Curriculum Vitaes

arima masaru

  (有馬 豪)

Profile Information

Affiliation
School of Medicine, Faculty of Medicine, Fujita Health University
Degree
博士(医学)

J-GLOBAL ID
201501014170925979
researchmap Member ID
7000012846

Research Areas

 1

Awards

 1

Papers

 16
  • Hagiwara H, Iwata Y, Saito K, Watanabe S, Arima M, Ono Y, Mizoguchi Y, Kuroda M, Imaizumi K, Sugiura K
    The Journal of dermatology, 45(10) e269-e271, Oct, 2018  Peer-reviewed
  • Miyachi K, Yamada T, Kawagishi-Hotta M, Hasebe Y, Date Y, Hasegawa S, Arima M, Iwata Y, Kobayashi T, Numata S, Yamamoto N, Nakata S, Sugiura K, Akamatsu H
    The Journal of dermatology, 45(12) 1403-1410, Oct, 2018  Peer-reviewed
    Hair follicle stem cells (HFSC) are localized in the bulge region of the hair follicle and play a role in producing hair. Recently, it has been shown that the number of HFSC decreases with age, which is thought to be a cause of senile alopecia. Therefore, maintaining HFSC may be key for the prevention of age-related hair loss, but the regulatory mechanisms of HFSC and the effects of aging on them are largely unknown. In general, stem cells are known to require regulatory factors in the pericellular microenvironment, termed the stem cell niche, to maintain their cell function. In this study, we focused on the extracellular matrix proteoglycan decorin (DCN) as a candidate factor for maintaining the human HFSC niche. Gene expression analysis showed that DCN was highly expressed in the bulge region. We observed decreases in DCN expression as well as the number of KRT15-positive HFSC with age. In vitro experiments with human plucked hair-derived HFSC revealed that HFSC lost their undifferentiated state with increasing passages, and prior to this change a decrease in DCN expression was observed. Furthermore, knockdown of DCN promoted HFSC differentiation. In contrast, when HFSC were cultured on DCN-coated plates, they showed an even more undifferentiated state. From these results, as a novel mechanism for maintaining HFSC, it was suggested that DCN functions as a stem cell niche component, and that the deficit of HFSC maintenance caused by a reduction in DCN expression could be a cause of age-related hair loss.
  • Nozomi Yoshimoto, Yohei Iwata, Shigeki Numata, Kenta Saito, Takako Iwata, Masaru Arima, Hirota Shima, Sayumi Tahara, Makoto Kuroda, Kazumitsu Sugiura
    European journal of dermatology : EJD, 28(4) 562-563, Aug 1, 2018  Peer-reviewed
  • Maya Kondo, Yohei Iwata, Shigeki Numata, Kenta Saito, Soichiro Watanabe, Tsukane Kobayashi, Akiyo Nagai, Takako Iwata, Masaru Arima, Kazumitsu Sugiura
    Journal of Dermatology, 45(6) e148-e149, Jun 1, 2018  Peer-reviewed
  • Takaaki Yamada, Seiji Hasegawa, Katsuma Miyachi, Yasushi Date, Yu Inoue, Akiko Yagami, Masaru Arima, Yohei Iwata, Naoki Yamamoto, Satoru Nakata, Kayoko Matsunaga, Kazumitsu Sugiura, Hirohiko Akamatsu
    Mechanisms of Ageing and Development, 171 37-46, Apr 1, 2018  Peer-reviewed
    Interfollicular epidermal stem cells (IFE-SCs) have self-renewal and differentiation potentials, and maintain epidermal homeostasis. Stem cells in vivo are regulated by the surrounding environment called niche to function properly, however, IFE-SC niche components are not fully understood. In order to elucidate the mechanisms of keeping epidermal homeostasis and of skin aging, and also to develop new therapeutic technologies for skin diseases, we searched for niche factors that regulate IFE-SCs. We found that laminin-332, a basement membrane component, was highly expressed at the tips of the dermal papillae, where IFE-SCs are localized, and that the stem cells by themselves expressed laminin-332. Knockdown of laminin-332 during the culture of IFE-SC-model cells to construct 3-dimensional epidermis in vitro resulted in failure to form proper structure, although no significant change was observed in either cell growth or apoptosis. Pre-coating of the culture insert with laminin-332 restored the normal formation of 3-dimensional epidermis. From these results, it was shown that laminin-332 is an essential niche component for the proper differentiation of IFE-SCs.

