研究者業績
基本情報
研究分野
1経歴
10-
2021年4月 - 現在
-
2018年4月 - 現在
-
2006年4月 - 現在
-
2011年4月 - 2014年3月
-
2004年10月 - 2006年3月
学歴
2-
1998年4月 - 2002年3月
-
- 1995年3月
論文
174MISC
420-
Intestine 15(3) 225-232 2011年5月潰瘍性大腸炎の治療において副腎皮質ステロイドは適切に使用すれば有用な治療であるが,誤った使用法による副作用の発現やステロイド抵抗例・依存例を誘発し治療に難渋する症例も多いのが現状である.(著者抄録)
-
臨床消化器内科 26(4) 487-490 2011年3月79歳女。鉄欠乏性貧血と診断され鉄剤を処方されるが改善傾向が認められず、精査加療目的に紹介となった。軽度貧血と血清鉄の低値、赤沈値の上昇を認め、腹部X線で腸閉塞像、異常石灰化像は認めず、CTでは結腸の壁肥厚を認めたが石灰像は認めなかった。大腸内視鏡検査で、盲腸は青白調の浮腫状粘膜で静脈の怒張と不整形の潰瘍を認め、上行結腸から横行結腸にかけても青白調の浮腫状粘膜であった。盲腸から盲腸の潰瘍辺縁を含めて、直腸まで生検を施行した。生検の結果、盲腸の潰瘍辺縁を含めて、粘膜固有層および粘膜下層に血管周囲の線維性肥厚と間質の線維増生を認めた。また、Azan染色にて膠原線維、間質の染色を認めた。以上の検査所見から、特発性腸間膜静脈硬化症の初期病変を疑った。
-
Review of gastroenterology & clinical gastroenterology and hepatology 5(4) 44-47 2011年2月
-
Anticancer Res 31(4) 1459-1465 2011年
-
J Clin Immunol 31(1) 69-73 2011年BACKGROUND: Common single-nucleotide polymorphisms (SNPs) in microRNAs (miRNA) have been shown to be associated with susceptibility to several human diseases. We evaluated the associations of three SNPs (rs11614913, rs2910164, and rs3746444) in pre-miRNAs (miR-196a2, miR-146a, and miR-499) with the risk of ulcerative colitis (UC) in a Japanese population. METHODS: The rs11614913 (T > C), rs2910164 (C > G), and rs3746444 (A > G) SNPs were genotyped in 170 UC and 403 control subjects. RESULTS: The rs3746444 AG genotype was significantly higher among the UC group (odds ratio (OR) = 1.51, 95% CI = 1.03-2.21, p = 0.037). The rs3746444 AG genotype was associated with onset at an older age (OR = 1.70, 95% CI = 1.04-2.78, p = 0.035), left-sided colitis and pancolitis (left-sided colitis, OR = 2.10, 95% CI = 1.12-3.94, p = 0.024; pancolitis, OR = 1.81, 95% CI = 1.09-3.01, p = 0.028, left-sided colitis + pancolitis, OR = 1.91, 95% CI = 1.26-2.92, p = 0.003), higher number of times hospitalized (OR = 2.63, 95% CI = 1.22-5.69, p = 0.017), steroid dependence (OR = 2.63, 95% CI = 1.27-5.44, p = 0.014), and refractory phenotypes (OR = 2.76, 95% CI = 1.46-5.21, p = 0.002) while the rs3746444 AA genotype was inversely associated with the number of times hospitalized (2∼, OR = 0.36, 95% CI = 0.17-0.79, p = 0.012), steroid dependence (OR = 0.42, 95% CI = 0.21-0.88, p = 0.021), and refractory phenotypes (OR = 0.38, 95% CI = 0.20-0.72, p = 0.003). The rs1161913 TT genotype also held a significantly higher risk of refractory phenotype (T/T vs. T/C + C/C, OR = 2.21, 95% CI = 1.17-4.18, p = 0.016). CONCLUSIONS: Our results provided the first evidence that rs3746444 SNP may influence the susceptibility to UC, and both rs3746444 and rs11614913 SNPs may influence the pathophysiological features of UC.
