研究者業績

中川 満

ナカガワ ミツル  (nakagawa mitsuru)

基本情報

所属
藤田医科大学 医学部 病理診断学講座 講師
学位
博士(医学)(藤田医科大学)

J-GLOBAL ID
201501002205740669
researchmap会員ID
7000013276

研究キーワード

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論文

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  • Hyuga Yamada, Kohei Funasaka, Mitsuru Nakagawa, Yutaka Hirayama, Noriyuki Horiguchi, Mitsuo Nagasaka, Yoshiyuki Nakagawa, Teiji Kuzuya, Senju Hashimoto, Ryoji Miyahara, Tomoyuki Shibata, Yoshihiko Tachi, Tetsuya Tsukamoto, Yoshiki Hirooka
    Internal medicine (Tokyo, Japan) 2023年4月21日  
    Inflammatory myofibroblastic tumor (IMT) is a rare tumor composed of myofibroblasts with inflammatory blood cell infiltration. It commonly occurs in the lungs and rarely in the esophagus. We herein report a valuable case of IMT originating in the esophagus. A 60-year-old Japanese woman with dysphagia had a large subepithelial lesion (SEL) in the cervical esophagus, which was 15 cm in length. Surgical resection was performed to confirm the pathological diagnosis and improve the symptoms. The postoperative diagnosis was IMT composed of multiple nodules. There was no recurrence or metastasis within one year after surgery.
  • 磯村 まどか, 島 寛太, 田原 沙佑美, 中川 満, 岡部 麻子, 桑原 一彦, 酒井 康弘, 塚本 徹哉, 鈴木 敦詞, 浦野 誠
    診断病理 37(3) 272-277 2020年7月  
    Phosphaturic mesenchymal tumor(以下PMT)は腫瘍が産生する線維芽細胞増殖因子23(FGF23)による腫瘍性骨軟化症を伴う稀な腫瘍である。PMTは組織学的に多彩な像を示し、様々な疾患との鑑別を要する。今回我々は選択的な静脈血サンプリングによるFGF23測定が原発巣の特定に役立ったPMTの1例を経験した。PMTの正確な診断には、特徴的な臨床像と組織学的所見に加え、血中FGF23値の測定と免疫染色、適切な画像情報に基づく総合的な判断が重要である。(著者抄録)
  • 磯村 まどか, 島 寛太, 田原 紗佑美, 中川 満, 岡部 麻子, 桑原 一彦, 酒井 康弘, 浦野 誠, 松山 篤二, 塚本 徹哉
    日本病理学会会誌 109(1) 401-401 2020年3月  
  • 浦野 誠, 川島 佳晃, 藤原 真紀, 伊藤 里美, 竹内 沙弥花, 須藤 健助, 磯村 まどか, 桑原 一彦, 中川 満, 岡部 麻子, 酒井 康弘, 山田 勢至
    日本臨床細胞学会雑誌 59(1) 30-37 2020年1月  
    目的:当施設における唾液腺細胞診ミラノシステムの運用と有用性の検討を行った。方法:唾液腺および頸部腫瘤に対する穿刺細胞診施行106例中、組織診断が得られた70例についてミラノシステムを用いて検討し、各診断カテゴリーにおけるrisk of malignancy(ROM)を算出し、細胞診断と組織診断の不一致例について検討した。成績:70例の内訳は「不適正」16例(以下ROM0%)、「非腫瘍性」3例(33%)、「意義不明な異型」9例(56%)、「良性腫瘍」20例(0%)、「良悪性不明な腫瘍」8例(63%)、「悪性の疑い」4例(100%)、「悪性」10例(100%)であった。富リンパ球性病変、低悪性の癌腫は判定が困難であった。対象を頸部リンパ節を除く唾液腺病変に限るとAUS、SUMPカテゴリーのROMは低下した。結論:ミラノシステムは不適正の判断を明確化し、従来の鑑別困難をAUS、SUMPとして、臨床医にROMに基づく適切な取り扱い指針を示すことが可能である。ミラノシステムは唾液腺病変を対象としているが、実臨床ではリンパ節を区別して穿刺することは容易でなく、臨床像との対比や補助診断を用いてROMを下げる努力をすべきである。(著者抄録)
