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日本大腸肛門病学会雑誌 69(抄録号) A45-A45 2016年10月
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G.I.Research 24(5) 324,309-327,309 2016年10月共焦点レーザー内視鏡(CLE)とは、蛍光色素でラベルされた組織を顕微鏡レベルの解像度で観察することのできる内視鏡である。以前は、内視鏡一体型であったが、現在はプローブ型となり、内視鏡の鉗子孔から挿入し目的とする部位に接触させることで、リアルタイムに上皮〜上皮直下の顕微鏡画像を得ることができる。したがって、消化管に限らず、胆道・膵管、肝臓、気管支・肺胞、膀胱、甲状腺などの臓器にも内視鏡や穿刺針を介してプローブを当てることで組織画像を得ることが可能である。蛍光色素の投与経路としては蛍光眼底造影剤と同様の経静脈的投与と局所散布がある。消化管での経静脈的投与では血管がまず造影され、引きつづき間質、上皮が造影される。したがってその造影態度や形態異常をリアルタイムに観察することで、顕微鏡レベルの病態の解明に結びつく可能性がある。また、将来は蛍光標識された抗体を投与することで分子イメージングも可能になると期待される。消化管用プローブ型CLE(pCLE)は全長が3mと4mの2種類のプローブがあり、全長2mのバルーン小腸内視鏡にも応用可能である。本稿ではダブルバルーン小腸内視鏡(DBE)下にpCLE検査をおこなった小腸潰瘍症例を提示すると同時に文献的考察もおこなう。(著者抄録)
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GASTROINTESTINAL ENDOSCOPY 83(5) AB289-AB289 2016年5月
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GASTROINTESTINAL ENDOSCOPY 83(5) AB327-AB327 2016年5月
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GASTROINTESTINAL ENDOSCOPY 83(5) AB463-AB463 2016年5月
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Medical Practice 33(5) 781-785 2016年5月
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GASTROENTEROLOGY 150(4) S614-S614 2016年4月
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GASTROENTEROLOGY 150(4) S359-S359 2016年4月
書籍等出版物
8講演・口頭発表等
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日本消化器病学会東海支部第119回例会 2013年12月7日
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第68回日本大腸肛門病学会学術集会 2013年11月15日
共同研究・競争的資金等の研究課題
2-
日本学術振興会 科学研究費助成事業 2023年4月 - 2026年3月
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日本学術振興会 科学研究費助成事業 2005年 - 2006年
その他教育活動上特記すべき事項
1-
件名-開始年月日2013概要臨床実習小委員会委員