医療科学部

黒野 伸子

クロノ ノブコ  (Nobuko Kurono)

基本情報

所属
宮崎学園短期大学 現代ビジネス科 教授
藤田医科大学 医療科学部
学位
修士(福祉経営)(日本福祉大学)

J-GLOBAL ID
201001011047767890
researchmap会員ID
6000021404

主要な研究キーワード

 3

主要な論文

 27
  • 黒野伸子, 福嶋裕造, 大友達也
    宮崎学園短期大学紀要 16 15-25 2024年3月  筆頭著者
  • 黒野伸子, 石川寛, 大友達也
    JADP論文集 (特別号) 1-10 2022年4月  招待有り筆頭著者
  • 黒野伸子, 石川寛, 大友達也
    レセプト論考 2 2020年3月  査読有り筆頭著者
    筆者らは岐阜県大垣市小寺登氏が所蔵する小寺家文書に残された医療に関する資料から東海地方の地域医療を解明する試みを続けている。本稿は、明治41年発行の「薬価及手術料明細書」9通に記載された内容を翻刻、精査し明治後期の医療費を明らかにしたものである。医師会の制定した「医療費一覧」には見られない項目も新たに発見された。明細書様式からはレセプト(診療報酬明細書)の萌芽も見られ、東海地方の地域医療を医療費および診療報酬の視点からも解明できることが示唆された。
  • 黒野伸子, 石川寛, 大友達也
    レセプト論考 2 2020年3月  査読有り筆頭著者
    筆者らは岐阜県大垣市小寺登氏が所蔵する小寺家文書のうち、「衛生医療」に分類される文書群に患者からみた地域医療を明らかにする重要な要素が含まれていることに気づいた。明治41年発行の「薬価及手術料明細書」に関連する小寺家当主が認めた日誌の内容を照合、精査し、「患家の医療に関わる行動」および「医療に関する金銭、物品などの負担」についての実態を明らかにすることができた。今後は、本結果を地域医療の歴史的変遷を解明する一助とし、研究を続けていきたい。
  • 黒野 伸子, 大友 達也, 岡崎女子短期大学, 安田女子大学
    岡崎女子大学・岡崎女子短期大学 研究紀要 (51) 27-36 2018年3月15日  筆頭著者
    王朝文学では、対象者が納得する理由付けとして、病を用いることがある。筆者は、先に、「病は対象者の願いを叶える便利ツール」の役割を持つとの見解を示したが、本稿では『源氏物語』について検討した。その結果、病を表す言葉は、症状の重症度によって、他者の要求を断る口実の度合い、自己の要求を押し通す理由や特殊体験の強さが変化することが新たに明らかとなった。重症度が高いほど、拒否の度合いも高く、直接的病名を使用する傾向にある。病が対象者の優れた点、弱さ、美しさ等を強調する際に用いられることもある。また、平安王朝期の知識階級は、病名とその症状、重症度に合った治療法等を心得ており、現代に通じる医療観を持っていたことが示唆された。
  • 黒野 伸子, 大友 達也
    研究紀要 = Bulletin of Okazaki Women's University, Okazaki Women's Junior College (52) 57-66 2018年  筆頭著者
    筆者らは、これまでに王朝文学に現れる「病」の扱いについて、「他者からの要求を回避する口実、自己の希望を叶えるための理由づけ、体験の特殊さを強調する効果など、対象者の願いをかなえる便利ツール」のような扱いがなされていることを明らかにした。しかし、筆者らは古代の人々が持つ疾病観、医療観を論じるには、多方面からのアプローチも重要だと感じていた。そこで本稿では、古代医療史に関する先行研究レビューを基礎として、山上憶良と大伴家持の作品にみる表現とメトニミー両面からのアプローチを試みた。その結果、少なくとも、奈良時代の知識人が持つ疾病観、医療観には重層性があることが示唆された。
  • 大友 達也, 黒野 伸子
    医療福祉研究 (11) 33-43 2017年12月  査読有り
  • 黒野 伸子, 大友 達也, 岡崎女子短期大学, 安田女子大学
    岡崎女子大学・岡崎女子短期大学 研究紀要 (50) 31-40 2017年3月25日  筆頭著者
    王朝文学において「病」は不吉な事象の代表として扱われており、雅を旨とする文学世界にはそぐわない内容 に思えるが、王朝文学には「病」が登場する場面が多い。本稿は、王朝文学成立当時に流布していた病名および 病を表す言葉(以下、病を表す言葉と記す)に目をつけ、神尾(1995)の疾病規定を用いて落窪物語での扱いを 検証し、平安王朝期の知識階級が持つ医療観を可能な限り明らかにしようとした。その結果、落窪物語には、具 体的な病名や症状を表す言葉が多用されていることがわかった。さらに、病名を表す言葉は、すべて、事象に対 する口実、理由づけ、身分や関係性を明らかにする等の作用を持っていることが明らかとなった。平安王朝期は、 科学的治療の恩恵を受けられる階級がごく一部しかおらず、多くは加持祈祷に頼っていた時代である。その中で、 知識階級は、巷にあふれている病を現実的に見つめ、生活に取り入れる術を身につけており、現代人に通じる医 療観を持ち合わせていたことが示唆された。

MISC

 23

書籍等出版物

 16
  • 大友達也, 久保覚司, 黒木由美, 黒野伸子, 秦康宏 (担当:共著)
    日本レセプト学会学術出版会 2024年3月 (ISBN: 9784991345104)
  • 大友達也, 久保覚司, 黒木由美, 黒野伸子, 秦康宏 (担当:共著)
    日本レセプト学会学術出版会 2023年11月25日
  • 大友達也;黒野伸子;黒木由美 (担当:共著)
    キャリアカレッジジャパン 2023年4月
  • 大友, 達也, 小熊, 英国, 加藤, 淳, 黒野, 伸子, 酒井, 一由, 坂本, ひとみ, 住谷, 剛博, 内藤, 道夫, 服部, しのぶ, 日本レセプト学会
    同友館 2021年4月 (ISBN: 9784496055379)
  • 黒野伸子, 大友達也, 黒木由美 (担当:共著)
    日本能力開発推進協会 2020年4月

主要な講演・口頭発表等

 80

担当経験のある科目(授業)

 9

共同研究・競争的資金等の研究課題

 8

学術貢献活動

 3

社会貢献活動

 7

メディア報道

 3