研究者業績

松永 佳世子

マツナガ カヨコ  (Kayoko Matsunaga)

基本情報

所属
藤田医科大学 医学部 医学科 アレルギー疾患対策医療学 教授
一般社団法人 SSCI-Net 理事長
学位
医学博士(藤田保健衛生大学)

J-GLOBAL ID
200901019418727145
researchmap会員ID
1000102542

2000年5月から藤田保健衛生大学医学部皮膚科学講座教授としてあらゆる皮膚疾患に対応できる診療,教育,研究をおこなってきましたが,その中で,皮膚アレルギー,接触皮膚炎,皮膚安全性研究,食物アレルギーなどを専門領域にしてまいりました.2016年藤田保健衛生大学医学部アレルギー疾患対策医療学講座教授として大学に残り,さらにアレルギー疾患の患者さんの治療とQOL向上のために役立つ研究を総合的にすすめております.

学歴

 1

受賞

 8

論文

 399
  • 横井 聡美, 杉浦 一充, 山北 高志, 下條 尚志, 中村 政志, 松永 佳世子
    日本皮膚科学会雑誌 134(4) 800-800 2024年4月  
  • Koya Fukunaga, Eri Tsukagoshi, Ryosuke Nakamura, Kayoko Matsunaga, Takeshi Ozeki, Hideaki Watanabe, Akito Hasegawa, Natsumi Hama, Maiko Kurata, Yoshiko Mizukawa, Yuko Watanabe, Yukie Yamaguchi, Hiroyuki Niihara, Eishin Morita, Hideo Asada, Riichiro Abe, Yoshiro Saito, Taisei Mushiroda
    The Journal of Allergy and Clinical Immunology: In Practice 2024年4月  
  • 水野 彩加, 欠田 成人, 山中 恵一, 杉山 真理子, 松永 佳世子, 田原 麻衣子, 河上 強志
    臨床皮膚科 78(2) 106-112 2024年2月  査読有り
  • Eri Tsukagoshi, Ryosuke Nakamura, Nahoko Kaniwa, Kimie Sai, Ruri Kikura-Hanajiri, Kayoko Matsunaga, Riichiro Abe, Hideo Asada, Yoshiro Saito
    Biological & pharmaceutical bulletin 47(1) 88-97 2024年  
    Stevens-Johnson syndrome and toxic epidermal necrolysis (SJS/TEN) are potentially life-threatening severe cutaneous adverse drug reactions. These diseases are rare, and their onset is difficult to predict because of their idiosyncratic reactivity. The Japan Severe Adverse Reactions Research Group, led by the National Institute of Health Sciences, has operated a nationwide to collect clinical information and genomic samples from patients with SJS/TEN since 2006. This study evaluated the associations of clinical symptoms with sequelae and specific causative drugs/drug groups in Japanese patients with SJS/TEN to identify clinical clues for SJS/TEN treatment and prognosis. Acetaminophen, antibiotics, and carbocisteine were linked to high frequencies of severe ocular symptoms and ocular sequelae (p < 0.05). For erythema and erosion areas, antipyretic analgesics had higher rates of skin symptom affecting <10% of the skin than the other drugs, suggesting narrower lesions (p < 0.004). Hepatic dysfunction, was common in both SJS and TEN, and antiepileptic drugs carried higher risks of hepatic dysfunction than the other drug groups (p = 0.0032). This study revealed that the clinical manifestations of SJS/TEN vary according to the causative drugs.
  • 川出 桃歌, 佐藤 奈由, 大林 浩明, 松井 照明, 杉田 晃, 岡本 薫, 大野 敏, 川邊 智史, 安田 隆宏, 森 雄司, 近藤 康人, 中村 政志, 伊藤 浩明, 松永 佳世子
    アレルギー 72(6-7) 869-869 2023年8月  

