西間 三馨, 森川 昭廣, 近藤 直実, 三河 春樹, 渡辺 徹, 吉原 重美, 阿部 利夫, 山田 祐美, 小野 三佳, 徳山 研一, 望月 博之, 荒川 浩一, 西牟田 敏之, 関根 邦夫, 渡邊 博子, 青柳 正彦, 星岡 明, 椿 俊和, 舘野 昭彦, 澤井 清, 松山 剛, 向山 徳子, 山口 公一, 衞藤 義勝, 勝沼 俊雄, 池部 敏市, 菅井 和子, 栗原 和幸, 高増 哲也, 新田 啓三, 相川 博之, 山崎 扶佐江, 海老澤 元宏, 田知本 寛, 松野 正知, 伊東 道夫, 村上 巧啓, 高橋 弘昭, 柳瀬 卓也, 中村 利美, 池田 久剛, 杉山 剛, 吉田 隆實, 宇理須 厚雄, 松山 温子, 山田 政功, 鈴木 聖子, 柘植 郁哉, 近藤 康人, 縣 裕篤, 加藤 伸子, 竹内 三奈, 藤村 直樹, 久野 正, 清澤 伸幸, 長村 敏生, 松尾 敏, 大野 邦彦, 伊藤 陽里, 羽場 哲法, 土居 悟, 高松 勇, 亀田 誠, 西川 嘉英, 吉田 之範, 田中 勲, 岡本 ふさ子, 町頭 成郎, 猿渡 由美子, 渡辺 仁夫, 古庄 巻史, 小田嶋 博, 西尾 健, 又野 浩美, 濱崎 雄平, 市丸 智浩, 山本 修一, 在津 正文
アレルギー・免疫 12(1) 80-94 2004年12月
市販のプロピオン酸ベクロメタゾン吸入剤(CFC-BDP)200μg/日,又は400μg/日の吸入投与を受けている小児気管支喘息患者を対象として,HFA-134aを噴射剤としたBDP製剤であるキュバールTMの1日量100又は200μgの6週間投与における有効性及び安全性を検討した.主要評価項目である起床時ピークフロー値において,本剤の1日量100及び200μgはCFC-BDPの1日量200及び400μgと同等の有効性を示した.副作用発現頻度は11.2%であり,治験薬との関連性が否定されなかった臨床検査値異常変動発現頻度は4.7%であった.これらの成績から,本剤の1日量100又は200μgは,既存のCFC-BDPの1日量200及び400μgと同程度の有効性を示し,安全性に特に問題はなく,小児気管支喘息患者に有用な薬剤であることが確認された(著者抄録)