Misc.

 176
  • 近藤 まや, 有馬 豪, 良元 のぞみ, 村手 和歌子, 岩田 洋平, 宮嶋 尊則, 平川 昭彦, 杉浦 一充
    臨床皮膚科, 72(9) 660-664, Aug, 2018  
    <文献概要>83歳,女性.自宅全焼火災により顔面,四肢,背部に17%total body surface area(TBSA), prognostic burn index(PBI)97.5の熱傷を受傷し当院へ救急搬送された.全身状態が落ち着いた第41病日に水圧式ナイフ(Smith & Nephew社製,VERSAJET II)を用いデブリードマン・植皮術を施行した.水圧式ナイフは高速の水流で創面を洗浄しつつ,壊死・感染組織を切除吸引するデブリードマン機器である.従来のメスによる施術と比較して最小切除深度が非常に浅く,また切除組織の吸引と創部洗浄を同時に行えるため効率的で質の高いデブリードマンが行えた.
  • 有馬 豪, 岩田 洋平, 渡邊 総一郎, 杉浦 一充
    日本皮膚科学会雑誌, 128(9) 1971-1971, Aug, 2018  
  • 有馬 豪, 伊藤 正浩, 花岡 良太, 杉浦 一充
    日本皮膚外科学会誌, 22(2別冊) 232-232, Aug, 2018  
  • 齋藤 健太, 岩田 洋平, 小林 束, 有馬 豪, 小寺 雅也, 杉浦 一充
    皮膚病診療, 40(7) 703-706, Jul, 2018  
    <症例のポイント>・壊死性筋膜炎の病型は劇症型と亜急性型に分かれ、臨床経過や生命予後が大きく異なる。・壊死性筋膜炎の初期治療は広範囲デブリードマンが一般的だが、亜急性型では小範囲デブリードマンでも治療可能な症例が存在する。・広範囲デブリードマンは手術侵襲も大きいため、全例に適応するのではなく、患者の全身状態、重症度を評価しデブリードマンの範囲を決定することが望まれる。(著者抄録)
  • 沼田 茂樹, 岩田 洋平, 有馬 豪, 奥村 理恵, 渡邊 総一郎, 小林 束, 原田 登由, 杉浦 一充
    Skin Surgery, 27(2) 94-99, Jun, 2018  
    Dabrafenib/trametinib(D/T)併用療法が1年以上奏功している悪性黒色腫の2例について、副作用の対応や増悪時の治療方針に関して文献的考察を加えて報告する。症例1:46歳女性、左鎖骨上リンパ節生検で悪性黒色腫と診断。精査で全身多発リンパ節と腸管に転移を認め、右胸部原発巣からBRAF遺伝子変異を同定。D/T併用療法を開始し部分寛解(PR)を得た。症例2:46歳男性、左耳後部悪性黒色腫。初診2年半後に、両肺および脊柱起立筋内転移を生じNivolumabを計5回、ipilimumabを計2回投与したがProgressive disease(PD)。脊柱起立筋針生検でBRAF遺伝子変異を同定しD/T併用療法を開始しpartial response(PR)を得た。(著者抄録)
  • 近藤 まや, 沼田 茂樹, 岩田 洋平, 有馬 豪, 永井 晶代, 杉浦 一充
    皮膚科の臨床, 60(2) 149-152, Feb, 2018  
