研究者業績
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研究分野
1論文
87MISC
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耳鼻と臨床 48(5) 336-340 2002年9月1985〜1997年に根治手術を行った下咽頭癌症例37例のうち,原病死した17例を対象に,死因及び術前治療の効果と予後との関係について検討した.術前照射群22例では10例の原病死例があり,この内5例が遠隔転移にて死亡した.術前化療群9例では4例の原病死例があり,2例が遠隔転移にて死亡した.術前治療の臨床的,組織学的効果と予後との関連は認められなかった.病理組織学的転移陽性リンパ節の個数が多い症例は予後不良で,遠隔転移も多く認められた
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耳鼻と臨床 47(2) 94-97 2001年3月stage I,IIの早期喉頭癌の放射線治療後にリンパ節再発のみを来した4症例(66歳男,47歳男,82歳女,68歳男)を報告し,再発頻度と治療について考察した.再発頻度は2.8%であった.発生部位は声門2例,声門上,声門下各1例で,T分類はT1が3例,T2が1例であった.再発部位は頸部リンパ節3例,縦隔リンパ節1例であった.再発癌に対する治療は3例に頸部郭清術,1例に放射線治療を行った.転帰については,2例は腫瘍死したが,頸部郭清を行った2例は術後7年11ヵ月および5年2ヵ月経過現在,無再発生存中である.リンパ節再発は5ヵ月から2年2ヵ月でみられ,放射線治療後3年間は特に厳重な経過観察が必要と思われた
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藤田学園医学会誌 24(1) 11-15 2000年9月右披裂軟骨脱臼症例の息止め及び発声時の披裂軟骨と輪状軟骨のみを抽出した三次元CT像を作成した.三次元CT像では右披裂軟骨は内転し,左側と比べ披裂軟骨尖が前内方に偏位していた.披裂軟骨は息止め時と比べ発声時は接近しており,披裂軟骨の内転は両側とも同程度認められた.披裂軟骨の形態,動きは複雑であり立体的な把握が困難であるが,三次元CT像を作成することにより診断が容易となった.三次元CT像の特殊性であるモーションアーチファクトやpseudo fractureなどを念頭においた正確な三次元画像の解析が必要であった
書籍等出版物
1講演・口頭発表等
139共同研究・競争的資金等の研究課題
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日本学術振興会 科学研究費助成事業 2022年4月 - 2026年3月
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日本学術振興会 科学研究費助成事業 2022年4月 - 2025年3月
その他教育活動上特記すべき事項
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件名医学部4年生講義(耳鼻咽喉・口腔系)開始年月日2010終了年月日2013概要医学部4年生に頭頸部腫瘍に関する講義を行った。
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件名教養試験医学系OSCE評価者終了年月日2013概要OSCE試験の評価を行った。
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件名臨床実地問題演習セミナー終了年月日2010概要臨床実地問題および解説の作成を行った。
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件名基本的診療技能Ⅱ(実習)終了年月日2010概要耳鼻咽喉科領域の診察に関する技能実習を行った。
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件名PBLⅡ開始年月日2011終了年月日2012概要PBL実習のテキスト作成、チューターとして指導した。
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件名CM-Ⅱ学内講義終了年月日2013概要耳鼻咽喉科領域の内視鏡所見に関する講義を行った。
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件名オープンキャンパス模擬講義終了年月日2014概要オープンキャンパスにて模擬講義を行った。