  • 等々力 彩, 市川 亮子, 大脇 晶子, 鳥居 裕, 高田 恭平, 宮崎 純, 宮村 浩徳, 野村 弘行, 島 寛太, 中川 満, 浦野 誠, 塚本 徹哉, 魚津 桜子, 藤井 多久磨
    日本臨床細胞学会雑誌 58(Suppl.2) 623-623 2019年10月  
  • 高田 恭平, 市川 亮子, 大脇 晶子, 宮崎 純, 鳥居 裕, 宮村 浩徳, 藤井 多久磨, 中川 満, 浦野 誠, 塚本 徹哉
    日本臨床細胞学会雑誌 58(Suppl.1) 255-255 2019年5月  
  • Nakagawa M, Sakai Y, Kiriyama Y, Tahara T, Horiguchi N, Okabe A, Tahara S, Shibata T, Ohmiya N, Kuroda M, Sugioka A, Tsukamoto T
    Pathobiology : journal of immunopathology, molecular and cellular biology 86(2-3) 135-144 2019年  査読有り
  • 伊藤 里美, 山田 勢至, 竹内 沙弥花, 川島 佳晃, 下山 玲子, 藤原 真紀, 須藤 健助, 平澤 浩, 中川 満, 酒井 康弘, 浦野 誠, 塚本 徹哉, 黒田 誠, 安倍 雅人
    日本臨床細胞学会雑誌 57(Suppl.2) 735-735 2018年10月  
  • 島 寛太, 田原 沙佑美, 中川 満, 岡部 麻子, 山田 勢至, 塚本 徹哉, 浦野 誠, 黒田 誠
    日本小児血液・がん学会雑誌 55(1) 104-104 2018年6月  
  • Horiguchi N, Tahara T, Kawamura T, Okubo M, Ishizuka T, Nakano N, Nakagawa Y, Nagasaka M, Nakagawa M, Tsukamoto T, Shibata T, Ohmiya N
    Molecular and clinical oncology 8(5) 657-660 2018年5月  査読有り
  • 島 寛太, 浦野 誠, 中川 満, 田原 沙佑美, 岡部 麻子, 山田 勢至, 塚本 徹哉, 黒田 誠
    日本病理学会会誌 107(1) 373-373 2018年4月  
  • 中川 満, 島 寛太, 田原 沙佑美, 岡部 麻子, 山田 勢至, 浦野 誠, 塚本 徹哉, 黒田 誠
    日本病理学会会誌 107(1) 374-374 2018年4月  
  • 浦野 誠, 中川 満, 島 寛太, 田原 沙佑美, 岡部 麻子, 山田 勢至, 塚本 徹哉, 黒田 誠
    日本婦人科病理学会誌 8(2) 59-63 2017年12月  
  • 浦野 誠, 田原 彩佑美, 中川 満, 岡部 麻子, 山田 勢至, 塚本 徹哉, 黒田 誠
    日本唾液腺学会誌 58 36-36 2017年11月  
  • 塚本 徹哉, 岡部 麻子, 田原 沙佑美, 中川 満, 桐山 諭和, 黒田 誠
    臨床消化器内科 32(11) 1457-1462 2017年9月  
    Helicobacter pylori(H.pylori)除菌療法の拡がりとともに,その感染状況と慢性萎縮性胃炎および腸上皮化生の進展程度の把握が不可欠となってきている.未感染では胃腺管は整然と配列しているが,現感染では再生性に増生する腺窩上皮表層粘液内でH.pyloriが観察され,種々の程度の固有腺の萎縮と腸上皮化生が観察される.間質には好中球浸潤やリンパ濾胞の形成がみられる.既感染除菌後では,腺窩上皮の増生は収束し間質は炎症が引いて浮腫状となるが,腸上皮化生は長期間持続する.内視鏡所見との整合性を保ちつつ,患者の適切な治療やリスク評価が行えるよう,的確な病理診断が必要である.(著者抄録)
  • 中川 満, 塚本 徹哉
    日本癌学会総会記事 76回 P-3247 2017年9月  
  • Tetsuya Tsukamoto, Mitsuru Nakagawa, Yuka Kiriyama, Takeshi Toyoda, Xueyuan Cao
    INTERNATIONAL JOURNAL OF MOLECULAR SCIENCES 18(8) 2017年8月  査読有り