    症例1:38歳,女性。2年前よりある右肩甲部黒色斑が,数カ月で急速に増大した。近医で切除標本からaneurysmal fibrous histiocytoma(AFH)と診断された。深部断端陽性のため当科を紹介受診し,拡大切除を施行した。症例2:29歳,男性。半年前より右上肢に小結節を自覚し急速に増大した。部分生検でAFHと診断され当科で拡大切除を行った。2例とも切除断端は陰性で,術後再発は認めていない。AFHはまれではあるが,臨床像が典型的な皮膚線維腫とは異なり,ときに悪性腫瘍との鑑別が必要である。また,不完全な切除で再発する可能性があるため,われわれは,本腫瘍について熟知すべきである。(著者抄録)
  • 臼田 千穂, 岩田 洋平, 村手 和歌子, 沼田 茂樹, 有馬 豪, 久野 有紀, 野田 佳照, 黒田 誠, 杉浦 一充
    Skin Surgery, 27(1) 54-54, Feb, 2018  
  • 良元 のぞみ, 岩田 洋平, 沼田 茂樹, 齋藤 健太, 有馬 豪, 杉浦 一充, 倉橋 浩樹
    日本皮膚科学会雑誌, 128(1) 76-76, Jan, 2018  
  • 福島 英彦, 齋藤 健太, 渡邊 総一郎, 小林 束, 岩田 洋平, 有馬 豪, 杉浦 一充
    日本皮膚科学会雑誌, 128(1) 77-77, Jan, 2018  
  • 近藤 まや, 有馬 豪, 臼田 千穂, 山田 佐知, 齋藤 健太, 沼田 茂樹, 小林 束, 岩田 洋平, 杉浦 一充, 奥村 理恵
    日本皮膚科学会雑誌, 128(1) 78-78, Jan, 2018  
  • 山田 貴亮, 長谷川 靖司, 井上 悠, 石井 佳江, 堀田 美佳, 有馬 豪, 岩田 洋平, 山本 直樹, 中田 悟, 杉浦 一充, 赤松 浩彦
    生命科学系学会合同年次大会, 2017年度 [1P-1160], Dec, 2017  
  • 堀田 美佳, 石井 佳江, 山田 貴亮, 長谷部 祐一, 伊達 靖, 有馬 豪, 岩田 洋平, 沼田 茂樹, 小林 束, 山本 直樹, 長谷川 靖司, 中田 悟, 杉浦 一充, 赤松 浩彦
    生命科学系学会合同年次大会, 2017年度 [2P-0799], Dec, 2017  
  • 近藤 まや, 有馬 豪, 良元 のぞみ, 岩田 洋平, 杉浦 一充, 宮嶋 尊則, 平川 昭彦, 村手 和歌子
    日本皮膚科学会雑誌, 127(11) 2488-2488, Oct, 2017  
  • 近藤 まや, 有馬 豪, 良元 のぞみ, 渡邊 総一朗, 杉浦 一充, 良元 亮
    日本皮膚科学会雑誌, 127(11) 2492-2492, Oct, 2017  
  • 岩田 洋平, 有馬 豪
    Derma., (261) 65-72, Sep, 2017  
    日常診療において遭遇するさまざまな皮膚疾患において、皮膚外科施術は治療法の選択肢の1つとして、皮膚科医は身につけておくべき必須手技である。皮膚外科施術が適応となる皮膚疾患には、皮膚(良性・悪性)腫瘍、皮膚潰瘍、重症感染症など多岐にわたるが、長時間の手術や大きな侵襲が望ましくない患者(種々の合併症を有する高齢者、癌患者、長時間の安静が困難な患者など)においては、なるべく短時間・低侵襲での治療が望まれる。本稿では、これらの症例において適応となりうる液体窒素凍結療法、電気メスやCO2レーザーを用いた焼灼療法、Mohs法とその変法、亜鉛華デンプン療法について、基本的手技や当科での工夫点について述べる。(著者抄録)
  • 渡邊 総一郎, 岩田 洋平, 竹内 誠, 沼田 茂樹, 有馬 豪, 神谷 里明, 溝口 良順, 黒田 誠, 杉浦 一充
    皮膚科の臨床, 59(9) 1365-1369, Aug, 2017  