-
日本消化器病学会雑誌 107(臨増大会) A614-A614 2010年9月
-
胃と腸 45(10) 1642-1655 2010年9月Crohn病に対する抗TNF-α抗体治療はインフリキシマブの開発により目覚ましい進歩を遂げた.単に炎症の改善のみにとどまらず,瘻孔の閉鎖や腸管の潰瘍治癒による腸管粘膜治癒という新しい概念を生み出し,患者QOLの向上をもたらした.しかし,維持投与中に効果が減弱あるいは消失するいわゆる効果減弱例や2次無効例が出現して,治療に難渋する症例がみられるようになった.インフリキシマブの効果減弱症例は,様々な投与法の工夫により臨床的寛解,またはそれに準じた状態に持ち込めるが,小腸に病変を有する症例の多くは臨床的に寛解状態であっても,内視鏡画像で小腸の粘膜治癒が得られていない.(著者抄録)
-
胃と腸 45(10) 1682-1687 2010年9月MPRを用いたMSCT,CT enterography,CT enteroclysisは,アフタ性潰瘍の初期病変などは評価できないものの,Crohn病小腸病変における腸間膜側の炎症,腹腔内膿瘍,狭窄,大量出血,リンパ節腫大,腸管腸管瘻を含む瘻孔病変の評価を非侵襲的に簡便に評価することにおいて優れている.(1)腸管合併症を有するCrohn病患者として,回腸末端部から出血を繰り返す小腸大腸型Crohn病の32歳女性,(2)再燃時に広範な縦走潰瘍に伴う小腸狭窄と腹腔内膿瘍を認めた34歳男性,(3)小腸部分切除後に小腸多発狭窄を認めた39歳男性の症例を提示した.MPRを用いたMSCT,CT enterography,CT enteroclysisは,非侵襲的に大量の容量データを獲得し,Crohn病の腸管合併症においても非侵襲的かつ簡便に病変を評価可能である.(著者抄録)
-
Intestine 14(5) 445-450 2010年9月クローン病は難治性の原因不明の疾患であり未だ根本治療がない.これまでの抗炎症薬と栄養療法では着実に治療しても寛解-再発・再燃の負のサイクルを断ち切ることはできずに再手術,再々手術となる例が多かった.近年の生物学的製剤の開発による分子標的治療の普及で患者QOLは著しく向上し,新たに粘膜治癒と再燃・再発の予防の概念が確立し,内科治療のみならず外科手術に関してまでも治療のあり方が変わろうとしている.(著者抄録)
-
胃と腸 45(6) 1037-1045 2010年5月患者は50歳代,女性.排便時の血液付着を主訴に当科を受診した.大腸内視鏡検査で横行結腸に径10mm大で,陥凹の中心にドーム状隆起を伴う,いわゆるIs+IIc型病変を認めた.NBI観察では,佐野分類でIIIA,広島分類でC1,昭和分類でirregularと診断した.ピオクタニンによる拡大観察では,pitの大小不同は認めたものの,辺縁不整,内腔狭小はあまり認めず,V<sub>I</sub>型軽度不整と診断した.超音波内視鏡では,隆起部で第3層の不整を認め,中心に低エコー領域があり,粘液や血管の存在が疑われた.以上の所見よりpSM-m癌を疑い,腹腔鏡下横行結腸切除術を施行した.病理組織学的には,粘膜内に限局した病変で,粘膜下層には動脈を主体とする大型血管の集簇を認めた.最終診断はwell differentiated adenocarcinoma(tub1),pM,ly0,v0で,リンパ節転移,遠隔転移は認めなかった.陥凹型早期大腸癌はSM浸潤率が隆起型に比較して高く,特に陥凹内隆起を伴う病変はSM深部浸潤を示唆する所見として重要とされている.今回,陥凹内に隆起を伴うが,組織学的にはM癌であった症例を経験したので報告した.(著者抄録)
-
