研究者業績

石田 雅美

イシダ マサミ  (Masami Ishida)

基本情報

所属
藤田医科大学 医療科学部 看護学科 講師

J-GLOBAL ID
201901001981254220
researchmap会員ID
7000028657

論文

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  • 石田雅美
    育療 (72) 48-54 2023年3月  招待有り筆頭著者
  • 2019年3月  
    7名の小児がん経験者の語りを質的帰納的に分析を行った結果、小児がん経験者が小児医療から成人医療へ移行する過程における体験は【小児科主治医との特別なつながり】【受療行動の自立に影響する条件】【小児科から成人診療科への紹介】【成人診療科でのフォローアップ】【受診継続を促す要因】【受診継続の制約となる要因】【本人への晩期合併症説明の時期による影響】の7カテゴリーに集約された。その結果から、受療行動の自立と晩期合併症の理解を促すと共に、一人で苦悩を抱えさせることがないよう支援する必要性と、そのための体制整備の必要性が示唆された。

書籍等出版物

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  • 浅倉次男監修, 千速由美子, 西山満智子他 (担当:共著, 範囲:【子どもの理解 こころと行動へのトータルアプローチ】子どもの病気とこころ 慢性疾患を病んでいる児のこころ 治療意識の低下をどう向上させるか 看護師の立場から)
    へるす出版 2008年12月
    小児看護第27巻9号に投稿した論文「【子どもの理解 こころと行動へのトータルアプローチ】子どもの病気とこころ 慢性疾患を病んでいる児のこころ 治療意識の低下をどう向上させるか 看護師の立場から」を若干の加筆・修正を加えてほぼ同じ内容で執筆した。
  • 小児看護学会監修, 編集, 青山啓子, 赤城邦彦 (担当:共著, 範囲:体位変換)
    へるす出版 2007年4月
    体位変換について、体位変換の生理学的影響と褥瘡予防を目的とした体位変換の実施方法について解説した。また、患者・家族の生活環境としての観点も含め、安全・安楽に配慮した体位変換についても解説した。
  • 千速由美子, 西山満智子 (担当:共著)
    へるす出版 2004年8月
    子どもの病気とこころについて、慢性疾患を病んでいる児の療養意欲の低下をどう向上させるかについて、慢性疾患を抱える児のおかれる状況とストレスコーピングの種類について解説し、事例を用いて看護師の関わりの変化を検討し援助役割について述べた。療養意欲の低下を向上させるためには、看護師がベナー看護論で述べられている「癒しの関係の過程」を踏みながら、「まき込まれる」ことを通して援助役割を果たすことの重要性について記載した。