MISC

 1267
  • 佐野 晶代, 矢上 晶子, 森田 雄介, 渡邊 総一郎, 松永 佳世子, 磯辺 善成
    日本皮膚科学会雑誌 125(5) 1073-1073 2015年4月  
  • 沼田 茂樹, 矢上 晶子, 佐野 晶代, 渡邊 総一郎, 小林 束, 松永 佳世子
    日本皮膚科学会雑誌 125(5) 1073-1073 2015年4月  
  • 岩田 貴子, 岩田 洋平, 渡邊 総一郎, 森田 雄介, 安藤 亜希, 小林 束, 佐野 晶代, 矢上 晶子, 松永 佳世子, 萩原 里香
    日本皮膚科学会雑誌 125(5) 1073-1073 2015年4月  
  • 森田 雄介, 秋田 浩孝, 松永 佳世子
    日本皮膚科学会雑誌 125(5) 1073-1073 2015年4月  
  • 鶴田 京子, 伊佐見 真実子, 溝口 良順, 松永 佳世子
    日本皮膚科学会雑誌 125(5) 1075-1075 2015年4月  
  • 矢上 晶子, 松永 佳世子
    Derma. (229) 7-12 2015年4月  
    我々が近年経験する果物アレルギー患者は、多種類の果実に症状が誘発されていることが多い。このような果実アレルギーは、花粉抗原により感作が成立した後、こうした抗原に対して交叉反応性を示す蛋白質を含んだ果物や野菜を経口摂取した際に口腔粘膜や消化管粘膜においてアレルギー症状が誘発される。このような一連の疾患は、花粉-食物アレルギー症候群(pollen-food allergy syndrome;PFAS)と呼ばれる。この疾患の代表的な主要抗原に、シラカンバ主要抗原であるBet v 1、2がある。Bet v 1は、分子量が17kDaで、その一次構造の相同性や生理活性(リボヌクレアーゼ活性)からpathogenesis-related proteinファミリーに属する。Bet v 2(プロフィリン)は、12〜15kDaの蛋白で、細胞骨格に関連したすべての真核生物に存在するアクチン重合蛋白であり、植物において広範な交叉反応性を示す。本稿では、PFASの発症機序、原因抗原について述べる。(著者抄録)
  • 松永 佳世子
    臨床皮膚科 69(5) 10-15 2015年4月  
    「メラニン生成を抑え,しみ,そばかすを防ぐ効果を有する」新規医薬部外品有効成分として厚生労働省の認可を取得したロドデノール(Rhododenol:RD)は多くの美白化粧品に使用され,19,000人を超える脱色素斑例が生じたことが確認されている.この「RD誘発性脱色素斑」について,医療者(皮膚科医)と患者向けに正しい情報を提供し,診断と治療方法を早急に確立するために日本皮膚科学会は「RD含有化粧品の安全性に関する特別委員会(委員長:松永佳世子)」を自主回収後速やかに設置した.特別委員会は患者のためのFAQ,医療者(皮膚科医)向けの診療の手引きを作成し,一次,二次全国疫学調査を施行し,患者および医療者に役立つ情報を提供する活動を継続している.2013年7月4日の自主回収より1年6ヵ月経過した現在,症例の多くは色素再生が進み回復しつつあるが,いまだ改善が進まない症例もみられる.本稿ではその概要を述べる.(著者抄録)
  • 矢上 晶子, 松永 佳世子
    日本皮膚科学会雑誌 125(4) 613-613 2015年4月  
  • 松永 佳世子
    日本皮膚科学会雑誌 125(4) 614-614 2015年4月  
  • 山北 高志, 芦原 睦, 松永 佳世子
    日本皮膚科学会雑誌 125(4) 774-774 2015年4月  
  • Hirotaka Akita, Yusuke Morita, Naoko Ito, Ryosuke Sasaki, Kei Negishi, Kayoko Matsunaga
    LASERS IN SURGERY AND MEDICINE 47 26-26 2015年3月  
  • 山北 高志, 佐野 晶代, 沼田 茂樹, 松永 佳世子, 瀧上 敬康
    日本皮膚科学会雑誌 125(3) 471-472 2015年3月  
  • 安藤 亜希, 矢上 晶子, 佐野 晶代, 小林 束, 渡辺 総一郎, 山北 高志, 斉藤 健太, 岩田 洋平, 松永 佳世子
    日本皮膚科学会雑誌 125(3) 472-472 2015年3月  
  • 竹内 誠, 田中 紅, 渡邊 総一郎, 松永 佳世子, 溝口 良順, 甚目 憲司
    日本皮膚科学会雑誌 125(3) 473-473 2015年3月  
  • 岩田 洋平, 有馬 豪, 齋藤 健太, 田中 紅, 森田 雄介, 沼田 茂樹, 佐 晶代, 矢上 晶子, 松永 佳世子
    日本皮膚科学会雑誌 125(3) 474-474 2015年3月  
  • 矢上 晶子, 松永 佳世子
    日本ラテックスアレルギー研究会会誌 18(2) 33-35 2015年3月  
  • 佐野 晶代, 矢上 晶子, 山北 高志, 小林 束, 岩田 洋平, 有馬 豪, 鈴木 加余子, 山田 雅啓, 松永 佳世子
    日本ラテックスアレルギー研究会会誌 18(2) 42-47 2015年3月  
