竹山 宜典, 岡崎 和一, 新倉 則和, 池浦 司, 糸井 隆夫, 伊藤 鉄英, 乾 和郎, 井上 大, 入江 裕之, 入澤 篤志, 岩崎 栄典, 植木 敏晴, 上原 剛, 内田 一茂, 大原 弘隆, 神澤 輝実, 川 茂幸, 菅野 敦, 窪田 賢輔, 洪 繁, 児玉 裕三, 阪上 順一, 清水 京子, 全 陽, 多田 稔, 中沢 貴宏, 西野 隆義, 能登原 憲司, 浜野 英明, 平野 賢二, 廣岡 芳樹, 正宗 淳, 増田 充弘, 水野 伸匡, 吉田 仁, 井戸 章雄, 下瀬川 徹, 妹尾 浩, 滝川 一, 千葉 勉, 仲瀬 裕志, 伊佐山 浩通, 伊藤 哲也, 梅村 武司, 太田 正穂, 鎌田 研, 河邉 顕, 菅野 敦, 木村 理, 栗山 勝利, 小山 貴, 塩川 雅広, 田妻 進, 田中 篤, 玉木 長良, 露口 利夫, 内藤 格, 仲野 俊成, 濱田 晋, 藤永 康成, 村木 崇, 本谷 雅代, 渡邉 貴之, 渡邉 智裕, 日本膵臓学会, 厚生労働科学研究費補助金, 難治性疾患等政策研究事業, IgG, 関連疾患の診断基準並びに治療指針の確立を目指す研究, 班, 自己免疫性膵炎臨床診断基, 改訂合同委員会, 日本膵臓学会膵炎調査研究委員会
膵臓 33(6) 902-913 2018年12月
自己免疫性膵炎臨床診断基準2011では、限局性膵腫大例の診断にはendoscopic retrograde pancreatography(ERP)は必須である。ERPは昨今施行されることが少なくなり、限局性膵腫大例をmagnetic resonance cholangiopancreatography所見や超音波内視鏡下穿刺吸引法による癌の否定所見などにより、ERPなしでも診断できるプロセスを策定することが、厚生労働科学研究費補助金(難治性疾患等政策研究事業)「IgG4関連疾患の診断基準並びに治療指針の確立を目指す研究」班より提案された。同消化器疾患分科会で自己免疫性膵炎臨床診断基準2011改訂案を作成し、日本膵臓学会自己免疫性膵炎分科会との合同会議、公聴会にて審議し、決定された最終案に対してパブリックコメントを求めた後、合同会議最終版を自己免疫性膵炎臨床診断基準2018公表版とした。(著者抄録)