研究者業績

近藤 康人

kondo yasuto

基本情報

所属
藤田医科大学 医学部 医学科 小児科 教授
総合アレルギーセンター 副センター長
学位
博士(医学)(藤田保健衛生大学)

J-GLOBAL ID
200901050027932873
researchmap会員ID
1000360715

論文

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MISC

 559
  • 各務 美智子, 川口 博史, 徳田 玲子, 近藤 康人, 柘植 郁哉, 宇理須 厚雄
    日本小児アレルギー学会誌 15(4) 470-470 2001年9月  
  • 宇理須 厚雄, 川口 博史, 各務 美智子, 徳田 玲子, 近藤 康人, 山田 一惠, 森田 豊, 柘植 郁哉
    日本小児アレルギー学会誌 15(4) 418-418 2001年9月  
  • 徳田 玲子, 川口 博史, 各務 美智子, 寺西 映子, 近藤 康人, 柘植 郁哉, 山田 一恵, 木村 守, 宇理須 厚雄
    日本小児アレルギー学会誌 15(4) 464-464 2001年9月  
  • 近藤 康人, 徳田 玲子, 宇理須 厚雄
    アレルギー・免疫 8(8) 866-872 2001年7月  
    トマトによる口腔アレルギー症候群(OAS)の主な症状は口腔内違和感や痺れ感であり,重篤な全身症状を呈する者はない.又,抗原が加熱処理により失活するためトマトの加工品は無症状で食べれることができ,見逃されている例もある.トマト果実はスギ花粉と共通抗原性をもつことが証明され,両者に対する特異的IgE抗体価が高い程,また年齢が高い程,トマトOAS発症の比率が高い
  • 川口 博史, 近藤 康人, 藤田 浩史, 浅野 喜造, 山本 絋子, 古閑 寛, 安藤 仁志
    運動障害 11(1) 25-30 2001年7月  
    8歳11ヵ月女児.家族歴に特記事項はなく,出生時体重は2040gで処女歩行(1歳2ヵ月)までの発達に異常はなかった.1歳4ヵ月頃から舞踏運動,2歳より失調歩行,2歳8ヵ月よりバリスムが出現し,精神運動発達遅延が進行した.6歳4ヵ月より思春期早発症,7歳より嚥下・呼吸障害が進行し,7歳6ヵ月で気管切開し,この頃より低体温も出現した.最近は不随意運動は減少し,わずかに四肢末梢に舞踏運動を残す.一般検査に異常なく,頭部MRI上も病変を特定できなかった.主責任病巣は線条体〜視床下部が推定され,原因不明な先天代謝異常症と推察した
  • 近藤 康人, 徳田 玲子, 各務 美智子, 川口 博史, 宇理須 厚雄
    日本小児アレルギー学会誌 15(1) 39-46 2001年4月  
    14歳女子.アトピー性皮膚炎(乳児期発症),小児喘息(11歳時発症),スギ花粉症(12歳時発症)の既往があり,12歳頃からトマトを食べると口腔内がピリピリした痺れ感を訴えるようになった.病歴からトマトによる口腔アレルギー症候群(OAS)と考え,発症機序へのIgE抗体の関与を調べる為,immunoblotting法を用いてトマトのアレルゲン性を検討した.その結果,トマト果実の主要抗原は,PG,β-fructofuranosidase,SOD,PEであることが判明し,この内SODを除く3種の蛋白質はトマトが成熟するにつれてその濃度が増した.RAST-inhibitionの結果からトマト果実とスギ花粉の間に共通抗原性が証明されたが,その抑制パターンはトマトとスギの抗原決定基の共通する部分と特異的な部分があり,共通する部分がトマトのOASに関与するものと考えられた.OASの発症因子としてトマト特異的IgE値だけでなくスギ花粉に対する特異的IgE値,年齢差等の因子が関与していることが推測された
  • 山田 一惠, 森田 豊, 宇理須 厚雄, 徳田 玲子, 近藤 康人, 和田 映子, 鳥居 新平
    日本小児アレルギー学会誌 15(1) 106-111 2001年4月  