    症例1は32歳女で、アトピー性皮膚炎の治療で通院していた。臨床症状と皮膚テスト結果よりラテックス・フルーツ症候群と診断した。歯列矯正ゴムの使用の中止を指示し、今後はラテックス含有製品を使用しないように注意を促した。皮膚テスト陽性であった果物は摂取しないように指導した。症例2は25歳女で、臨床実習の頃からラテックス手袋を装着すると手首まで蕁麻疹が出ることがあった。臨床症状と皮膚テスト結果よりLAと診断した。仕事で用いる手袋はラテックスフリーのものにするよう指導し、その他のラテックス含有製品の使用を禁止した。症例3は38歳女で、就業中にラテックスゴム手袋を装着したところ腹痛、全身の蕁麻疹が出現した。臨床症状と皮膚テスト結果よりLAと診断した。仕事中はラテックスを含まない手袋を使用するように指導した。また、その他のラテックス含有製品の使用を禁止した。
  • 前川 京子, 水澤 精穂, 北本 綾, 北本 卓也, 中村 亮介, 杉山 永見子, 上田 真由美, 外園 千恵, 池田 浩子, 矢上 晶子, 松倉 節子, 木下 茂, 村松 正明, 古谷 博和, 高橋 幸利, 松永 佳世子, 相原 道子, 関根 章博, 日本PGXデータサイエンスコンソーシアム
    日本薬学会年会要旨集 135年会(4) 201-201 2015年3月  
  • 松永佳世子
    今日の診断指針 第7版 1589-1591 2015年3月  査読有り
  • 矢上晶子, 松永佳世子
    食物アレルギーの現状とリスク低減化食品素材の開発 26-31 2015年3月  査読有り
  • 矢上晶子, 松永佳世子
    皮膚疾患 ガイドライン編 42-42 2015年3月  査読有り
  • Akiko Yagami, Masashi Nakamura, Kayoko Suzuki, Akiyo Sano, Masaru Arima, Yohei Iwata, Tsukane Kobayashi, Kazuhiro Hara, Kayoko Matsunaga
    JOURNAL OF ALLERGY AND CLINICAL IMMUNOLOGY 135(2) AB30-AB30 2015年2月  
  • Masashi Nakamura, Akiko Yagami, Kazuhiro Hara, Akiyo Sano, Tsukane Kobayashi, Kayoko Matsunaga
    JOURNAL OF ALLERGY AND CLINICAL IMMUNOLOGY 135(2) AB254-AB254 2015年2月  
  • 松永佳世子
    腸内フローラ10の真実 54-65 2015年2月  査読有り
  • Chikako Nishigori, Yumi Aoyama, Akiko Ito, Kayoko Suzuki, Tamio Suzuki, Atsushi Tanemura, Masaaki Ito, Ichiro Katayama, Naoki Oiso, Yuji Kagohashi, Shinichi Sugiura, Kazuyoshi Fukai, Yoko Funasaka, Toshiharu Yamashita, Kayoko Matsunaga
    JOURNAL OF DERMATOLOGY 42(2) 113-128 2015年2月  査読有り
    Because some users develop depigmentation after the use of melanogenesis-inhibiting products containing the quasi-drug ingredient Rhododenol, Japanese Dermatological Association (JDA) established a Special Committee on the Safety of Cosmetics Containing Rhododenol on July 17, 2013 and management guide for dermatologists has been updated on the website in order to delineate the diagnostic criteria for Rhododenol-induced leukoderma and provides a broad guide for standard treatment based on current knowledge. This guide is produced on the basis of the guide (version 7) updated on June 20, 2014 in the website. Rhododenol-induced leukoderma refers to depigmentation of varying severity that develops after the use of cosmetics containing Rhododenol, mainly at the site of use. In most cases, repigmentation of