    Although its prevalence is declining, gastric cancer remains a significant public health issue. The bacterium Helicobacter pylori is known to colonize the human stomach and induce chronic atrophic gastritis, intestinal metaplasia, and gastric cancer. Results using a Mongolian gerbil model revealed that H. pylori infection increased the incidence of carcinogen-induced adenocarcinoma, whereas curative treatment of H. pylori significantly lowered cancer incidence. Furthermore, some epidemiological studies have shown that eradication of H. pylori reduces the development of metachronous cancer in humans. However, other reports have warned that human cases of atrophic metaplastic gastritis are already at risk for gastric cancer development, even after eradication of these bacteria. In this article, we discuss the effectiveness of H. pylori eradication and the morphological changes that occur in gastric dysplasia/cancer lesions. We further assess the control of gastric cancer using various chemopreventive agents.
  • 田原 沙佑美, 浦野 誠, 河合 遼子, 中川 満, 岡部 麻子, 桐山 諭和, 塚本 徹哉, 引地 理浩, 内海 俊明, 黒田 誠
    診断病理 34(3) 173-178 2017年7月  
    稀な乳腺腺様嚢胞癌の2例を報告する。(症例1)80代女性。検診にて左乳房の腫瘍を指摘され、乳房部分切除術を施行した。腫瘍は主に真腺腔と偽腺腔から成る篩状構造を呈して浸潤増殖しており、定型的な腺様嚢胞癌であった。(症例2)70代女性。右乳房腫瘤に対しての針生検で浸潤性乳管癌の診断のもとに、乳房全摘術を施行した。腫瘍は充実性で明瞭な腺腔構造に乏しかったが、核の形態や特徴的な配列から充実型腺様嚢胞癌と診断した。浸潤性乳管癌と腺様嚢胞癌は予後と治療方針が異なり、術前術後における両者の組織学的診断は重要である。(著者抄録)
  • 中川 満, 桐山 諭和, 田原 沙佑美, 河合 遼子, 岡部 麻子, 浦野 誠, 塚本 徹哉, 黒田 誠
    日本小児血液・がん学会雑誌 54(1) 81-81 2017年4月  
  • 河合 遼子, 浦野 誠, 田原 沙佑美, 中川 満, 岡部 麻子, 桐山 諭和, 塚本 徹哉, 黒田 誠
    日本病理学会会誌 106(1) 363-363 2017年3月  
  • 中川 満, 桐山 諭和, 岡部 麻子, 田原 沙佑美, 田原 智満, 堀口 徳之, 大宮 直木, 黒田 誠, 杉岡 篤, 塚本 徹哉
    日本病理学会会誌 106(1) 379-379 2017年3月  
  • 浦野 誠, 河合 遼子, 中川 満, 岡部 麻子, 桐山 諭和, 塚本 徹哉, 黒田 誠
    日本唾液腺学会誌 57 43-43 2016年11月  
  • 須藤 健助, 川島 佳晃, 藤原 真紀, 伊藤 里美, 平澤 浩, 田原 沙佑美, 中川 満, 岡部 麻子, 桐山 諭和, 塚本 徹哉, 浦野 誠, 黒田 誠
    日本臨床細胞学会雑誌 55(Suppl.2) 553-553 2016年10月  
  • 桐山 諭和, 田原 沙佑美, 河合 遼子, 中川 満, 岡部 麻子, 塚本 徹哉, 浦野 誠, 黒田 誠, 野島 孝之
    日本病理学会会誌 105(2) 85-85 2016年9月  
  • 中川 満, 塚本 徹哉, 桐山 諭和, 櫻井 映子, 岡部 麻子, 浦野 誠, 溝口 良順, 加藤 悠太郎, 杉岡 篤, 黒田 誠
    日本病理学会会誌 105(1) 413-414 2016年4月  
  • 桐山 諭和, 浦野 誠, 中川 満, 櫻井 映子, 岡部 麻子, 塚本 徹哉, 黒田 誠
    日本病理学会会誌 105(1) 511-511 2016年4月  
  • 中川 満, 黒田 誠, 浦野 誠, 櫻井 映子, 岡部 麻子, 桐山 諭和, 塚本 徹哉
    日本小児血液・がん学会雑誌 53(1) 67-67 2016年4月  
  • 櫻井映子, 浦野 誠, 中川 満, 岡部麻子, 桐山諭和, 塚本徹哉, 溝口良順, 黒田 誠
    診断病理 32 331-335 2015年  査読有り
  • 浦野 誠, 笠原正男, 田代和弘, 中川 満, 櫻井映子, 岡部麻子, 桐山諭和, 塚本徹哉, 黒田 誠
    日本婦人科病理学会誌 6 31-34 2015年  査読有り
  • 櫻井映子, 北川 諭, 浦野 誠, 中川 満, 岡部麻子, 熊澤文久, 桐山諭和, 塚本徹哉, 溝口良順, 黒田 誠
    診断病理 31 366-370 2014年  査読有り

