研究者業績
基本情報
研究キーワード
30経歴
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2013年
MISC
11-
日本消化器内視鏡学会雑誌 = Gastroenterological endoscopy 52(10) 2960-2966 2010年10月20日76歳男性.多発肝細胞癌にて経カテーテル的動脈化学塞栓術(TACE)を計3回施行した.その後発熱にて受診し,腹部CTにて脾周囲に低吸収域を認めた.ERCPにて総胆管結石および肝内胆管末梢から脾周囲への造影剤漏出を認めたためbilomaと確定診断し内視鏡的胆道ドレナージ(EBD)を施行した.Bilomaは縮小し,内視鏡的乳頭切開術と総胆管採石の際,ERCPにて胆汁漏出の消失を確認した.脾周囲bilomaの診断と治療にERCPとEBDが非常に有用であった.
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胆道 = Journal of Japan Biliary Association 23(4) 692-697 2009年10月31日要旨: 今回我々は,超音波内視鏡下穿刺吸引術(endoscopic ultrasound-guided fine-needle aspiration: EUS-FNA)が診断に有用であった結核性リンパ節炎による閉塞性黄疸の1例を経験したので報告する. 症例は32歳,男性.約1年前に肺結核にて治療歴があった.上腹部痛にて近医を受診したところ,閉塞性黄疸と診断され当院紹介となった.腹部造影CTにて,肝門部付近に辺縁が造影される低濃度の腫瘤を認め,それを原因とした閉塞性黄疸と考えられた.減黄·原因精査目的にてPTBDを施行したところ,上部胆管に左方からの圧排による平滑な狭窄を認め,腫大した肝門部リンパ節による圧排が疑われた.減黄後,腫大したリンパ節に対しEUS-FNA施行した.生検組織に乾酪壊死を伴う類上皮性肉芽腫を認め,結核菌PCR検査が陽性であったため,肝門部の結核性リンパ節炎と診断した.肝機能正常化後,抗結核薬投与を開始した.以後,リンパ節は徐々に縮小傾向を認めている.
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Japanese journal of medical ultrasonics = 超音波医学 35 2008年4月15日
教育内容・方法の工夫(授業評価等を含む)
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件名知識を伝えるだけでなく、何故そうなるかというメカニズムを伝える工夫をしている