研究者業績
基本情報
- 所属
- 藤田保健衛生大学 医学部 医学科 内科学 教授
- 学位
- 医学博士(東京女子医科大学)医科学修士
- J-GLOBAL ID
- 200901027862535786
- researchmap会員ID
- 1000102464
研究キーワード
2経歴
19-
1991年 - 2003年
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1991年 - 2003年
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2003年
-
1993年
学歴
2-
- 1974年
-
- 1974年
委員歴
11-
2003年
-
2003年
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2000年
MISC
260-
心臓 27(5), 426-431(5) 426-431 1995年61歳,男性.著しい心不全症状に加え,完全房室ブロックを伴う急性心筋炎の疑いで入院.体外式ペースメーカーを挿入するとともに心不全治療が開始された.心症状出現8日目の心生検にて,著しいリンパ球浸潤と心筋細胞の融解・消失化が認められ,本症と診断された.心不全は順調に改善したものの,発症約2カ月後も高度房室ブロックが遷延したため,体内式ペースメーカーの植え込み術が施行された.発症約7年後の心エコー図では,壁運動異常はないものの,同じく約7年後の心電図にて洞調律時,心室内伝導障害を残し,また高度房室ブロックが残存し,心筋炎による後遺症としての伝導障害がなお遷延していることが明らかとなった.心筋炎では不顕性の発症例がみられることがあり,したがって本症例のごとく壁運動異常を呈さず,房室ブロックのみを示す症例の中に心筋炎が存在する可能性があり,今後その病因の鑑別には心内膜心筋生検を含めた詳細な検討が必要と思われた.
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Therapeutic Research 14(8), 3535-3552 1993年
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Current Therapeutic Research 52(4), 548-555 1992年
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Am J Cardiovasc Pathol 4(2), 181-191 1992年
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Current Therapeutic Research 52(4), 548-555 1992年
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Am J Cardiovasc Pathol 4(2), 181-191 1992年
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心臓 23(10), 1147-1153(10) 1147-1153 1991年49歳女性で,労作時に胸部不快感,眼前暗黒感を自覚.ホルター心電図にて終始III度房室ブロックが認められ,精査目的にて入院.血液・生化学検査では,炎症所見は陰性で,特に異常は認められなかった.電気生理学的検査で,AH時間は310msec以上に延長し,AH間の伝導障害による高度房室ブロックであることが示されたが,ヒス東内ブロックの可能性も残された.心胸郭比は0.52からO.56へと徐々に心拡大はすすんだが,ペースメーカー植え込みにて心胸郭比は0.50へと改善した.右室心内膜心筋生検では,心筋細胞の軽度の肥大と配列の乱れ,心筋間質の線維化とリンパ球の明らかな浸潤が認められ,心筋炎と診断した.しかし,小児期にジフテリアに罹患しており,この心筋炎がジフテリアによるものか,あるいは不顕性のウイルス性か,病因に関し結論は得られなかった.しかし心筋炎の存在そのものに関しては組織像より疑う余地がなく,完全房室ブロックに心筋炎が関与していることが考えられた.
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Therapeutic Research 12(9), 2930-2933 1991年
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Am J Cardiovasc Pathol 3(1), 5-11 1990年
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Am Heart J 120(4), 864-872 1990年
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Jpn Circ J 54(1), 43-56 1990年