研究者業績

八代 耕児

ヤシロ コウジ  (Koji Yashiro)

基本情報

所属
藤田医科大学 医学部 医学科 化学 准教授
学位
薬学博士(岐阜薬科大学)

J-GLOBAL ID
200901014647240703
researchmap会員ID
1000099261

学歴

 3

論文

 15

MISC

 20
  • 八代耕児, 太田好次, 小林隆, 芳野純治
    潰瘍 48 58-61 2021年  
  • 八代耕児, 小林隆, 芳野純治, 太田好次
    潰瘍 47 82-86 2020年7月20日  
  • 八代 耕児, 太田 好次, 小林 隆, 芳野 純治
    潰瘍 46 58-61 2019年6月  
    水浸拘束ストレス(WIRS)負荷30分前にL-システイン(L-Cys)を経口投与したL-Cys群ラットと、L-Cys経口投与と同時にヒドロキシルアミン(HA)を腹腔内投与投与したHA群ラットを対象として、WIRS 6時間負荷後の胃粘膜障害度、硫化水素(H2S)生成活性、H2S量などを測定した。胃粘膜障害はL-Cys群で有意に抑制されHA群では抑制されなかった。WIRS負荷後の胃粘膜のH2S量・生成活性はともにWIRS非負荷群(対照群)よりも有意に高く、胃粘膜Cys量は有意に少なかった。L-Cys群では胃粘膜H2SとCys量がさらに多く胃粘膜H2S生成活性がさらに高くなり、HA群では胃粘膜のH2S量とH2S生成活性は対照群より有意に低く、胃粘膜Cys量はL-Cys群より有意に多かった。前投与されたL-Cysは胃粘膜を含めた生体内で生成した内因性H2Sを介してWIRS惹起胃粘膜障害に対して予防効果を示すことが示唆された。
  • 八代 耕児, 小林 隆, 芳野 純治, 太田 好次
    潰瘍 45 58-61 2018年5月  
    50mg/kg体重のブラジル産グリーンプロポリスエタノール抽出物(BPEE)の7日間頻回前投与(BP-R)による水浸拘束ストレス(WIRS)惹起胃粘膜傷害の予防効果を、BPEEの単回前投与(BP-S)、ビタミンE(VE)の単回前投与(VE-S)と比較検討した。実験には6週齢のWistar系雄性ラットを用いた。WIRS負荷で惹起された胃粘膜傷害はBP-SでBPEE非投与WIRS負荷(W)群の73%に抑制され、BP-Rで48%にまで抑制された。このBP-Rの抑制効果はVE-Sと同程度であった。血清中の副腎皮質刺激ホルモン、コルチコステロン、グルコース濃度はWIRS負荷でそれぞれBPEE非投与WIRS非負荷群の3.0倍、2.1倍、1.7倍に上昇し、この上昇はBP-R、BP-S、VE-Sの影響を受けなかった。胃粘膜の非タンパク性SH、ビタミンCおよびビタミンE量はWIRS負荷でそれぞれ低下し、この低下はBP-Sで抑制され、BP-Rではさらに抑制されていた。
  • 八代 耕児, 小林 隆, 芳野 純治, 太田 好次
    潰瘍 44 65-67 2017年5月  
    肥満細胞脱顆粒剤であるCompound 48/80(C48/80)の投与によって生じる急性胃粘膜傷害における内因性一酸化窒素(NO)の役割を調べた。一夜絶食させた7週齢Wistar系雄性ラットにC48/80(0.75mg/kg)を腹腔内投与して胃粘膜傷害を惹起した。投与3時間後にラットを麻酔下で屠殺し、下大静脈から採血し、胃を摘出した。血清はセロトニン、ヒスタミン、NOx等の測定に用いた。その結果、C48/80投与群の血清NOx濃度は非投与群の1.5倍であり、C48/80投与群の胃粘膜中のNOx量は非投与群の1.9倍、過酸化脂質(LPO)量は非投与群の1.9倍、誘導型一酸化窒素合成酵素(iNOS)活性は非投与群の24倍およびミエロペルオキシダーゼ(MPO)活性は非投与群の2.8倍で、非投与群に比べて有意に高かった。一方、C48/80投与群の胃粘膜中の常在型NOS(cNOS)活性は非投与群の60%であり、非投与群よりも有意に低かった。以上から、C48/80惹起急性胃粘膜傷害において内因性NOは重要な役割を果たしていることが明らかになった。この胃粘膜傷害に対してcNOS由来のNOは防御的に作用し、iNOS由来のNOは増悪的に作用することが示唆された。

