研究者業績
基本情報
- 所属
- 藤田医科大学 保健衛生学部社会実装看護創成研究センター 教授 (センター長)
- 学位
- 博士(保健学)(金沢大学)
- J-GLOBAL ID
- 200901084794521937
- researchmap会員ID
- 1000120786
研究キーワード
1研究分野
1学歴
2-
2005年9月
-
- 1985年3月
受賞
4-
2010年3月
-
2009年9月
-
2009年6月
論文
493-
Fujita medical journal 10(4) 98-105 2024年11月OBJECTIVES: We aimed to determine (1) the prevalence of constipation among inpatients, (2) the prevalence and symptoms of difficult defecation among constipated inpatients, and (3) the factors associated with constipation. METHODS: We performed a retrospective cohort study over a single day at one university hospital. We analyzed the nursing records for inpatients who had been hospitalized for at least 3 days. The survey items included the symptoms associated with defecation difficulty and nutritional intake. The symptoms of difficult defecation were defined as (1) fewer than three spontaneous bowel movements per week; (2) lumpy or hard stools (Bristol stool form scale types 1-2); (3) straining during defecation; and (4) the sensation of incomplete evacuation during defecation, based on the Roma-IV diagnostic criteria. Constipation was defined as the presence of two or more symptoms of defecation difficulty. Univariate and multivariate analyses were performed to determine the constipation status of the patients. RESULTS: The prevalence of constipation in the university hospital was 12.2%, and the department with the highest prevalence of difficulty with defecation was the Psychiatry Department (64.1%). Of the patients with constipation, 36.8% exhibited symptoms of defecation difficulty other than low frequency of defecation. The factor that was significantly associated with constipation after admission was pre-admission constipation (odds ratio=8.92, p<0.01). CONCLUSIONS: Subjective assessment has limitations for the accurate determination of constipation status. In addition, patients with a history of constipation before admission require early interventions to aid defecation following their admission.
-
Journal of International Nursing Research 3(1) e2023-0010 2024年2月23日
-
Diabetology International 2023年10月25日
-
International wound journal 20(8) 3289-3297 2023年10月We aimed to investigate the association between the presence of cutaneous urease-producing bacteria and the development of incontinence-associated dermatitis (IAD) using an original urea agar medium as a step toward developing advanced preventive measures. In previous clinical assessments, we developed an original urea agar medium to detect urease-producing bacteria via the medium's colour changes. In a cross-sectional study, specimens were collected via the swabbing technique at genital skin sites in 52 stroke patients hospitalised in a university hospital. The primary objective was to compare the presence of urease-producing bacteria between the IAD and no-IAD groups. Determining the bacterial count was the secondary objective. The prevalence of IAD was 48%. A significantly higher detection rate of urease-producing bacteria was observed in the IAD group than in the no-IAD group (P = .002) despite the total number of bacteria being equivalent between them. In conclusion, we discovered that there was a significant association between the presence of urease-producing bacteria and IAD development in hospitalised stroke patients.
-
日本創傷・オストミー・失禁管理学会誌 27(3) 515-524 2023年10月
MISC
233-