    症例は49歳女性で、約10年前から右臀部の皮下腫瘤を自覚していた。10年間で徐々に増大した経過と臨床所見、画像所見から表皮嚢腫を第一に疑った。根治手術を勧めたが、患者の希望により経過を観察していた。しかし、二次感染を合併したため、切開排膿術および抗菌薬投与を施行し炎症は沈静化した。感染の沈静化を待ち、全摘切除をすべく経過観察していたところ、切開線上に潰瘍を伴う隆起性病変が生じた。悪性腫瘍の可能性が否定できず、全摘術を施行した。臨床および病理組織学的所見より、表皮嚢腫から二次性に発生した有棘細胞癌(SCC)と診断した。原発巣の拡大切除時の病理組織学的所見では断端陰性であったが、拡大切除から2週間後には切除縁に皮下硬結が出現した。再度拡大切除したところ、SCCの再発と判明した。初診から1年3ヵ月後、腰椎転移・肺転移が出現し、呼吸不全のために永眠した。
  • 近藤 まや, 有馬 豪, 岩田 洋平, 萩原 宏美, 沼田 茂樹, 渡邊 総一郎, 杉浦 一充, 平川 昭彦
    日本皮膚科学会雑誌, 127(7) 1566-1567, Jun, 2017  
  • 岩田 洋平, 有馬 豪, 臼田 俊和, 稲坂 優, 田中 義人, 小寺 雅也, 沼田 茂樹, 渡邊 総一郎, 秋田 浩孝, 矢上 晶子, 松永 佳世子, 杉浦 一充
    Skin Surgery, 26(2) 79-86, Jun, 2017  
    基底細胞癌(以下BCCと略)は眼瞼に発生し全層欠損となる症例もしばしば経験する。下眼瞼の全層欠損の再建は、欠損幅が25%までは単純縫縮可能であるが、そり以上では後葉と前葉の再建を別々に行う必要がある。前葉、後葉ともにさまざまな再建方法が知られている。当科では、基本は単純縫縮を試み、前葉が単純縫縮不能な症例では、後葉を単純縫縮し、前葉はmalar flapでの再建としている。瞼板が縫縮できない症例では、後葉は硬口蓋粘膜(硬口蓋粘骨膜弁)移植による再建を行い、前葉はmalar flapによる再建を選択することが多い。今回提示した6症例での当科症例では、機能的・整容的な問題は少なく、本人の満足度も高く経過良好であった。(著者抄録)
  • 渡邊 総一郎, 岩田 洋平, 有馬 豪, 沼田 茂樹, 岩田 貴子, 鈴木 加余子, 黒田 誠, 松永 佳世子, 杉浦 一充
    Skin Cancer, 32(1) 71-75, Jun, 2017  
    58歳、男性。10年以上前から2型糖尿病。約2年前から右足底に小水疱が出現。潰瘍を伴った腫瘤を形成してきたため、約1ヵ月前に総合病院皮膚科を受診した。部分生検の組織所見では明らかな悪性所見は認めなかったが、臨床像よりverrucous carcinomaが疑われ当科紹介受診した。MRIでは、4cm大の腫瘍病変を認め、深部は筋付近まで浸潤していた。血液検査ではHbA1c 10.8%と重度の糖尿病を合併していた。水平1cmマージンで腱膜上での腫瘍切除と人工真皮での被覆とし、厳格な血糖コントロールおよび肉芽増生を得た後にThiersch植皮術で再建した。植皮の生着は良好で、術後1年3ヵ月経過し再発や遠隔転移は認められていない。植皮部や辺縁に胼胝も認めておらず歩行機能も全く支障はない。また、足底の皮膚悪性腫瘍に二期的な手術方法が有効であった。(著者抄録)
  • 沼田 茂樹, 岩田 洋平, 有馬 豪, 奥村 理恵, 近藤 まや, 渡邉 総一郎, 小林 束, 杉浦 一充