part or all the affected area is evident after discontinuation. Histopathologically cellular infiltration around the hair follicles and melanophages are present in most cases. The number of melanocytes in the lesion is declined but not totally absent in most cases. Rhododenol itself is a good substrate for tyrosinase, resulting in the formation of Rhododenol metabolites (e.g., Rhododenol quinone). Melanocytes are damaged by Rhododenol metabolites during the subsequent metabolic process. The continued use of cosmetics containing Rhododenol thus induces tyrosinase activity-dependent cytotoxicity in melanocytes in the epidermis at application sites, resulting in decreasing the amount of melanin produced by melanocytes; the addition of some other factor to this process is believed to subsequently cause the decrease or disappearance of melanocytes themselves from the epidermis.
  • 松永佳世子
    ドクターサロン 3月号 59(3) 34-38 2015年2月  査読有り
  • 沼田 茂樹, 岩田 洋平, 岡本 昌隆, 山本 幸也, 稲熊 容子, 溝口 良順, 松永 佳世子
    Skin Cancer 29(3) 258-263 2015年2月  査読有り
    62歳、男性。初診の6ヵ月前から躯幹・四肢に環状の紅斑を生じた。皮膚生検でCD8陽性異型リンパ球が血管周囲および表皮内へ密に浸潤する像を認め、CD8陽性皮膚T細胞性リンパ腫が疑われ当科へ紹介された。初診時、全身に多発する環状の紅斑と紅色腫瘤を認めた。末梢血に異型細胞はなく、PET-CTを含む画像検査では、皮膚に多発する腫瘤への集積像を認めたが、他に異常集積は認めなかった。受診後より皮疹が急速に増悪し、末梢性T細胞リンパ腫、非特定としてCHOP療法を開始した。その後、追加の精査にて浸潤細胞はCD56陽性、EBER-ISH陽性であり、Southern blot hybridization法でTCR遺伝子再構成検査も陰性であることが判明し、皮膚原発節外性NK/T細胞リンパ腫と診断した。CHOP療法は無効でSMILE療法に変更し、2コースで完全寛解を得た。CD8陽性末梢性T細胞リンパ腫との鑑別が重要と考え報告した。(著者抄録)
  • 西和歌子, 岩田洋平, 有馬豪, 西村景子, 奥本隆行, 吉村陽子, 松永佳世子
    西日本皮膚科 別冊 77(1) 51-54 2015年2月  査読有り
    患者は47歳女性,多発性硬化症による第4胸椎以下の神経障害があり,数年前より車椅子生活であった。2011年3月より左坐骨結節部に褥瘡が生じたが放置していた。3月下旬より38度台の発熱が生じ,解熱しないため,当科を受診した。初診時,左坐骨結節部の褥瘡部に壊死組織を認め,CTでは左臀部から左下腿にかけて皮下深部組織内にガス像を認めガス壊疸と診断した。創部からの細菌培養ではEnterococccus avium,Lactbacillus spが検出された。抗生剤の全身投与を開始したが,第3病日に意識障害を来したため,第4病日に広範囲にデブリードマンを行い,感染の沈静化を得ることができ救命することができた。デブリードマン部の欠損は,複数回の植皮術を行い上皮化した。坐骨部褥瘡は,各種外用剤による保存的治療,局所陰圧閉鎖療法(VAC療法)を約5ヵ月間にわたり試みるも治癒しなかった。そのため左坐骨突出部の削除を含めたデブリードマンと大臀筋皮弁形成術を行うことで退院が可能となった。(著者抄録)
  • 沼田 茂樹, 岩田 洋平, 有馬 豪, 佐野 晶代, 矢上 晶子, 秋田 浩孝, 溝口 良順, 松永 佳世子
    Skin Surgery 24(1) 64-64 2015年2月  
  • 岩田 洋平, 小林 束, 佐野 晶代, 山村 真巳, 土川 美香, 高嶋 礼子, 古川 加名子, 渡辺 彩愛, 大河内 由紀, 臼井 尚子, 植田 優実, 田島 光晴, 松永 佳世子
    Skin Surgery 24(1) 69-69 2015年2月  
  • 矢上 晶子, 松永 佳世子
    日本皮膚科学会雑誌 125(2) 249-250 2015年2月  