書籍等出版物

 5
  • 八代耕児 (担当:共著, 範囲:ストレス負荷ラット肺の抗酸化防御系に及ぼすビタミンE摂取状態の影響, 初期糖尿病WBN/Kobラット組織のビタミンEの動態と脂質過酸化, ラット胸腺のサイトカインレベルに及ぼすストレスとビタミンEの影響)
    ビタミンE研究会 2016年12月
  • 八代耕児 (担当:共著, 範囲:ストレス負荷ラット脳の抗酸化防御系に及ぼすビタミンE摂取状態の影響, ストレス負荷ODSラット脳のビタミンEとその関連化合物レベルの経時的変動)
    ビタミンE研究会 2014年12月
  • Guine R (担当:共著, 範囲:Vitamin C deficiency enhances disruption of adrenal non-enzymatic antioxidant defense systems in ODS rats with water-immersion restraint stres)
    2013年
  • 齋藤, 勝裕, 太田, 好次, 山倉, 文幸, 八代, 耕児, 馬場, 猛 (担当:分担執筆)
    裳華房 2012年11月 (ISBN: 9784785330910)
  • 八代耕児, 太田好次, 今井洋一郎, 日高麻由美, 福澤健治 (担当:共著, 範囲:ストレス負荷ラット腎臓の酸化障害に及ぼすビタミンE摂取状態の影響)
    ビタミンE研究会 2012年

講演・口頭発表等

 59

担当経験のある科目(授業)

 15
  • 2021年 - 現在
    生命科学実習  (藤田医科大学医学部)
  • 2020年 - 現在
    アセンブリⅡ  (藤田医科大学)
  • 2013年 - 現在
    卒業論文研究  (藤田医科大学医療科学部臨床検査学科)
  • 2011年 - 現在
    読書ゼミナール  (藤田医科大学医学部)
  • 2011年 - 現在
    化学  (藤田医科大学医学部, 藤田保健衛生大学医療科学部臨床工学科・医療経営情報学科)

共同研究・競争的資金等の研究課題

 9

その他

 1
  • 薬剤師, 臨床検査技師, 第2種放射線取扱主任者

教育内容・方法の工夫(授業評価等を含む)

 3
  • 件名
    教科書の図表を多用した講義
    開始年月日
    2014/04
    概要
    自ら考えながら講義を受ける姿勢を養うために、教科書の図表を投影して解説していく授業形態をとり、板書やレジュメに頼った断片的な知識の羅列に陥らないようにしている。
  • 件名
    医学準備教育としての「化学」
    開始年月日
    2011/04
    概要
    M1「化学」において、生体内の有機化合物や無機質に関する内容を充実させ、医学に関する話題やこれから学ぶ生化学、生理学、薬理学などに関連する事柄をできるだけ取り入れるようにしている。
  • 件名
    「化学」の2クラス制講義の実施
    開始年月日
    2011/04
    概要
    M1「化学」において、講義中の学生の理解度を把握しやすいように、1学年を2クラスに分けて講義を実施し、教育効果の向上を図っている。

作成した教科書、教材、参考書

 3
  • 件名
    メディカル化学 ―医歯薬系のための基礎化学―
    開始年月日
    2012/12
    概要
    齋藤勝裕, 太田好次, 山倉文幸, 八代耕児, 馬場猛. メディカル化学 −医歯薬系のための基礎化学−. 東京: 裳華房; 2012. p.102-25, 156-71 を分担執筆
  • 件名
    医学部化学実験
    開始年月日
    2013/10
  • 件名
    医学部化学資料
    開始年月日
    2013/04