    筆者らが先に報告した加熱脱ovomucoid卵白はアレルゲン性低減化されているが,起泡性がなく,溶解し難く,味が悪いため実用的でなく,卵白の代用品として日常の食生活に用いることは困難であった.そこで臨床応用に足る程度に低アレルゲン化され,しかも家庭でも作成できる加熱脱ovomucoid卵白の簡便な作成方法を試みた.今回作成した加熱脱ovomucoid卵白のovomucoidは14%SDS-PAGEのbandの比較から,加熱卵白よりも減少していた.この加熱脱ovomucoid卵白を米飯に混ぜて作っただんごを用い,二重盲検法による経口負荷試験によってアレルゲン性を検討した結果,加熱卵白での過敏反応陽性患者全例に症状の出現は認められなかった.栄養価の検討でも蛋白質が90%以上残存していたことから,鶏卵アレルギー児の食生活に応用できるものと考えられた
  • 川口 博史, 近藤 康人, 各務 美智子, 三宅 史, 徳田 玲子, 宇理須 厚雄, 浅野 喜造, 小島 勢二
    日本小児科学会雑誌 105(3) 407-407 2001年3月  
  • 山田 一惠, 宇理須 厚雄, 各務 美智子, 森田 豊, 和田 映子, 近藤 康人, 柳原 行義, 鳥居 新平
    アレルギー 50(2-3) 265-265 2001年3月  
  • 各務 美智子, 川口 博史, 徳田 玲子, 近藤 康人, 安田 俊隆, 宇理須 厚雄
    アレルギー 50(2-3) 309-309 2001年3月  
  • 各務 美智子, 川口 博史, 近藤 康人, 浅野 喜造, 徳田 玲子, 鈴木 研史, 須賀 定雄, 宇理須 厚雄
    日本小児科学会雑誌 105(2) 184-184 2001年2月  
  • 徳田 玲子, 各務 美智子, 和田 映子, 近藤 康人, 宇理須 厚雄, 浅野 喜造, 安藤 仁志, 森田 豊
    日本小児科学会雑誌 105(2) 158-159 2001年2月  
  • 徳田 玲子, 宇理須 厚雄, 川口 博史, 各務 美智子, 近藤 康人, 浅野 喜造
    日本小児科学会雑誌 105(2) 179-179 2001年2月  
  • 徳田 玲子, 近藤 康人, 川口 博史, 各務 美智子, 宇理須 厚雄, 浅野 喜造
    小児科臨床 54(1) 25-30 2001年1月  
    トマト果実にようる口腔アレルギー症候群(OAS)とスギ花粉症との関係を解明する為にトマト果実,スギ花粉,ヤケヒョウダニのいずれかに対するIgE抗体がclass 2以上である103症例を対象とし,それぞれに対する特異的IgE抗体価を比較した.トマト果実とスギ花粉に対する特異的IgE抗体価の間には正の有意な相関関係が存在したが,トマト果実とヤケヒョウダニとの間には有意な相関関係はみられなかった.又,OASの有無を確認できた49症例で年齢やトマト果実ならびにスギ花粉特異的IgE抗体価を比較したところ,OAS群は非OAS群と比べるといずれの因子も有意に高値であった.又,トマトOASの3症例でトマト果実抗原とスギ花粉抗原でRAST inhibition testを行ったところお互い濃度依存性に抑制が係り,両者の間に共通アレルゲン性が存在することが判明した
  • 徳田 玲子, 近藤 康人, 川口 博史, 各務 美智子, 宇理須 厚雄
    日本小児アレルギー学会誌 14(4) 491-497 2000年12月  
    トマト特異的IgE抗体がクラス3以上の25例の患者血清を用いて免疫ブロット法でトマト果実主要アレルゲンの同定とその特性について検討した.その結果,46kDa,25kDa,22kDa,18kDa,14kDaの蛋白質バンドが50%以上の患者血清と反応したが,口腔アレルギー症候群(OAS)及び非OASとの間にこれらのバンドの認識パターンに差はなかった.バンドをN末端アミノ酸配列をEdman法で決定し,相同性検索をした結果,46kDaはポリガラクツロナーゼ2A,25および22kDaはβフルクトフラノシダーゼ,18kDaはスーパーオキシドジスムターゼ,14kDaはペクチネステラーゼであることが推定された.又,スーパーオキシドジスムターゼを除いた蛋白質はトマトの成熟が進むにつれて増加することも明らかになった
  • 近藤 康人, 徳田 玲子, 各務 美智子, 川口 博史, 宇理須 厚雄
    日本小児アレルギー学会誌 14(3) 332-332 2000年10月  
