岩田 正己, 中野 浩, 松井 太衛, 中村 正克, 長坂 光夫, 松浦 良徳, 三沢 美帆, 伊東 逸朗, 斎藤 知規, 外間 政希, 神谷 雅人, 鈴木 一男, 保原 怜子, 高濱 和也, 渡辺 真, 千谷 晃一
JJPEN: The Japanese Journal of Parenteral and Enteral Nutrition 22(12) 858-863 2000年12月
Crohn病患者25例の小腸X線像を,幅の広い縦走潰瘍で病変部位の長い群,幅の狭い縦走潰瘍で病変部位の短い群,潰瘍瘢痕となっている群,アフタ様病変のみの群に分類し,腸管透過性との関係を検討した.その結果,腸管透過性試験の所見と小腸X線像との間に有意な相関関係を認め,縦走潰瘍の程度が重いほど腸管透過性は亢進し,アフタ様病変のみからなる初期病変でも亢進していた