市野 直浩, 前野 芳正, 南 一幸, 村田 幸則, 堀場 文彰, 大田 真由美, 柳田 隆正, 三浦 惠二, 鈴木 康司, 齋藤 邦明, 秋山 秀彦, 松井 俊和
臨床検査学教育 : 日本臨床検査学教育学会機関誌 9(2) 156-162 2017年
本学では建学以来、多職種連携教育プログラムとして「アセンブリ」を実施している。平成27年度より医学部医学科と医療科学部6学科の全7学科の2年生を対象として、チームワークと地域連携強化を意識したプロジェクト活動を実践するアセンブリIIを開始した。平成28年度は合計611名の学生を対象とし、各学科の学生で構成される混成チーム96チーム(5〜8名/1チーム)を編成して、学外にて地域連携やボランティア活動を行うプロジェクト、またキャンパス内あるいは大学病院内で多様な活動を支援するプロジェクトなど計61のプロジェクト活動を実施した。活動終了後に実施した学生に対するアンケート調査では、66.7%が活動は有意義だったと回答し、コミュニケーション能力の向上に繋がったようである。アセンブリIIは、将来医療の専門職として社会に貢献するために必要な専門職連携の基盤を養成する上で、有意義な活動であると思われた。(著者抄録)