  • 各務 美智子, 近藤 康人, 川口 博史, 小山 晴美, 徳田 玲子, 安田 俊隆, 宇理須 厚雄
    アレルギー 49(9-10) 908-908 2000年10月  
  • 宇理須 厚雄, 川口 博史, 各務 美智子, 徳田 玲子, 近藤 康人, 山田 一惠, 森田 豊
    アレルギー 49(9-10) 858-858 2000年10月  
  • 山田 一惠, 各務 美智子, 徳田 玲子, 和田 映子, 近藤 康人, 宇理須 厚雄, 森田 豊, 柳原 行義, 鳥居 新平
    アレルギー 49(9-10) 979-979 2000年10月  
  • 和田 映子, 各務 美智子, 川口 博史, 徳田 玲子, 近藤 康人, 宇理須 厚雄, 山田 一惠
    日本小児アレルギー学会誌 14(3) 414-414 2000年10月  
  • 宇理須 厚雄, 徳田 玲子, 各務 美智子, 川口 博史, 近藤 康人, 山田 一惠
    アレルギー科 10(3) 191-195 2000年9月  
  • 近藤 康人, 徳田 玲子, 宇理須 厚雄
    アレルギーの臨床 20(6) 467-472 2000年6月  
  • 和田 映子, 各務 美智子, 川口 博史, 徳田 玲子, 近藤 康人, 宇理須 厚雄, 山田 一惠
    アレルギーの臨床 20(6) 501-503 2000年6月  
    食品・医薬品ラベルの記載が不明確であったためにアレルギー反応を起こした症例を4例経験した.食品・医薬品ラベルに用いられている原材料や添加物の記載に関して,判りにくい表現が実際に存在する.例えば,「タンパク加水分解物」と表記されていても,それが牛,鶏肉,大豆,小麦,魚介のどれから由来しているのか記載されていない.或いは「カゼイン」「フォエー」など専門的な用語で記載されていた場合,それが牛乳の成分であるため牛乳アレルギー児にとってアレルゲンとなりうることを,消費者が十分理解できるか疑問である.したがって,食物アレルギーを自覚していても,食品・医薬品ラベルが不明確であると,誤って摂取或いは投与される可能性がある.食物アレルギーの原因が多様化する中,少なくともアナフィラキシーショック等の重大な反応を起こしうる食物に関しては,原材料名を正確にしかも消費者にも判りやすく記載する必要がある
  • 冨高 晶子, 松永 佳世子, 鈴木 加余子, 上田 宏, 近藤 康人, 徳田 玲子, 宇理須 厚雄
    日本皮膚アレルギー学会雑誌 8(1) 118-118 2000年6月  
  • 旭 宏, 三輪 正人, 間宮 淑子, 近藤 由香, 堀部 晴司, 高須 昭彦, 小森 真由美, 近藤 康人, 宇理須 厚雄
    日本耳鼻咽喉科学会会報 103(5増刊) 675-675 2000年5月  
  • 徳田 玲子, 近藤 康人, 各務 美智子, 小山 晴美, 和田 映子, 宇理須 厚雄
    アレルギー 49(2-3) 244-244 2000年3月  
  • 山田 一惠, 各務 美智子, 小山 晴美, 徳田 玲子, 和田 映子, 近藤 康人, 宇理須 厚雄, 森田 豊, 鳥居 新平
    アレルギー 49(2-3) 272-272 2000年3月  
  • 小山 晴美, 宇理須 厚雄, 各務 美智子, 徳田 玲子, 近藤 康人, 森田 豊, 山田 一恵, 安田 俊隆, 森川 昭廣
    アレルギー 49(2-3) 273-273 2000年3月  
  • 各務 美智子, 小山 晴美, 徳田 玲子, 近藤 康人, 宇理須 厚雄, 吉田 政己, 安田 俊隆
    アレルギー 49(2-3) 273-273 2000年3月  
  • 河村 牧子, 徳田 玲子, 近藤 康人, 宇理須 厚雄, 浅野 喜造, 三輪 正人, 榊原 博樹, 小西 良光
    日本小児科学会雑誌 104(3) 382-382 2000年3月  
  • 冨高 晶子, 松永 佳世子, 秋田 浩孝, 鈴木 加余子, 上田 宏, 近藤 康人, 徳田 玲子, 宇理須 厚雄
    アレルギー 49(2-3) 232-232 2000年3月  
  • 大橋 正博, 各務 美智子, 宇理須 厚雄, 徳田 玲子, 近藤 康人, 安藤 仁志