    日本皮膚悪性腫瘍学会学術大会プログラム・抄録集, 33回 157-157, May, 2017  
  • 奥村 理恵, 有馬 豪, 沼田 茂樹, 小林 束, 岩田 洋平, 黒田 誠, 杉浦 一充
    日本皮膚科学会雑誌, 127(5) 1135-1135, May, 2017  
  • 萩原 宏美, 岩田 洋平, 有馬 豪, 小野 友華, 溝口 良順, 黒田 誠, 今泉 和良, 杉浦 一充
    日本皮膚科学会雑誌, 127(5) 1144-1144, May, 2017  
  • 沼田 茂樹, 岩田 洋平, 有馬 豪, 森田 雄介, 渡邊 総一郎, 加藤 賢一, 杉浦 一充
    日本皮膚科学会雑誌, 127(5) 1197-1197, May, 2017  
  • 近藤 まや, 岩田 洋平, 沼田 茂樹, 有馬 豪, 杉浦 一充, 橋本 泉
    日本皮膚科学会雑誌, 127(3) 482-482, Mar, 2017  
  • 岩田 洋平, 有馬 豪, 齋藤 健太, 沼田 茂樹, 渡邊 総一郎, 萩原 宏美, 小林 束, 小野田 裕子, 高橋 正幸, 杉浦 一充, 竹内 誠, 田中 義人, 稲坂 優, 小寺 雅也
    日本皮膚科学会雑誌, 127(2) 198-198, Feb, 2017  
  • 沼田 茂樹, 岩田 洋平, 奥村 理恵, 有馬 豪, 小林 束, 渡邊 総一郎, 杉浦 一充, 鈴木 啓太, 堀口 正之
    日本皮膚科学会雑誌, 127(2) 228-228, Feb, 2017  
  • 齋藤 健太, 岩田 洋平, 有馬 豪, 宮川 紅, 森田 雄介, 沼田 茂樹, 佐野 晶代, 矢上 晶子, 松永 佳世子, 杉浦 一充
    西日本皮膚科, 79(1) 75-79, Feb, 2017  
    壊死性筋膜炎では広範囲デブリードマンが一般的とされているが,入院期間の延長,複数回の植皮術が不可避となる。今回我々は必要最小限のデブリードマンで良好な経過を得ることのできた3症例を経験したため報告する。症例1:73歳,女性。手背の擦過傷を契機に発症。発赤・腫脹・熱感・紫斑が前腕から上腕にかけて急激に拡大し当科へ救急搬送された。壊死の著しい手背のみの切開,抗菌薬投与と補液,尿量測定,バイタル管理で前腕から上腕にかけての紫斑と発赤は改善し最終的には手背部のみの植皮術で治癒した。症例2:39歳,男性。右膝から大腿の広範囲に圧痛を伴った紫斑,壊死を認めた。重度の糖尿病を合併していた。初期治療は局所麻酔下で壊死が著しく膿汁の貯留した部位のみ切開を行い,その後,抗菌薬投与,補液,尿量管理,バイタル管理で炎症反応は軽快した。重度の糖尿病に対して血糖コントロールを行い,入院40日後に全身麻酔下で植皮術を行い治癒した。症例3:73歳,男性。初診2日前より右手背の腫脹を自覚し,急激に右上肢全体に腫脹,発赤が拡大し敗血症性ショックに陥り当科を受診し,手背部のみの切開,抗菌薬投与,補液,尿量測定,バイタル管理にてショック状態から脱し切開部は外用療法のみで治癒した。壊死性筋膜炎のデブリードマンの範囲は患者の全身状態,重症度などを勘案して決定することが重要であり,皮膚所見に精通した皮膚科医は積極的に壊死性筋膜炎の診断や治療に参加すべきと考える。(著者抄録)
  • 近藤 まや, 岩田 洋平, 沼田 茂樹, 有馬 豪, 杉浦 一充
    日本皮膚科学会雑誌, 126(12) 2315-2315, Nov, 2016  
  • 沼田 茂樹, 岩田 洋平, 有馬 豪, 渡邊 総一郎, 牧野 太郎, 杉浦 一充