MISC

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  • 水野 雄介, 川原 莉奈, 市川 亮子, 鳥居 裕, 野村 弘行, 藤井 多久磨, 島 寛太, 中川 満, 酒井 康弘, 浦野 誠
    日本臨床細胞学会雑誌 59(Suppl.2) 610-610 2020年11月  
  • 水野 真広, 佐藤 美信, 島 寛太, 中川 満, 黒田 誠, 赤松 北斗, 花井 恒一
    日本消化器外科学会雑誌 53(9) 740-748 2020年9月  査読有り
    症例は22歳の男性で,右下腹部痛を主訴に来院した.腹部造影CTで骨盤腔内に10cm大の腫瘤性病変と右水腎症を認め,右尿管と右外腸骨動静脈への浸潤が疑われた.Volume rendering画像で内腸骨動脈と回結腸動脈から腫瘍への多数の流入血管を認めた.CT下生検でデスモイド腫瘍と診断され腫瘍摘出術,回盲部,右尿管および右内外腸骨動静脈の合併切除,左右大腿動脈血管バイパス,尿路再建術,小腸結腸瘻造設を行うことで,剥離断端を確保し腫瘍を摘出した.病理組織学的検査所見では,腫瘍細胞は均一な紡錘形細胞が束状で流れるように増殖していた.免疫染色検査では,vimentin(+),S-100(-),desmin(少数弱陽性),caldesmon(-),CD34(-),β-catenin(+),ALK1(-),CD68(-),STAT6(-)で,後腹膜原発デスモイド腫瘍と診断した.術後8月で人工肛門を閉鎖し,術後10月経過した現在まで再発なく健存中である.非常にまれな後腹膜原発の巨大な単発デスモイド腫瘍に対して機能温存に配慮した多数臓器合併切除を行い根治しえたので報告する.(著者抄録)
  • 島寛太, 櫻井浩平, 酒井康弘, 山田勢至, 中川満, 神永有紗, 一安泰佑, 塚本徹哉, 松山篤二, 浦野誠
    診断病理 37(4) 2020年  
  • 成宮 由貴, 市川 亮子, 坂部 慶子, 奈倉 裕子, 大谷 清香, 鳥居 裕, 西澤 春紀, 藤井 多久磨, 中川 満, 岡部 麻子, 塚本 徹哉
    日本婦人科腫瘍学会雑誌 37(3) 514-514 2019年6月  
  • 高田 恭平, 市川 亮子, 大脇 晶子, 宮崎 純, 鳥居 裕, 宮村 浩徳, 藤井 多久磨, 中川 満, 浦野 誠, 塚本 徹哉
    日本臨床細胞学会雑誌 58(Suppl.1) 255-255 2019年5月  

講演・口頭発表等

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教育内容・方法の工夫(授業評価等を含む)

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  • 件名
    医学部臨床実習生へ病理解剖についての解説
    開始年月日
    2013
    概要
    病理解剖を通して肉眼・組織所見の取り方を指導。また、病理解剖が医学にどれほど有用で、病理医のみでなく、臨床医にとって医療のフィードバックと反省、成長の機会となることについて解説。
  • 件名
    医学部臨床実習生へ病理解剖についての解説
    開始年月日
    2013
    概要
    医師国家試験に必要な知識にも触れて解説をしている。