  • 佐々木 良輔, 鈴木 加余子, 伊藤 紫, 西 和歌子, 松永 佳世子
    日本皮膚科学会雑誌 125(2) 271-271 2015年2月  
  • 森田 雄介, 矢上 晶子, 佐野 晶代, 安藤 亜希, 松永 佳世子, 赤松 眞木
    日本皮膚科学会雑誌 125(2) 283-283 2015年2月  
  • 渡邊 総一郎, 岩田 洋平, 矢上 晶子, 松永 佳世子, 竹内 誠, 溝口 良順
    日本皮膚科学会雑誌 125(2) 291-291 2015年2月  
  • 鈴木 加余子, 佐々木 良輔, 西 和歌子, 伊藤 紫, 松永 佳世子
    日本皮膚科学会雑誌 125(2) 296-296 2015年2月  
  • Narifumi AKAZA, Hirohiko AKAMATSU, Shigeki NUMATA, Shunji YAMADA, Akiko YAGAMI, Satoru NAKATA, Kayoko MATSUNAGA
    Journal of Dermatology 42 1-6 2015年  査読有り
  • 松永佳世子, 秀道広, 岸川禮子, 福冨友馬, 千貫裕子, 片山一郎, 横関博雄, 相原道子, 藤枝重治, 塩飽邦憲, 松尾裕彰, 平郡真記子, 足立厚子, 伊藤浩明, 矢上晶子, 堀川達弥, 高橋仁, 北場俊, 松井佐起, 小野慧美, 宇賀神つかさ, 芝間さやか, 大澤陽子, 下条直樹, 森田栄伸
    「特殊型食物アレルギーの診療の手引き2015」作成委員会 2015年  査読有り
  • 松永 佳世子
    皮膚病診療 37(1) 6-13 2015年1月  査読有り
  • 松永 佳世子
    皮膚病診療 37(1) 6-13 2015年1月  
  • 田中 紅, 岩田 洋平, 松永 佳世子
    Visual Dermatology 14(2) 152-155 2015年1月  
  • 松永 佳世子
    日本環境感染学会誌 30(Suppl.) 126-126 2015年1月  
  • 鈴木 加余子, 森田 雄介, 田中 紅, 佐野 晶代, 岩田 洋平, 有馬 豪, 矢上 晶子, 松永 佳世子
    Journal of Environmental Dermatology and Cutaneous Allergology 9(1) 16-24 2015年1月  
    2012年に持参香粧品と関連アレルゲンのパッチテストを施行した77例中、持参品に陽性反応を呈したのは14例、持参化粧品は持参しなかったか陰性であったが化粧品関連アレルゲンに陽性反応を呈した(染毛剤を持参しなかった染毛剤皮膚炎を含む)のは13例、パッチテストで持参化粧品も化粧品関連アレルゲンも陰性であったのは50例であった。ロドデノール含有製品陽性は1例であった。成分パッチテストは6例に施行し、そのうち5例で原因アレルゲンを確定できた。その内訳はラウリン酸ジエタノールアミドおよびラウリン酸ミリスチン酸ジエタノールアミド、フェニルエチルレゾルシノール、シリコーン15、3-0-エチルアスコルビン酸、アルガニアスビノサ核エキス+ココイルグルタミン酸Na+カルボマーであった。化粧品関連アレルゲンのみに陽性反応を呈した症例のアレルゲンは、ヘアダイ関連アレルゲン4例、香料6例、防腐剤2例であった。(著者抄録)
  • Narifumi Akaza, Hirohiko Akamatsu, Shigeki Numata, Miyuki Matsusue, Yasuo Mashima, Masaaki Miyawaki, Shunji Yamada, Akiko Yagami, Satoru Nakata, Kayoko Matsunaga
    JOURNAL OF DERMATOLOGY 41(12) 1069-1076 2014年12月  査読有り
    To clarify the influence of the fatty acid composition of sebum in acne vulgaris, we investigated the amounts and fatty acid compositions of triglycerides (TG) and free fatty acids (FFA), and the amounts of cutaneous superficial Propionibacterium acnes in acne patients and healthy subjects. The foreheads of 18 female patients, 10 male patients, 10 healthy females and 10 healthy males were studied in a Japanese population. There were significant differences in the amounts of sebum, TG and cutaneous superficial P.acnes, as well as the fatty acid compositions of TG and FFA between acne patients and healthy subjects in females. Their fatty acid compositions were correlated with the amount of TG with or without acne. It was clarified that the fatty acid compositions of TG and FFA depended on the amount of TG, and there were no differences in the fatty acid composition in the presence and absence of acne.