    アレルギーの臨床 20(2) 155-159 2000年2月  
    5ヵ月女児,生後1ヵ月の時,近医でアトピー性皮膚と食物アレルギーを指摘され,母親は母乳栄養を希望し,自己判断で自分の食物除去(不適切)も行った.しかし患児のアトピー性皮膚炎は改善せず,4ヵ月頃からは下痢も出現し体重増加不良をきたした.来院時体重4680g,turgorの低下,低蛋白血症,電解質異常,血小板数増多を認めた.低張性脱水と低蛋白症に対する治療,ステロイド軟膏を開始した.入院5日後,痙攣出現,頭部CTで右後頭〜頭頂部にかけての脳梗塞と診断された.一時的左半身麻痺をきたし,治療により電解質異常,低蛋白血症は改善,増加したが,血小板数増多は約2ヵ月間続いた
  • 安藤 仁志, 各務 美智子, 徳田 玲子, 小山 晴美, 和田 映子, 近藤 康人, 増田 進, 森田 豊, 山田 一恵, 宇理須 厚雄
    日本小児科学会雑誌 104(2) 310-310 2000年2月  
  • 宇理須 厚雄, 各務 美智子, 小山 晴美, 徳田 玲子, 和田 映子, 近藤 康人, 森田 豊, 安藤 仁志, 山田 一惠
    アレルギー科 9(1) 80-88 2000年1月  
  • 宇理須 厚雄, 各務 美智子, 小山 晴美, 徳田 玲子, 和田 映子, 近藤 康人, 森田 豊, 安藤 仁志, 山田 一惠
    小児科 41(1) 116-122 2000年1月  
  • 安藤 仁志, 徳田 玲子, 森田 豊, 和田 映子, 近藤 康人, 山田 一恵, 堀場 史也, 増田 進, 松田 幹, 宇理須 厚雄
    日本小児アレルギー学会誌 13(4) 32-37 1999年12月  
    凍結乾燥卵白を用いた経口負荷試験で即時型過敏反応を認め,鶏卵及びovomucoid(OM)特異IgE抗体価高値症例16名を対象とし,これらの症例を平均2.6年観察後,再度経口負荷試験を行い非緩解群9例と緩解群7例とに分け,一度目の負荷試験の時に採血した血清を用いてOM domain 3特異IgE抗体価を測定し,鶏卵即時型過敏反応の予後予知における意義について検討した.third domain without carbohydrate chain(D3)とthird domain with carbohydrate chain(D3CHO)に対する特異IgE抗体価の平均は,非緩解群が緩解群に比し有意に高値であった.sensitivity,specificity,accuracy,positive predictive value,negative predictive valueは良好な結果であった.以上からOM特異抗体価で予後が予知が出来ない症例でもOM domain 3特異IgE抗体価で緩解予知の可能性が示唆された
  • 近藤 康人, 山田 一惠, 森田 豊, 徳田 玲子, 宇理須 厚雄
    現代医療 31(増刊III) 2181-2185 1999年9月  
  • 間宮 淑子, 三輪 正人, 堀部 晴司, 小森 真由美, 高須 昭彦, 徳田 玲子, 近藤 康人, 宇理須 厚雄
    口腔・咽頭科 12(1) 128-128 1999年9月  
  • 宇理須 厚雄, 徳田 玲子, 和田 映子, 近藤 康人, 安藤 仁志, 森田 豊, 山田 一惠
    日本小児アレルギー学会誌 13(3) 77-77 1999年9月  
  • 徳田 玲子, 近藤 康人, 各務 美智子, 安藤 仁志, 森田 豊, 和田 映子, 宇理須 厚雄
    日本小児アレルギー学会誌 13(3) 122-122 1999年9月  
  • 森田 豊, 宇理須 厚雄, 徳田 玲子, 安藤 仁志, 近藤 康人, 山田 一惠
    アレルギー 48(8-9) 992-992 1999年9月  
  • 徳田 玲子, 近藤 康人, 各務 美智子, 和田 映子, 宇理須 厚雄
    アレルギー 48(8-9) 1050-1050 1999年9月  
  • 山田 一惠, 徳田 玲子, 安藤 仁志, 森田 豊, 和田 映子, 近藤 康人, 宇理須 厚雄, 鳥居 新平
    アレルギー 48(8-9) 1065-1065 1999年9月  