その他教育活動上特記すべき事項

 18
  • 件名
    第78回藤田医科大学医学部医学教育ワークショップ
    開始年月日
    2021/09/03
    終了年月日
    2021/09/03
    概要
    「ティーチング・ポートフォリオ・チャート(TPC)の作成」に参加した。
  • 件名
    第77回藤田医科大学医学部医学教育ワークショップ
    開始年月日
    2021/07/03
    終了年月日
    2021/07/03
    概要
    「学生指導における問題点とその解決に向けて」に参加した。
  • 件名
    アセンブリ教育センターアセンブリⅡ運営委員会委員
    開始年月日
    2020/04/01
  • 件名
    医学部M1-2教育運営委員会委員
    開始年月日
    2015/06
    概要
  • 件名
    第70回藤田保健衛生大学医学部医学教育ワークショップ
    開始年月日
    2018/10/06
    終了年月日
    2018/10/06
    概要
    「学生指導のスキルを向上させるために」に参加した。
  • 件名
    第69回藤田保健衛生大学医学部医学教育ワークショップ
    開始年月日
    2018/05/20
    終了年月日
    2018/05/20
    概要
    「本学医学部卒業コンピテンス・コンピテンシーの検証」に参加した。
  • 件名
    第66回藤田保健衛生大学医学部医学教育ワークショップ
    開始年月日
    2017/10/14
    終了年月日
    2017/10/04
    概要
    「M1,M2カリキュラムの改訂」に参加した。
  • 件名
    第62回藤田保健衛生大学医学部医学教育ワークショップ
    開始年月日
    2017/02/15
    終了年月日
    2017/02/15
    概要
    「カリキュラムマップ作成」に参加した。
  • 件名
    第3回藤田保健衛生大学医学部医学情報教育ワークショップ
    開始年月日
    2016/09/16
    終了年月日
    2016/09/16
    概要
    「これであなたも教え上手!入門インストラクショナルデザイン」に参加した。
  • 件名
    第2回藤田保健衛生大学医学部医学情報教育ワークショップ
    開始年月日
    2015/08/01
    終了年月日
    2015/08/01
    概要
    医学・医療教育におけるインストラクショナルデザインと学習者評価
  • 件名
    第1回藤田保健衛生大学医学部医学情報教育ワークショップ
    開始年月日
    2014/07/08
    終了年月日
    2014/07/08
    概要
    「eラーニングシステムを体験する―Moodleの基礎―」に参加した。
  • 件名
    医学部基礎教養カリキュラム小委員会委員
    開始年月日
    2014/03
    終了年月日
    2016/03
  • 件名
    第50回藤田保健衛生大学医学部医学教育ワークショップ
    開始年月日
    2014/02/22
    終了年月日
    2014/02/22
    概要
    「学生支援のスキルを向上させるために」に参加した。
  • 件名
    第45回藤田保健衛生大学医学部医学教育ワークショップ
    開始年月日
    2012/12/01
    終了年月日
    2012/12/01
    概要
    「入学生の学力低下は本当なのか?」に参加した。
  • 件名
    医学部教養・基礎医学系実習運営委員会委員
    開始年月日
    2012/04
    終了年月日
    2014/03
  • 件名
    医学部M1-2教育運営委員会委員
    開始年月日
    2012/04
    終了年月日
    2014/03
    概要
  • 件名
    第4回藤田保健衛生大学医学・医療教育ワークショップ
    開始年月日
    2011/08/24
    終了年月日
    2011/08/24
    概要
    「チーム基盤型学習(TBL)の体験を通して、職種間連携教育(IPE)を考える」に参加した。
  • 件名
    第37回藤田保健衛生大学医学部医学教育ワークショップ
    開始年月日
    2011/04/10
    終了年月日
    2011/04/10
    概要
    「基礎教育の充実 ―ポートフォリオの導入―」に参加した。