日本創傷・オストミー・失禁管理学会誌(Web) 15(4) 278-281 (WEB ONLY)-281 2012年1月24日皮膚浸軟は、失禁関連皮膚炎(IAD)の主要因、あるいは褥瘡のリスクファクターとして広く認識されているものの、浸軟により皮膚の中で何が起きているのか、これまでの知見はきわめて限られている。そこで、私達は浸軟皮膚の構造的、機能的解析を行い、問題の本質の一端を明らかにしてきた。一般的に皮膚浸軟は皮膚表面の角層が白く膨張する現象として捉えられている。実際に角層では角質細胞の軟化や細胞間脂質構造の破綻などが起きているが、加えて表皮深層における細胞間連絡の減少によって皮膚の外力耐性が低下していることが示された。さらに、構造変化に伴ってバリア機能が低下し、高分子までも真皮深層にまで到達し炎症を引き起こしていることが示唆された。こうした現象が、IADや褥瘡に繋がる皮膚浸軟の本質的現象であり、新たに以下のような皮膚浸軟の定義を提案したい。「皮膚浸軟とは、過剰な水分に暴露された皮膚において、角質細胞間脂質や角化細胞間接着などの構造的変化により、皮膚バリア機能および外力耐性が低下した状態である。」(著者抄録)
-
バイオエンジニアリング講演会講演論文集 2012(24) "8D43-1"-"8D43-2" 2012年1月6日
-
バイオエンジニアリング講演会講演論文集 2012(24) "8A12-1"-"8A12-2" 2012年1月6日
-
WOUND REPAIR AND REGENERATION 20(1) A5-A5 2012年1月
-
日本創傷・オストミー・失禁管理学会誌 15(4) 278-281 2012年1月皮膚浸軟は、失禁関連皮膚炎(IAD)の主要因、あるいは褥瘡のリスクファクターとして広く認識されているものの、浸軟により皮膚の中で何が起きているのか、これまでの知見はきわめて限られている。そこで、私達は浸軟皮膚の構造的、機能的解析を行い、問題の本質の一端を明らかにしてきた。一般的に皮膚浸軟は皮膚表面の角層が白く膨張する現象として捉えられている。実際に角層では角質細胞の軟化や細胞間脂質構造の破綻などが起きているが、加えて表皮深層における細胞間連絡の減少によって皮膚の外力耐性が低下していることが示された。さらに、構造変化に伴ってバリア機能が低下し、高分子までも真皮深層にまで到達し炎症を引き起こしていることが示唆された。こうした現象が、IADや褥瘡に繋がる皮膚浸軟の本質的現象であり、新たに以下のような皮膚浸軟の定義を提案したい。「皮膚浸軟とは、過剰な水分に暴露された皮膚において、角質細胞間脂質や角化細胞間接着などの構造的変化により、皮膚バリア機能および外力耐性が低下した状態である。」(著者抄録)
-
金沢大学つるま保健学会誌 35(1) 67-70 2011年7月一中規模企業労働者のメンタルヘルスに関する実態調査を行った。社員125例中、回答数75例であった。そのうち、抑うつ傾向群は21例(28.0%)であった。各群間で有意差がみられた下位因子は、年代、勤務年数、職位、HRM、主観的健康状態、SOC-13、心理的well-beingであった。各群間で有意差がみられた下位因子のうち、年代と勤務年数、年代と職位、SOC-13と心理的well-beingにおいて有意な相関がみられた。これらの下位因子をロジスティック方程式に投入するため、年代を除外し、勤務年数、職位を採用した。また、SOC-13と心理的well-being間で有意な相関がみられたため、今後個人に対する介入の余地があるSOC-13を採用した。ロジスティック回帰分析の結果、抑うつ傾向の有無と有意な関連がみられたのは、SOC-13であった。
-
金沢大学つるま保健学会誌 35(1) 71-75 2011年7月地域に在住する者を対象に皮膚生理機能と形態、および皮膚に直接影響を与えると推測される日常生活行動のスキンケアの実態について調査した。年代が高くなるにつれて、入浴頻度は少なく、風呂の温度は低かった。洗浄時に使用する道具は、60歳代ではナイロンタオルを使用する割合が80.0%で、70歳代では20.0%、80歳以上では50.0%と60歳代と比較し低かった。使用している洗浄剤の種類は各年代の60.0〜100%が固形石けんを使用していた。皮膚の形態に関しては、皮溝平均太さ、皮溝太さ分散、皮溝間隔はいずれも年齢との間に有意な相関がみられた。皮溝平均太さ、皮溝太さ分散と風呂の温度の間に有意な相関がみられた。洗浄時に使用する道具別に皮膚の特性を比較し、角質水分量にのみ有意差がみられた。皮膚の生理機能と形態との関係は、角質水分量と皮溝太さ分散との間、TEWLと皮溝間隔との間に弱い負の相関を認めた。
-
看護研究 43(6) 447-452 2010年10月2003年に療養型病院入院中の寝たきり高齢者の下肢褥瘡発生要因について、259名を対象に前向きコホート調査を行った。1)対象者は男性67名・女性192名、平均年齢83.6±7.8歳で、寝たきり期間は3.0±37.0ヵ月であった。2)1年間の追跡中に下肢褥瘡発生者は33名、打ち切りは65名(死亡46名・転院19名)、観察期間終了161名であった。3)褥瘡発生リスクを示すブレーデンスケールは10.8±2.2点、主疾患は脳血管障害が235名、閉塞性動脈疾患5名であった。4)下肢褥瘡は33名(男性15名・女性18名)に37個発生し、発生密度は16.8人であり、発生部位と深達度は足趾10個、踵8個の順で、最終深達度はStage IIが17個、Stage III・IVが20個(54.0%)と重症褥瘡が過半数を占めていた。5)下肢褥瘡の有無による単変量解析のデモグラフィックデータでは男性・寝たきり期間、身体機能データでは下肢関節拘縮あり・足趾関節拘縮変形あり、下肢血行動態ではAnkle Brachial Index(ABI)、血液データでは貧血状態と電解質が抽出された。6)多変量解析による下肢褥瘡発生要因の寄与度では、ABI・下肢関節拘縮・足趾関節拘縮変形・赤血球・ヘモグロビンおよび電解質のNa・Clイオンに相関がみられた。
-
計算力学講演会講演論文集 2010(23) 268-269 2010年9月23日
-
看護研究 43(6) 435-446 2010年9月
-
FUNCTIONAL EVALUATION OF NEWLY DEVELOPED DYNAMIC WHEELCHAIR CUSHION WITH AUTOMATIC REGULATORY SYSTEMJOURNAL OF WOUND OSTOMY AND CONTINENCE NURSING 37(3) S114-S114 2010年5月
-
日本褥瘡学会誌 12(2) 148-154 2010年第3期日本褥瘡学会学術教育委員会では、褥瘡発生後におけるアセスメント指標の一つとして、血清アルブミン(Alb)値と褥瘡治癒の関係、およびそのカットオフ値について検討を行ってきた。包含基準を満たし、治癒まで追跡できた1417症例を対象に解析した結果、血清Alb値は、急性期・術後患者では褥瘡重症度等の共変量とは独立した褥瘡治癒の予後予測因子であった。実際に治癒が予測できる期間は1ヵ月未満であり、血清Alb値2.5/2.6g/dlをカットオフとすることで、治癒に対する陽性反応的中率は70.4%、陰性反応的中率は42.8%という精度で予後予測が可能と考えられた。一方、慢性・緩和期の患者では血清Alb値は予後予測因子とならないことが明確になった。尚、臨床での注意事項として、1)急性期における未治療褥瘡の予測精度の低さ、2)1ヵ月以降の褥瘡予後に血清Alb反映されないこと、3)患者の病期によって予測妥当性が異なることが示唆された。
書籍等出版物
5講演・口頭発表等
53共同研究・競争的資金等の研究課題
70-
日本学術振興会 科学研究費助成事業 2024年4月 - 2028年3月
-
日本学術振興会 科学研究費助成事業 2024年4月 - 2028年3月
-
日本学術振興会 科学研究費助成事業 2023年4月 - 2027年3月
-
日本学術振興会 科学研究費助成事業 2023年4月 - 2026年3月
-
日本学術振興会 科学研究費助成事業 2022年4月 - 2026年3月