  • 和田 映子, 近藤 康人, 徳田 玲子, 各務 美智子, 宇理須 厚雄, 山田 一惠
    アレルギー 48(8-9) 1076-1076 1999年9月  
  • 和田 映子, 増田 進, 近藤 康人, 安藤 仁志, 徳田 玲子, 森田 豊, 山田 一惠, 宇理須 厚雄
    日本小児アレルギー学会誌 13(2) 7-14 1999年6月  
    問診,卵白特異的IgE抗体価より鶏卵アレルギーが疑われた46例(男児25例,女児21例,平均月齢±SD=38.6±24.3ヵ月(11〜124ヵ月)を対象に,卵白凍結乾燥粉末(凍乾末)を用いて20分間パッチテスト,プリックテスト,経口負荷試験を実施した.Receiver operating characteristic curveを用いて,20分間パッチテストは膨疹出現以上の反応を,プリックテストは3mm以上の膨疹を陽性とし,経口負荷試験は即時型過敏反応が現れた場合を陽性と判断した.20分間パッチテストと経口負荷試験の結果の一致率は73.9%であり,プリックテストで同様の検討をすると60.9%であった.また,3歳未満と3歳以上に分けて同様の検討をすると,3歳未満の20分間パッチテストの一致率が79.2%と最も高かった.以上より,卵白凍乾末による20分間パッチテストはプリックテストより経口負荷試験(即時型反応)との一致率が高く,特に3歳未満で一致率が高かった
  • 徳田 玲子, 近藤 康人, 安藤 仁志, 和田 映子, 宇理須 厚雄
    日本小児アレルギー学会誌 13(1) 13-17 1999年3月  
    14歳女児.12歳ごろよりスギ花粉症があり,その頃からトマト摂取後に口腔内のしびれ感や違和感を訴えるようになった.特異的IgE抗体(CAP-FEIA)は,スギ花粉85.2UA/ml,トマト10.9UA/mlであった.患者血清を用いたimmunoblot法とinhibition immunoblot法を行った.患者血清IgEはスギ花粉抽出抗原のmajor allergenであるCry j 1とCry j 2に反応し,トマト抽出抗原では複数のタンパクと反応した.inhibition immunoblot法では,スギ花粉抗原とトマト抗原の間で互いに濃度依存性に抑制されるバンドが観察され,両者の間には共通抗原性が存在する可能性が示唆された
  • 安藤 仁志, 徳田 玲子, 森田 豊, 和田 映子, 近藤 康人, 宇理須 厚雄, 山田 一恵, 松田 幹
    日本小児アレルギー学会誌 13(1) 43-49 1999年3月  
    Ovomucoid(OM),ovalbumin,ovotransferrin,lysozyme及びOMのthird domain with carbohydrate chain(D3CHO),third domain without carbohydrate chain(D3)の特異的IgE抗体価を測定した.卵白に対する特異的IgE抗体高値の患児32名に二重盲検法による卵白経口負荷試験を行い即時型過敏反応(IHR)陽性群と陰性群に分け検討した.卵白成分の中でOM特異的IgE抗体価は,IHR陽性群が陰性群に比し高値の傾向にあった.またsensitivity,specificity,accuracyは89.5%,30.7%,65.6%で他の成分に比し良好であった.一方,D3CHO,D3の特異的IgE抗体価では,IHR陽性群が陰性群に比し有意に高値であった.sensitivity,specificity,accuracyはD3CHOでそれぞれ89.5%,92.3%,90.6%,D3では94.7%,69.2%,84.4%でOMに比し良好であった.以上からD3CHO,D3に対するIgE抗体価を測定することは,卵白によるIHRの診断により有用であることが示唆された
  • 山田 一恵, 森田 豊, 安藤 仁志, 徳田 玲子, 和田 映子, 近藤 康人, 宇理須 厚雄, 林 久子, 鳥居 新平
    アレルギー 48(2-3) 281-281 1999年3月  
  • 近藤 康人, 和田 映子, 安藤 仁志, 山田 一惠, 徳田 玲子, 宇理須 厚雄
    アレルギー 48(2-3) 281-281 1999年3月  

