研究者業績
基本情報
研究分野
1受賞
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2014年7月
論文
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The Journal of dermatology 45(10) e269-e271 2018年10月 査読有り
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The Journal of dermatology 45(12) 1403-1410 2018年10月 査読有り
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European journal of dermatology : EJD 28(4) 562-563 2018年8月1日 査読有り
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Journal of Dermatology 45(6) e148-e149 2018年6月1日 査読有り
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Mechanisms of Ageing and Development 171 37-46 2018年4月1日 査読有りInterfollicular epidermal stem cells (IFE-SCs) have self-renewal and differentiation potentials, and maintain epidermal homeostasis. Stem cells in vivo are regulated by the surrounding environment called niche to function properly, however, IFE-SC niche components are not fully understood. In order to elucidate the mechanisms of keeping epidermal homeostasis and of skin aging, and also to develop new therapeutic technologies for skin diseases, we searched for niche factors that regulate IFE-SCs. We found that laminin-332, a basement membrane component, was highly expressed at the tips of the dermal papillae, where IFE-SCs are localized, and that the stem cells by themselves expressed laminin-332. Knockdown of laminin-332 during the culture of IFE-SC-model cells to construct 3-dimensional epidermis in vitro resulted in failure to form proper structure, although no significant change was observed in either cell growth or apoptosis. Pre-coating of the culture insert with laminin-332 restored the normal formation of 3-dimensional epidermis. From these results, it was shown that laminin-332 is an essential niche component for the proper differentiation of IFE-SCs.
MISC
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皮膚科の臨床 49(12) 1445-1448 2007年11月症例1:29歳男。糖尿病の既往があり、両足背に排膿を伴う潰瘍が出現した。左足潰瘍周囲の発赤は下腿下部まで及んでおり、波動を触れ、左第1〜3趾は壊死していた。胸部CTにて両側膿胸を認めた。足背膿汁からmethicillin sensitive Staphylococcus aureus、Pseudomonas aeruginosaが検出された。症例2:79歳男。心房細動、脳梗塞の既往があり、左下腿の点滴漏れ部位が潰瘍化し波動を触れ、悪臭を伴った排膿を認めた。創部よりMorganella morganiiを検出した。症例3:66歳男。糖尿病の既往があり、右下腿熱傷の放置により悪臭を伴う潰瘍を認めた。創部よりα-Streptococcus、Bacteroides fragilis、Peptostreptococcusを検出した。いずれも壊死性筋膜炎を疑い、デブリードマン、抗菌薬投与、血糖コントロール、分層植皮術を施行し、生着は良好であった。
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日本研究皮膚科学会年次学術大会・総会プログラム 32回 139-139 2007年4月
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皮膚の科学 6(2) 130-134 2007年4月88歳,男性。初診の約3年前に,陰部に湿疹様病変が出現したが自覚症状がないため放置していた。2006年3月に当科に紹介され受診した。初診時,陰部にびらん,結節を伴った57×42mmの浸潤性紅斑を認めた。乳房外Paget病との鑑別を要したが,結節部直下に断頭分泌を伴う高分化型の腺癌を認めたことから,アポクリン腺癌とそのPaget現象と診断した。治療は広範囲切除術を予定したが,高齢で認知症を合併していたため家族は積極的な治療は望まず,原発巣の単純切除のみを施行した。自験例は高齢者における悪性腫瘍の治療の難しさを再認識させられる1例であった。(著者抄録)
