医学部
Profile Information
- Affiliation
- School of Medicine, Faculty of Medicine, Fujita Health University
- J-GLOBAL ID
- 201601011747744420
- researchmap Member ID
- 7000015584
Misc.
1-
トヨタ医報, 25 82-86, Oct, 201556歳女。当科受診の6ヵ月前に水腎症・ループス膀胱炎と診断され、プレドニゾロン7.5mg/日の内服投与を受けていたところ、頻回の嘔吐と下痢が出現し、当科に入院した。ループス膀胱炎の増悪と判断してプレドニゾロンを40mg/日に増量し、一旦退院したが、当科初診の4ヵ月後に浮腫の増悪を認め再入院となった。水腎症も持続していたため腎病変を確認する目的で腎生検を行い、V型Stage III膜性ループス腎炎と診断した。尿蛋白が少ないにもかかわらず低Alb血症が遷延したため、蛋白漏出性胃腸症を疑ってAlbシンチを施行し、同症と診断した。プレドニゾロンを40mg/日から開始し減量継続したところ、血清Alb値の改善とともに浮腫の改善が認められ、水腎症も改善した。