    Skin Cancer, 31(2) 133-138, Oct, 2016  
    62歳、男性。初診の1年前から急激に増大し、初診時、右大腿後面に18×11cm大の腫瘍を認め、部分生検の組織所見より有棘細胞癌と診断した。MRI所見では、腫瘍深部は筋に近接しており、右鼠径および外腸骨のリンパ節が腫脹していた。CDDPと5-FUの術前化学療法による腫瘍縮小を確認後に筋膜を含めた腫瘍切除と右鼠径リンパ節廓清を施行した。全摘標本の水平・深部断端は陰性で、リンパ節転移はみられず、Stage II(T2N0M0)と確定した。術後7日目に一部植皮部が離開し再縫合と床上安静を要した。術後20日目に抗生剤不応性の高熱を生じ、血清CRP、D-dimerが上昇したため、緊急造影CT検査を施行し両側肺塞栓症が判明した。直ちに抗凝固療法を開始することで、術後41日目に退院可能となった。肺塞栓症は致死的となりうる重要な周術期合併症であり、皮膚外科領域の手術においても常に留意すべき合併症である。(著者抄録)
  • 渡邊 総一郎, 岩田 洋平, 有馬 豪, 安藤 亜希, 宮川 紅, 岩田 貴子, 矢上 晶子, 深谷 嘉英, 黒田 誠, 松永 佳世子
    Skin Cancer, 31(2) 144-149, Oct, 2016  
    61歳、男性。2014年1月より陰部に皮膚腫瘤を自覚。徐々に増大し腫瘤の表面から出血を伴うようになったため、近医受診し同年8月当科紹介受診。初診時、陰部に25×20mm大の一部血痂を伴う紅色隆起性腫瘤を認め、両鼠径に母指頭大〜小児手拳大までの複数のリンパ節腫大を伴っていた。陰部腫瘍の全摘切除病理所見では、真皮浅層から脂肪織深層まで好酸性顆粒状の胞体を有する大型な異型細胞が管状構造を呈しつつ深部に浸潤しており、腫瘍病変中に断頭分泌像が認められた。免疫組織化学染色では、GCDFP-15、CEA、ER、PgRが陽性であった。画像検索において内臓悪性腫瘍の皮膚転移が否定的であり、皮膚原発アポクリン腺癌と確定診断した。原発巣の拡大切除と両側鼠径リンパ節郭清術を施行し、現在術後17ヵ月経過したが、再発転移を認めず経過良好である。(著者抄録)
  • 近藤 まや, 岩田 洋平, 有馬 豪, 沼田 茂樹, 永井 晶代, 杉浦 一充
    日本皮膚科学会雑誌, 126(9) 1742-1742, Aug, 2016  
  • 小野 友華, 有馬 豪, 岩田 洋平, 山北 高志, 安藤 亜希, 升森 宏次, 松永 佳世子
    日本皮膚外科学会誌, 20(1) 72-73, Jul, 2016  
  • 渡邊 総一郎, 岩田 洋平, 竹内 誠, 沼田 茂樹, 有馬 豪, 神谷 里明, 溝口 良順, 黒田 誠, 矢上 晶子, 松永 佳世子
    西日本皮膚科, 78(3) 313-313, Jun, 2016  
  • 小野 友華, 矢上 晶子, 有馬 豪, 橋本 羊輔, 村尾 道人, 桐山 諭和, 吉川 哲史, 黒田 誠, 寺田 正樹, 松永 佳世子
    日本皮膚科学会雑誌, 126(5) 989-989, May, 2016  
  • 岩田 洋平, 小林 束, 有馬 豪, 沼田 茂樹, 渡邊 総一郎, 矢上 晶子, 岡本 賢, 荒木 勇太, 鈴木 民夫, 松永 佳世子
    日本皮膚悪性腫瘍学会学術大会プログラム・抄録集, 32回 163-163, May, 2016  