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日本皮膚科学会雑誌 116(3) 325-329 2006年3月2002年7月から2005年6月までの間,当科で経験した有棘細胞癌(SCC)9例のSentinel node biopsy(SNB)について検討を行った.色素法と術前シンチグラフィーならびに術中ガンマプローブの併用によりSentinel node(SN)は100%同定された.SNが転移陽性であった症例が1例あり,SNB施行後に所属リンパ節を郭清したが,転移が認められたのはSNのみであった.他の症例はSN転移陰性であったため,所属リンパ節郭清は施行せず,経過観察を行っているが再発や転移は認められていない(平均観察期間15.8ヵ月).近年,悪性黒色腫同様にHigh risk SCCに対するSNBによって,予後判定や適切なリンパ節郭清を行うことができると,その有用性が示されている.しかし,いまだ大規模な調査がなされておらず,今後SNBのSCCへの適応を十分に検討し,ガイドラインの設定が必要と考えられた(著者抄録)
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皮膚の科学 4(6) 521-526 2005年12月2002年5月から2005年6月までの間,当科で経験した悪性黒色腫に対して行った13例のSentinel Node Navigation Surgery(SNNS)について検討を行った.経過観察期間は平均19.5ヵ月でSNNS後転移を認めたのは2例であった.色素法と術前シンチグラフィーと術中ガンマプローブの併用によりSentinel Node(SN)は100%同定された.SNの平均個数は2.3個であり,SN転移陽性率は8%であった.またSNが転移陰性であり,Non Sentinel Node(Non SN)に転移のあった症例,すなわちFalse negative例はなかった.Tumor thickness(TT)が1mm≧ではSN転移陽性の症例はなく,TT:1mm≦では陽性率が上がるため,TT:1mm≦の症例がSNNSの適応となると考えられた.SNNSは手術侵襲の軽減や予後を判定する上で非常に有用であると思われたが,今回検討した症例数は少ないため今後さらに症例を蓄積し検討したい(著者抄録)
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皮膚科の臨床 46(5) 783-785 2004年5月28歳男.数年前から後頭部に毛包炎様の皮疹が出現し,1年前から後頸部の疼痛,腫脹,排膿があった.初診時,後頭部から項部にかけては,多数の毛包炎と圧痛を伴う板状の浸潤局面を呈し,3ヶ所の互いに交通する皮下瘻孔を形成していた.病理組織所見は毛包嚢腫様の表皮陥入・瘻孔形成,膿瘍と広範囲の線維化像であった.持続的に排膿する皮下瘻孔を形成した難治性慢性炎症病変であったため,外科的に筋膜上で広範囲に切除した.糖尿病と肥満が本症の発症要因の1つと考えられた
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Visual Dermatology 2(7) 674-675 2003年6月
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Visual Dermatology 1(6) 628-629 2002年8月
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皮膚 43(1) 62-66 2001年2月症例は35歳女性で右側頭部の有痛性皮疹を主訴とした.オーストラリア旅行中に疼痛を感じ帰国後,近医を受診したが処置されなかった.口周囲のしびれ感が出現したため皮膚科を受診しマダニ咬症と診断された.右側頭部に約6mm大の虫体を認めた.右顔面は軽度の紅斑と主徴を認め,両頸部リンパ節は軽度に腫脹していた.虫体から約2mmm離して周囲の皮膚組織を含めて切除,縫合した.ミノサイクリンを処方したが右顔面の腫脹・紅斑が増強し,右顔面神経麻痺が出現したため入院した.ライム病による紅斑や神経麻痺も否定できずミノサイクリン,アンピシリン等の抗生物質投与を行った.顔面の紅斑,腫脹は数日で軽快した.麻痺症状も1ヵ月で消失した
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皮膚 43(1) 19-23 2001年2月51歳女性.アレルギー性結膜炎のため点眼液を処方されたが,使用時に両眼瞼周囲のかゆみを伴う皮疹が出現した.眼圧が上昇したため使用を中止したが,パッチテストでサジテン点眼液とフサコール点眼液が陽性であり,フマル酸ケトチフェンによるアレルギー性接触皮膚炎と診断した.点眼液の使用を中止させプレドニゾロン眼軟膏を外用し皮疹は数日で消退した
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Skin Cancer 15(1) 67-70 2000年5月症例は男で,前胸部に一部に出血を伴うドーム状の21×30×17mmの黒色腫瘤を認めた.腫瘤から連続して心窩部にかけて皮下出血を認め,皮膚転移と考えられた丘疹が多数存在していた.全身状態と年齢を考慮して,切除範囲を皮下出血より5mm離したところとして,腫瘤切除,縫縮術,極薄分層植皮術を行った.腫瘤の病理所見では,小型の円形〜楕円形の腫瘍細胞を認め,その細胞核はクロマチンに富んでおり,異型細胞が多数存在していた.一部に核分裂を伴う細胞や大型の異型細胞も認めた.NSE陽性細胞は数多かった.電顕所見では腫瘍細胞内に有芯顆粒を認めた.以上よりメルケル細胞癌と診断した.経過良好で術後15日目に退院したが,術後3ヵ月頃より全身倦怠感,乏尿,肺炎をきたして死亡した.90歳以上の悪性腫瘍を治療する場合は,根治医療を目指す点において十分責務が果たせているかどうか苦悩する場合もあるが,患者や家族と十分に話し合うべきである
書籍等出版物
3講演・口頭発表等
45担当経験のある科目(授業)
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皮膚科学 (藤田医科大学)
所属学協会
4教育内容・方法の工夫(授業評価等を含む)
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件名医学部4年の講義(年2回)医学部6年の講義(年1回)保健学科講義(年1回)開始年月日2008終了年月日2012概要皮膚悪性腫瘍、皮膚感染症、熱傷、皮膚外科、皮膚の診察など