研究者業績
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論文
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胆膵の病態生理 33(1) 13-17 2017年6月膵頭十二指腸切除術(PD)を施行した62例(男性39例、女性23例、平均67.9歳)を対象とした。手術で得られた摘出標本の膵切離断端線維化の程度によりI群0〜10%、II群10〜30%、III群30〜50%、IV群50〜100%に分類した。膵瘻なし群45例、膵瘻あり群17例であった。膵癌は、膵瘻なし群29例、膵瘻あり群3例で、膵瘻あり群は、なし群に比し膵癌症例の比率が有意に低かった。平均Velocity of shear wave(Vs値)は、膵瘻なし群3.01、膵瘻あり群2.25で、膵瘻あり群は、なし群に比べ有意に低かった。Vs値は、I群2.12±0.56、II群2.38±0.83、III群3.15±1.22、IV群3.21±1.24で、I群とII群間、III群とIV群間に有意差は認めなかったが、I群とIII、IV群間、II群とIII、IV群間では有意にIII、IV群の方が高値であった。
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胆と膵 37(2) 139-142 2016年2月