  • 沼田 茂樹, 岩田 洋平, 有馬 豪, 渡邊 総一郎, 萩原 宏美, 小野田 裕子, 矢上 晶子, 牧野 太郎, 鈴木 加余子, 松永 佳世子
    日本皮膚悪性腫瘍学会学術大会プログラム・抄録集, 32回 165-165, May, 2016  
  • 岩田 洋平, 宮川 紅, 有馬 豪, 渡邊 総一郎, 矢上 晶子, 黒田 誠, 松永 佳世子
    Skin Cancer, 30(3) 168-173, Mar, 2016  
    46歳、男性。右母指外側の爪変形を認め、近医を受診しglomus tumor疑いで当科受診した。初診時、右母指外側の爪甲は縦裂しており下部に紅色腫瘍を認めた。病変内や周囲に色素斑は認められなかった。エコーでは、homogeneous、hypoechoic lesionで、豊富な血流も伴っていた。病理所見では、核小体が明瞭な異型腫瘍細胞が胞巣状に真皮に浸潤し、S-100、HMB-45、Melan-Aに陽性であった。悪性黒色腫と診断し、拡大切除と右腋窩センチネルリンパ節生検を行った。術後4ヵ月から右母指内側に爪が再生し切除標本で局所再発と判明した。さらに拡大切除を行い、1年10ヵ月経過し再発・転移はない。無色素性爪下黒色腫は、臨床・画像診断が困難であり、診断の遅れに注意が必要である。また、病変の範囲の把握が困難であり、爪全体に病変が広がっている可能性を念頭において慎重な切除範囲の設定と経過観察をしていくことが大切と考え報告した。(著者抄録)
  • 岩田 洋平, 平川 昭彦, 富野 敦稔, 武山 直志, 有馬 豪, 高橋 正幸, 沼田 茂樹, 矢上 晶子, 松永 佳世子
    皮膚病診療, 38(2) 157-160, Feb, 2016  
    <症例のポイント>電撃傷には、1)電流が生体内を通過する狭義の電撃傷(true electrical injury)、2)体外の高熱と閃光によるark burn、3)衣服の引火によって受傷するflame burnの3種類に分類される。本稿では、1)、2)を報告した。true electrical injuryは致死性不整脈や急性腎不全に留意が必要である。また、熱傷創が筋の広範囲に及ぶことがあるので注意が必要である。電撃傷では、初療時に受傷機転や電源(電圧、電流)についての情報を詳細に収集し、重症度と合併症を予測し対応することが大切である。(著者抄録)
  • 渡邊 総一郎, 岩田 洋平, 有馬 豪, 伊藤 紫, 岩田 貴子, 秋田 浩孝, 矢上 晶子, 村手 和歌子, 鈴木 加余子, 垣田 彩子, 黒田 誠, 松永 佳世子
    Skin Surgery, 25(1) 42-42, Feb, 2016  
  • 岩田 洋平, 有馬 豪, 稲坂 優, 田中 義人, 臼田 俊和, 小寺 雅也, 宮川 紅, 小野田 裕子, 良元 のぞみ, 渡邊 総一郎, 沼田 茂樹, 秋田 浩孝, 矢上 晶子, 松永 佳世子
    Skin Surgery, 25(1) 47-47, Feb, 2016  
  • 沼田 茂樹, 岩田 洋平, 有馬 豪, 高橋 正幸, 秋田 浩孝, 矢上 晶子, 奥本 隆行, 平川 昭彦, 松永 佳世子
    Skin Surgery, 25(1) 66-66, Feb, 2016  
  • 有馬 豪, 良元 のぞみ, 岩田 洋平, 松永 佳世子
    日本皮膚科学会雑誌, 126(2) 200-200, Feb, 2016  