胃と腸 45(5) 725-733 2010年4月全大腸内視鏡検査施行の病院受診者1,149例を対象に,Hb・Tf同時測定法とHb単独測定法[Hb(+)法],Tf単独測定法[Tf(+)法]との大腸癌スクリーニング精度を比較検討した.Tf(+)法はHb(+)法に比して特異度では上回っていたが,感度においては及ばなかった.Hb・Tf同時測定・組み合せ判定法では,Hb(+)法に比して,HbかTfのいずれか陽性を反応陽性とする判定法[Hb(+)or Tf(+)法]で感度が上昇するが,特異度や陽性的中率は低下した.また,HbとTfのいずれも陽性を反応陽性とする判定法[Hb(+)and Tf(+)法]で特異度と陽性的中率の上昇を認めたが,感度は低下した.Hb・Tf同時測定・2段階判定法では,パターンAはHb(+)法の感度を維持したまま特異度を上げ,パターンBではHb(+)法の特異度を維持しながら感度を上げるため, Hb(+)法よりも精度の高い検査になる可能性が示された.(著者抄録)
-
Gastroenterological Endoscopy 52(Suppl.1) 957-957 2010年4月
-
Anticancer Res 30(1) 239-244 2010年
-
IBD Research 3(4) 277-281 2009年12月わが国におけるクローン病症例を対象とし、多施設共同調査研究「J-TREAT(Crohn's Therapy,Resource,Evaluation and Assessment Tool Registry in Japan)」が開始された。2006年7月の研究開始より272症例の登録がおこなわれた。これらの症例では62.9%の症例で抗TNFα抗体製剤の投与を組み合わせた寛解導入治療がおこなわれていた。今後さらに症例を蓄積し、わが国におけるクローン病症例の臨床的、医療経済学的現況についての解析がおこなわれる予定である。(著者抄録)
-
日本大腸肛門病学会雑誌 62(9) 588-588 2009年9月
-
Intestine 13(3) 267-275 2009年5月当科で拡大内視鏡観察を施行したcolitic cancer(CC)9例(進行癌4例4病変,早期癌5例8病変)12病変,dysplasia 6例7病変の計19病変を対象とし,通常観察,拡大観察(クリスタルバイオレット染色,NBI観察)について検討した.肉眼形態は,扁平隆起7病変,顆粒結節集簇型7病変,有茎性隆起2病変,広基性隆起1病変,平坦2病変に分類された.病変の色調は,全体の12病変(63%)で発赤,7病変(37%)で褪色あり,CCでは66%が発赤であった.pit patternはCCの癌部では,VI型6病変(50%),IV型4病変(33%)が多く,VN型は1病変(8%)と少なかった.CC周辺のdysplasia部では,絨毛構造を含むIV型が57%と多く,IIIL型が43%であった.dysplasia 7病変では,IV型pitが6例(86%)と主体であった.NBI観察を行ったCC 5病変(SS1病変,SM2病変,M2病変)では,佐野らの分類のIIIA型であり,dysplasia 3病変はII型であった.上記のように,CCとdysplasiaでは,病変の発赤調とIV型pitの頻度が高く,寛解期にはNBI観察も有用であった.(著者抄録)
-
GASTROINTESTINAL ENDOSCOPY 69(5) AB189-AB189 2009年4月
-
GASTROINTESTINAL ENDOSCOPY 69(5) AB177-AB177 2009年4月
-
Gastroenterological Endoscopy 51(Suppl.1) 920-920 2009年4月
書籍等出版物
8講演・口頭発表等
38-
日本消化器病学会東海支部第119回例会 2013年12月7日
-
第68回日本大腸肛門病学会学術集会 2013年11月15日
共同研究・競争的資金等の研究課題
2-
日本学術振興会 科学研究費助成事業 2023年4月 - 2026年3月
-
日本学術振興会 科学研究費助成事業 2005年 - 2006年
その他教育活動上特記すべき事項
1-
件名-開始年月日2013概要臨床実習小委員会委員