研究者業績

伊藤 真友子

ito mayuko

基本情報

所属
藤田医科大学 医学部 医学科 助教
学位
博士(医学)

J-GLOBAL ID
201501015097042849
researchmap会員ID
7000012963

論文

 78

MISC

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  • Osaki S, Kawai T, Ito M, Otani S, Ichikawa R, Torii Y, Takahashi H, Toyama H, Ozaki Y, Fujii T
    Preliminary therapeutic outcomes of using direct oral anticoagulants to treat venous thromboembolism in gynecological cancer patients. 5(3) 67-71 2019年4月17日  査読有り
  • 市川 亮子, 吉澤 ひかり, 宮崎 純, 大脇 晶子, 坂部 慶子, 伊藤 真友子, 大谷 清香, 鳥居 裕, 宮村 浩徳, 西尾 永司, 西澤 春紀, 関谷 隆夫, 藤井 多久磨
    東海産科婦人科学会雑誌 55 169-173 2019年3月  
    遺伝性乳癌卵巣癌症候群(以下HBOC:hereditary breast and ovarian cancer syndrome)はBRCA遺伝子の変異があり、乳癌や卵巣癌などに罹患するリスクが高い遺伝性腫瘍症候群の一つである。当施設では、HBOC関連癌のうち卵巣癌、卵管癌および腹膜癌の診療にあたり、卵巣癌未発症のBRCA変異保持者に対してサーベイランスおよびリスク低減卵管卵巣摘出術(以下RRSO:risk-reducing salpingo-oophorectomy)を提供している。今回は、HBOCに対してRRSOを施行した一例について考察を加えて報告する。【症例】47歳。2妊2産。子宮筋腫の既往あり。乳癌に罹患した姉にBRCA2遺伝子に変異を認めたことから、BRCA遺伝学的検査目的にカウンセリング室を来談し、検査の結果HBOCと診断され、RRSO施行の是非について相談のため産婦人科に紹介受診となった。患者はRRSO施行推奨年齢に達していたため、RRSOのメリットとデメリットを説明し、RRSOを行う方針となった。手術は腹腔鏡下で両側付属器切除を行い、切除検体については詳細な病理学的検討を行って、STIC(Serous tubal intraepithelial carcinoma)や浸潤癌がないことを確認した。術後は腹膜癌発症の有無を経過観察中である。HBOCは通常の産婦人科患者のうち一定の割合を占める比較的頻度の高い遺伝性腫瘍である。産婦人科医師はBRCA1/2変異保持者に対しては卵巣癌サーベイランスの限界、リスク低減手術の予想される効果と副作用を説明できる知識をもち、RRSOを行うにあたっては、卵巣癌の易罹患者であることを念頭においた手術操作、術後管理が必要である。(著者抄録)
  • 大脇 晶子, 伊藤 真友子, 西澤 春紀, 尾崎 清香, 宮村 浩徳, 西尾 永司, 藤井 多久磨, 廣田 穰
    東海産婦人科内視鏡手術研究会雑誌 6 99-105 2018年10月  
    子宮筋腫、子宮腺筋症の術後早期に発症し、種々のホルモン治療に抵抗性を示し、かつ閉経後もなお増悪した深部子宮内膜症の1例を経験したので報告する。症例は46歳、G4P3、月経困難症のため当院を受診、子宮筋腫および子宮腺筋症の診断のもとに腹腔鏡下子宮亜全摘術、左付属器切除術を行った。術中所見では子宮後面に左側付属器が強固に癒着していたが、ダグラス窩には癒着を認めなかった(ASRM:8)。術後4ヵ月頃から背部痛、左足のしびれが出現し、尿管狭窄にともなう左水腎症を認めた。腟円蓋部5時方向に母子頭大の暗赤色の腫瘤発現を認め、直腸診では同腫瘤より左骨盤壁にかけて圧痛を伴う硬結を認めた。腟円蓋部腫瘤の生検にて子宮内膜症の所見を得た。そこで尿管ステントの留置の上GnRHアゴニスト製剤の投与を開始した。しかし、尿管狭窄に対する薬物治療の効果が不十分のため尿管新吻合術による尿路変更を行った。年齢が47歳であったため追い込み療法としてGnRHアゴニストに加え、ジエノゲスト、ダナゾール投与を繰り返したが左骨盤側壁の病変は薬物抵抗性を示し、また治療経過中に閉経となったが深部子宮内膜症の病勢は衰えなかった。以上の経過より薬物療法無効および癌化の可能性を考慮し、54歳時に根治を目的に腹腔鏡下深部子宮内膜症病巣切除術ならびに残存子宮頸部切除術、右付属器切除術を行い、その後の経過は良好であった。(著者抄録)
  • 野田 佳照, 廣田 穰, 秋田 絵理, 大脇 晶子, 宮崎 純, 河合 智之, 坂部 慶子, 伊藤 真友子, 大谷 清香, 藤井 多久磨, 小川 千紗, 酒向 隆博
    東海産婦人科内視鏡手術研究会雑誌 5 53-60 2017年10月  
    通常の手技では癒着剥離が困難な高度ダグラス窩癒着20例に対しThree-step total laparoscopic hysterectomy(Tree-step TLH)を施行し、手術成績を検討した。その結果、標準術式であるTwo-step TLH 322例と比較すると、手術時間の延長、出血量の増加を認めたが、Tree-step TLHによる尿管損傷や腸管損傷などは認めず、同種血輸血を要した例もなかった。術中の後腹膜操作に関しては、尿管剥離操作が必要であったものは1例のみであった。術後合併症として術後4日目に腸閉塞を1例で認めたが、保存的治療のみで軽快が得られた。また、退院後の長期予後は全例が良好であった。

書籍等出版物

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講演・口頭発表等

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