  • 鈴木 加余子, 青山 裕美, 伊藤 明子, 鈴木 民夫, 種村 篤, 錦織 千佳子, 伊藤 雅章, 片山 一朗, 大磯 直毅, 深井 和吉, 船坂 陽子, 山下 利春, 松永 佳世子, 日本皮膚科学会ロドデノール含有化粧品の安全性に関する特別委員会
    日本皮膚科学会雑誌 124(14) 3125-3142 2014年12月  
    メラニン生成抑制物質である4-(4-ヒドロキシフェニル)-2-ブタノール(商品名;ロドデノール)によって誘発された脱色素斑症例に対して、一次調査に引き続き、その経過を把握するために二次調査を行い、1,445例を集計した。総合評価ではやや軽快以上が全体の72%で、脱色素斑面積が1/2以下になったのは全体の34%であった。全体の42%で経過中に色素増強を認めたが、このうち1/3は色素増強は一時的で軽快していた。治療の有無について回答のあった1,341例中治療を受けている症例は763例(56.9%)であり、その内容は内服薬306例、外用薬651例、紫外線療法74例(重複あり)であった。紫外線治療については、施行した60%以上に有効であり、今後難治症例に対して試みる治療法と考えられる。当該化粧品の使用中止から2年を経て色素再生を認めている症例もあり、色素再生に長期間を要する場合があることが示唆された。(著者抄録)
  • 矢上晶子, 松永佳世子
    皮膚アレルギー フロンティア 12(3) 2014年11月  
  • 青山裕美, 伊藤明子, 鈴木加余子, 鈴木民夫, 種村篤, 錦織千佳子, 伊藤雅章, 片山一朗, 杉浦伸一, 松永佳世子
    日皮会誌 124(11) 2095-2109 2014年11月  
    本邦で,4-(4-ヒドロキシフェニル)-2-ブタノール(ロドデノール)を2%含有する化粧品使用者において,他のメラニン生成抑制物質含有化粧品に比べて高頻度に脱色素斑が発生することが判明し,2013年7月に製造販売業者によって自主回収が発表された.本事例の脱色素斑症例は,2014年6月時点で18,909名と発表されている.日本皮膚科学会は,ロドデノール(RD)誘発性脱色素斑の臨床所見と疫学的な特徴を明らかにするために,RD含有医薬部外品の使用後に生じた脱色素斑を主訴に受診した患者を対象に,2013年7月から9月にかけて全国一次調査を行い,1,338人の調査票を解析した.脱色素斑は96%で製品使用部位に概ね一致していたが,4%では製品使用部位以外にも白斑を認めた.色素脱失部位は顔面(92.9%),頸部(58.8%)が好発部位であった.色素脱失については,完全か不完全かで3型に分類した.その結果,不完全脱色素斑42%,完全脱色素斑17%,混在28%であった.また,43.8%が炎症を伴うものであった.85%の症例では臨床的に特発性尋常性白斑と区別できないと回答された.本調査によってRD誘発性脱色素斑症例の臨床・疫学的な実態を明らかにした.今後,二次調査で疾患の経過,予後について検討する.
  • 矢上 晶子, 松永 佳世子
    皮膚アレルギーフロンティア 12(3) 135-138 2014年11月  
    近年の抗原解析の進歩により、花粉やラテックスと果物や野菜などの植物性食物とのあいだの交差反応性に基づく食物アレルギーの実態が明らかにされてきている。花粉抗原が関与する場合はpollen-food allergy syndrome(PFAS)と呼ばれ、その主要抗原はBet v 1(PR-10ファミリー)、Bet v 2(プロフィリン)である。Latex-fruit syndrome(LFS)の場合はClass 1 chitinaseであり、ラテックスアレルギー患者はクリやバナナ、アボカドにより症状が誘発される。PFASやLFSを引き起こす抗原は、植物の進化の過程で保存され、多種類の植物の細胞に共通して含まれるような酵素や結合性蛋白質であるため幅広い食物により症状が誘発されることが可能となる。これらの食物アレルギーに対する検査法としては、アレルゲンコンポーネントを用いたComponent Resolved Diagnostics;CRDが開発されており、交差反応性抗原を明らかにすることができる。(著者抄録)
  • 鈴木 加余子, 松永 佳世子, ロドデノール含有化粧品の安全性に関する特別委員会
    Journal of Environmental Dermatology and Cutaneous Allergology 8(5) 388-388 2014年11月  