  • 小林 束, 矢上 晶子, 佐野 晶代, 山北 高志, 齋藤 健太, 渡邊 総一郎, 安藤 亜希, 沼田 茂樹, 森田 雄介, 岩田 貴子, 岩田 洋平, 有馬 豪, 秋田 浩孝, 中村 政志, 松永 佳世子
    Journal of Environmental Dermatology and Cutaneous Allergology, 9(5) 493-493, Nov, 2015  
  • 岩田 洋平, 臼田 俊和, 有馬 豪, 松永 佳世子
    Skin Surgery, 24(3) 129-140, Oct, 2015  
    皮膚悪性腫瘍には、悪性黒色腫、基底細胞癌、有棘細胞癌、乳房外Paget病、血管肉腫、隆起性皮膚線維肉腫などがあり、腫瘍の種類によって臨床像、好発部位、悪性度などが大きく異なる。手術に際しては、腫瘍の種類と進行度、部位、患者の年齢や合併症、根治性と整容面のバランス、手術以外の選択肢について十分考慮して計画することが肝要である。多くの症例は、単純縫縮や局所皮弁、植皮術などの基本的手技で対応可能であるので、できるだけシンプルな方法を選択するほうがよい。皮膚悪性腫瘍を診療する皮膚外科医には、診断から治療、そして長期経過観察までを一貫して行うことが求められている。さらに、手術手技に加えてダーモスコピーやエコー、病理組織学的知識の習得も不可欠である。(著者抄録)
  • 沼田 茂樹, 岩田 洋平, 有馬 豪, 矢上 晶子, 牛窓 かおり, 松永 佳世子
    日本臨床免疫学会会誌, 38(4) 372-372, Sep, 2015  
  • 岩田 洋平, 有馬 豪, 田中 紅, 渡邊 総一郎, 三和 拓人, 矢上 晶子, 松永 佳世子, 小出 欣和, 勝野 秀稔, 佐藤 美信, 前田 耕太郎
    日本皮膚外科学会誌, 19(2) 124-125, Sep, 2015  
  • 小野 友華, 有馬 豪, 安藤 亜季, 升森 宏次, 山北 高志, 岩田 洋平, 松永 佳世子
    日本皮膚外科学会誌, 19(2別冊) 203-203, Sep, 2015  
  • 有馬 豪, 沼田 茂樹, 岩田 洋平, 松永 佳世子, 小林 尚美, 齋藤 健太, 竹内 誠
    日本皮膚科学会雑誌, 125(9) 1786-1786, Aug, 2015  
  • 岩田 洋平, 宮川 紅, 有馬 豪, 渡邊 総一郎, 矢上 晶子, 黒田 誠, 松永 佳世子
    日本皮膚悪性腫瘍学会学術大会プログラム・抄録集, 31回 135-135, Jul, 2015  
  • 渡邊 総一郎, 岩田 洋平, 有馬 豪, 安藤 亜希, 宮川 紅, 岩田 貴子, 矢上 晶子, 深谷 嘉英, 黒田 誠, 松永 佳世子
    日本皮膚悪性腫瘍学会学術大会プログラム・抄録集, 31回 165-165, Jul, 2015  

Presentations

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Teaching Experience

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教育内容・方法の工夫(授業評価等を含む)

 1
  • 件名(英語)
    医学部4年の講義(年2回)医学部6年の講義(年1回)保健学科講義(年1回)
    開始年月日(英語)
    2008
    終了年月日(英語)
    2012
    概要(英語)
    皮膚悪性腫瘍、皮膚感染症、熱傷、皮膚外科、皮膚の診察など