加藤政雄, 倉橋さおり, 堀秀生, 榊原未和, 宮本晃子, 三浦信彦, 大橋篤, 村上和隆, 川島司郎
腎と透析 45(別冊 ハイパフォーマンスメンブレン'98) 153-157 1998年7月
1)IL-6は,EVAL膜,PMMA膜及びPS膜で透析前後に比し透析終了2時間後で有意に増加していた. 2)SAAは,合成膜で透析後軽度に低下し,透析終了2時間後に増加する傾向があった. 3)SAAとβ2-MGの変動は,CU膜とEVAL膜ではほぼ同じ動きを示したが,PMMA膜とPS膜では透析後のSAAの低下は,β2-MGに比し軽度であった. 4)SAAとHDL-Cholの変動を比較したが,いずれの透析膜でも,HDL-Cholは透析後に増加し,SAAの動きとは一致しなかった