書籍等出版物

 62

講演・口頭発表等

 596

共同研究・競争的資金等の研究課題

 7

社会貢献活動

 57

メディア報道

 38

作成した教科書、教材、参考書

 5
  • 件名
    蕁麻疹・血管性浮腫 パーフェクトマスター皮膚科臨床アセット16
    終了年月日
    2013
    概要
    最新のガイドラインに基づき、蕁麻疹を深く掘り下げて解説した。
  • 件名
    油脂・脂質・界面活性剤データブック
    終了年月日
    2012
    概要
    化学の全体像を提示することを主な目的としている“便覧”に記述されている基礎的データを生かしながら,現場に役に立つ最新のデータを加味したデータブックをまとめた。
  • 件名
    藤田保健衛生大学病院における卒後臨床研修への取り組み
    終了年月日
    2012
    概要
    必修化新臨床研修制度が平成16年4月に導入されて8年が経過した. 新医師臨床研修制度の基本理念を実現するために, この9年間に卒後臨床研修の改善と充実, 屋根瓦方式による指導体制の確立に向けて 臨床研修センター(センター)が中心に行ってきた様々な取り組みについて示した。
  • 件名
    日本美容皮膚科学会用語集
    終了年月日
    2011
    概要
    美容皮膚科学を習得する際に必要な用語を選定した。
  • 件名
    アトピー性皮膚炎-湿疹・皮膚炎パーフェクトマスター 皮膚科臨床アセット1
    終了年月日
    2011
    概要
    日本皮膚科学会作成の診療ガイドラインを基に、薬物治療・スキンケア・悪化因子の除去などについて詳述した。

教育方法・教育実践に関する発表、講演等

 3
  • 件名
    CBT試験問題作成・ブラッシュアップワークショップ
    終了年月日
    2013
    概要
    第46回藤田保健衛生大学医学部医学教育ワークショップに参加しCBTのブラッシュアップを行った。
  • 件名
    理容・美容における化粧品の皮膚への影響とその取扱い
    終了年月日
    2012
    概要
    理容・美容師向けの保健研修カリキュラムの一環として講義を行った。
  • 件名
    理容・美容における化粧品の皮膚への影響とその取扱い
    終了年月日
    2011
    概要
    理容・美容師向けの保健研修カリキュラムの一環として講義を行った。

その他教育活動上特記すべき事項

 16
  • 件名
    医学部M4〜M6担任
    開始年月日
    2011
    終了年月日
    2013
  • 件名
    大学院医学研究科委員会委員
    開始年月日
    2010
    終了年月日
    2012
  • 件名
    教務・学生指導合同委員会委員
    開始年月日
    2010
    終了年月日
    2013
  • 件名
    茶道部部長
    開始年月日
    2009
    終了年月日
    2013
  • 件名
    卒後医学教育委員会委員
    開始年月日
    2010
    終了年月日
    2013
  • 件名
    私立医科大学協会委員会委員
    終了年月日
    2011
  • 件名
    環境保全委員会副委員長
    終了年月日
    2011
  • 件名
    入試委員会委員
    開始年月日
    2010
    終了年月日
    2011
  • 件名
    CM-E国内委員会委員
    終了年月日
    2010
  • 件名
    医学部MOU国際交流委員会委員
    終了年月日
    2010
  • 件名
    後期研修委員会委員
    終了年月日
    2010
  • 件名
    学事協議会構成員
    終了年月日
    2010
  • 件名
    薬事委員会
    開始年月日
    2009
    終了年月日
    2012
  • 件名
    褥瘡対策実務委員会
    開始年月日
    2009
    終了年月日
    2012
  • 件名
    副院長
    開始年月日
    2009
    終了年月日
    2012
  • 件名
    臨床研修センター長
    開始年月日
    2009
    終了年月日
    2012