講演・口頭発表等

 84

教育内容・方法の工夫(授業評価等を含む)

 1
  • 件名
    最新医療情報を常にアップデートし、講義時間内に効率よくまとめて講義するよう心がけている
    概要
    平成24年度「講義に関する学生評価」において 5段階評価で平均 4.77を獲得し、学生評価を受けた教員 114名中、総合順位で 1位であった。

作成した教科書、教材、参考書

 8
  • 件名
    小児科臨床ピクシス5
    終了年月日
    2009
    概要
    口腔アレルギー症候群/pp.222-225 を分担執筆
  • 件名
    ラテックスアレルギー安全対策ガイドライン2009
    終了年月日
    2009
    概要
    7.ラテックスフルーツ症候群/pp.15-16 を分担執筆
  • 件名
    小児の症候群
    終了年月日
    2009
    概要
    口腔アレルギー症候群/pp. 425
  • 件名
    小児の治療指針
    終了年月日
    2010
    概要
    食物アレルギー長期管理/pp.254-57 を分担執筆
  • 件名
    子育て支援ハンドブック
    終了年月日
    2011
    概要
    13日光浴と紫外線/pp.267-270 を分担執筆
  • 件名
    食物アレルギーガイドライン2012
    終了年月日
    2011
    概要
    食物アレルゲン、口腔アレルギー症候群/pp.32-39、pp.93-100 を分担執筆
  • 件名
    臨床医のための アレルギー診療ガイドブック
    終了年月日
    2012
    概要
    第11章 食物アレルギーpp.423-480 を分担執筆
  • 件名
    症例を通して学ぶ年代別食物アレルギーのすべて 
    終了年月日
    2013
    概要
    クラス2食物アレルギーによる口腔アレルギー症候群/pp.182-183 を分担執筆

教育方法・教育実践に関する発表、講演等

 1
  • 件名
    平成25年度プログラム責任者養成講習会に出席
    終了年月日
    2013/10/29
    概要
    平成25年10月28日〜29日に船橋で開催されたプログラム責任者養成講習会を修了した

その他教育活動上特記すべき事項

 2
  • 件名
    第28,30,32,35,48回藤田保健衛生大学医学部医学教育ワークショップ
    開始年月日
    2009
    終了年月日
    2013
    概要
    28回「CBT試験問題作成」、30回「計算問題 多肢選択問題 臨床長文問題(3連問)ブラッシュアップ」、32回「臨床教育の改善」、35回「多肢選択問題、臨床長文問題(3連問)ブラッシュアップ」、48回「卒業時、および臨床実習終了時アウトカム(学習成果)の設定」に参加した。
  • 件名
    藤田保健衛生大学医学部第二教育病院医学教育ワークショップ
    開始年月日
    2009
    終了年月日
    2013
    概要
    「第2教育病院方式診療参加型実習の発展」に参加した。