研究者業績
基本情報
研究キーワード
2研究分野
1学歴
4-
- 1983年
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- 1983年
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- 1979年
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- 1979年
委員歴
1MISC
71-
藤田学園医学会誌 19(1) 123-128 1995年
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日本臨床細胞学会雑誌 34(4) 716-721 1995年脊索腫は主に高齢者に発生し, その多くは脳底部斜台, 仙骨部に好発する. われわれは, 斜台と頸椎に発生した脊索腫の2例を経験したので細胞所見, 組織所見を中心に報告する.<BR>2例とも背景所見は粘液様を呈した. 斜台に発生した症例は小型多稜形の細胞が主体で, 頸椎に発生した症例では, 上皮様の結合性を有する大型の細胞で, 胞体内に大小の空胞を有し, 巨細胞や高頻度に核内細胞質封入体を認め, 両者は異なる細胞像を呈した. 組織学的には小型の星芒細胞, 大型の担空胞細胞, 両者の移行型細胞により構成されるが, 組織型, 変性の程度により脊索腫の細胞像は著しく異なることに留意すべきと思われた.<BR>脊索腫と鑑別が問題とされる軟骨肉腫との比較では, 背景所見はきわめて類似していたが, 脊索腫は上皮様の結合性を有する点が鑑別上重要と思われた.
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藤田学園医学会誌 19(2) 229-234 1995年
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Mie Medical Journal 4511,39-45 1995年
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Japanese Journal of Chest Diseases 54(5) 423-427 1995年
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日本臨床外科医学会雑誌 56(10) 2058-2061 1995年45歳女性,乳房腫瘤を自覚し当院を受診,左乳房A領域に無痛性孤立性の腫瘤を触れ,超音波検査では辺縁ほぼ整,内部はほぼisoechoic massを,乳腺撮影でも淡く球状,辺縁もsmoothなtumorを認めた.病理組織上,摘出標本は1.5×1.2cm大で,割面は乳白色調で硬く,弱拡大像で,被膜形成を認めない比較的境界不鮮明な限局性の腫瘍が既存の腺管をやや周辺に圧排し,強拡大像では腺管周囲及び間質に平滑筋束あるいは神経束様の構造がみられたが,腺管自体には二相性が明らかで,腺管及び周囲の細胞とも細胞学的な核異型や核分裂像は認められなかった. muscle-actin, α-smooth muscle actin染色では腺管周囲の腫瘍細胞の細胞質に強陽性であった.以上より平滑筋上皮細胞の増殖を主体とした限局性腫瘍でありmuscular hamartomaと診断した.
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Journal of Japanese Research Society of Gastroenterological Carcinogenesis 7 207-210 1995年
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J.Jpn.Soc.Clin.Cytol. 34(6) 1113-1118 1995年
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日本臨床細胞学会雑誌 34(4) 716-721 1995年脊索腫は主に高齢者に発生し, その多くは脳底部斜台, 仙骨部に好発する. われわれは, 斜台と頸椎に発生した脊索腫の2例を経験したので細胞所見, 組織所見を中心に報告する.<BR>2例とも背景所見は粘液様を呈した. 斜台に発生した症例は小型多稜形の細胞が主体で, 頸椎に発生した症例では, 上皮様の結合性を有する大型の細胞で, 胞体内に大小の空胞を有し, 巨細胞や高頻度に核内細胞質封入体を認め, 両者は異なる細胞像を呈した. 組織学的には小型の星芒細胞, 大型の担空胞細胞, 両者の移行型細胞により構成されるが, 組織型, 変性の程度により脊索腫の細胞像は著しく異なることに留意すべきと思われた.<BR>脊索腫と鑑別が問題とされる軟骨肉腫との比較では, 背景所見はきわめて類似していたが, 脊索腫は上皮様の結合性を有する点が鑑別上重要と思われた.
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消化器癌の発生と進展 6 419-422 1994年
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Journal of Japanese Research Society of Gastroerferological Carcinogenesis 6 419-422 1994年