講演・口頭発表等

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  • グェンティフォンザン, 杉浦将人, 石田雅美, 田﨑あゆみ
    フジタEXPO2024医学会 2024年10月25日
  • 石田雅美, 畑中めぐみ, 前田尚子, 城後美和, 堀部敬三, 飯田浩充
    第46回日本造血・免疫細胞療法学会 2024年3月22日
  • 川村怜菜, 石田雅美, 杉浦将人, 田﨑あゆみ
    フジタEXPO2023医学会 2023年10月28日
  • 石田雅美, 畑中めぐみ, 前田尚子, 堀部敬三
    第21回日本小児がん看護学会学術集会 2023年10月1日
  • 石田雅美, 服部淳子, 柴邦代
    第66回日本小児保健協会学術集会 2019年6月22日 日本小児保健協会
    小児医療から成人医療へ移行する過程における小児がん経験者の体験を明らかにし、小児がん経験者の成人移行期支援看護について検討するため、小児がん経験者7名に半構造化面接を用いた質的記述的研究を行った。小児がん経験者が小児医療から成人医療へ移行する過程における体験として53サブカテゴリーが抽出され、最終的に、3サブカテゴリーから成る【小児科主治医との特別なつながり】、9サブカテゴリーから成る【受療行動の自立に影響する条件】、2サブカテゴリーから成る【小児科から成人診療科への紹介】、6サブカテゴリーから成る【成人診療科でのフォローアップ】、15サブカテゴリーから成る【成人診療科の受診継続を促す要因】、11サブカテゴリーから成る【受診継続の制約となる要因】、5サブカテゴリーから成る【本人への晩期合併症説明の時期による影響】の7カテゴリーに集約された。小児がん経験者の成人移行期支援として、受療行動の自立と成人診療科受診に至るまでの支援、成人診療科受診の継続に関する支援、晩期合併症の説明と理解の支援の3つにまとめることができ、その内容は、適切なタイミングでの成人診療科への移行、小児がん経験者が病気と向き合うための支援、発症する可能性のある晩期合併症についての理解を促す支援、晩期合併症説明後の支援の必要性が示唆された。
  • 中村和明, 山田美佐子, 江口浩恵, 石田雅美
    第49回日本看護学会-看護管理-学術集会 2018年8月
    小児専門病院1施設の患者データベースをロイ看護理論を基盤として家族システム理論、発達理論を加えて作成し、1年9か月使用した時点で、自施設のラダーレベルⅠ看護師のラダー評価と記録監査の結果から、アセスメント能力を向上させるツールとして有効であることを検証した。
  • 石田雅美, 前田尚子, 堀部敬三
    第15回日本小児がん看護学会学術集会 2017年11月 日本小児がん看護学会
    自施設の15歳以上の小児がん経験者99名の過去10年間の診療記録から、フォローアップ体制・受療行動の自立の状況を確認し、抽出した看護記録から該当する看護目標に沿って記事の内容を分類した。その結果、長期フォローアップ外来看護師は、主に受療行動の自立・社会生活への適応・合併症の発症・重症化の予防・家族関係の成長に対して支援しており、フォローアップの継続に有効であった。また、移行教育開始時期・合併症の受容・社会生活への適応・家族のニーズへの支援における課題が示された。
  • 石田雅美, 森阿紀子, 前田尚子, 堀部敬三
    第13回日本小児がん看護学会学術集会 2015年11月
    自己知覚と内服アドヒアランスとの関連を検討することを目的に、内服アドヒアランス低下を認めた4名の小児がん経験者の診療録からNANDA-Ⅰ「自己知覚」に関連する記録を抽出し、自己の認知の様相とその変化を分析した。その結果、4例ともに「自己同一性」や「自尊感情」「ボディイメージ」においてリスク状態にあったが、自己同一性に関連する問題は認めなかった。また、内服アドヒアランスの状態と自尊感情が相互に影響を与えおり、内服アドヒアランスの低下を長期化させている可能性が示唆された。
  • 石田雅美, 森阿紀子, 前田尚子, 堀部敬三
    第11回日本小児がん看護学会学術集会 2013年11月
    思春期小児がん経験者(以下経験者)の内服アドヒアランス低下について分析し、成人移行期支援看護への示唆を得ることを目的に、中学生から受療行動の自立支援を行った4名の小児がん経験者の診療録から関連する記録を抽出し内服アドヒアランスの低下の要因について検討した。その結果、アドヒアランス低下の要因として処方内容に関係する問題に関する2点と思春期特有の問題に関する2点が示唆された。
  • 石田雅美, 前田尚子, 堀部敬三
    第9回日本小児がん看護学会学術集会 2011年11月
    小児がん経験者が成人期も健康管理を継続していくために必要な援助を明らかにすることを目的に、自施設に受診している小児がん経験者32名とその家族21名にアンケート調査を実施した。その結果、経験者における過去に受けた治療と晩期合併症の理解は十分とは言えないことが明らかとなり、さらなる説明による理解、本人が主体的に受診を継続できるための受診の必要性の理解と自立支援の必要性、LTFU外来受診に対する経験者と家族のニーズに対応できる体制の整備の必要性が示唆された。
  • 石田雅美, 前田尚子, 菅沼信彦, 濱島崇, 栗山貴久子, 後藤雅彦, 菱田純代, 堀部敬三
    第7回日本小児がん看護学会学術集会 2009年11月
    自施設の小児科長期フォローアップ外来開設後約2年間のフォローアップの実態を紹介した。また、診療記録から患者・家族の生活上の悩みに関する記述を抽出した。その結果、低身長に関連するストレス、本人への説明に対する家族の不安、生活習慣の改善困難、頻回受診の困難、学校生活への適応困難、社会生活への適応困難を抱えていることが明らかになり、フォローアップ体制のハード・ソフト両面における問題点を検討し報告した。