研究者業績
基本情報
研究分野
1学歴
2-
- 1975年
-
- 1975年
MISC
59-
日本臨床外科医学会雑誌 57(8) 1890-1895 1996年症例は40歳,女性.右乳房腫瘤を主訴に来院した.初診時, AC領域に径2cmの境界明瞭で一部嚢胞形成のある腫瘤を認めた.マンモグラフィーでも境界明瞭な腫瘤で石灰化像は認められなかった.吸引細胞診では核の大小不同と核小体の目立つ上皮細胞が認められclass IVと診断,アポクリン癌も疑われたので生検を施行,本症T2aN0M0, stage IIと診断,非定型的乳房切断術を施行した.切除標本ではリンパ節転移は認められず,術後経過は良好で現在外来にて経過観察中である.<br> 乳腺アポクリン癌は乳癌取扱い規約の組織学的分類では浸潤癌・特殊型に含まれる.本邦報告は56例で平均年齢は57歳と一般の乳癌よりやや高い傾向にあった.吸引細胞診のみで診断し得たものは44%, アポクリン癌と診断し得たものは疑診を含め28%のみで診断を下すには熟練が必要と思われた.
-
Bio therapy 10(3) 511 1996年
-
4th World Congress of Endoscopic Surgery 1994年
-
13th anaual meeting of the American Society of Clinical Oncology 1994年
-
Surgical Endoscopy 8(5) 622 1994年
-
Gastroenterologia Japonica 28,7/9 1993年
-
Cancer and chemotherapy 19,1837 1992年
-
日本大腸肛門病学会雑誌 44,385(3) 385-391 1991年大腸癌治癒切除におけるmitomycin C (MMC), 5-fluorouracil (5-FU), tegafur (FT)を用いた補助化学療法の有用性を検討するために,封筒法による無作為比較対象研究(1979年12月~1983年8,月)を行った.結腸癌と直腸癌に分け,結腸癌ではA群(MMC 50mg術中腸管内投与+FT 1年間投与),B群(5-FU 1,500mg術中腸管内投与+FT 1年間投与)の2群を比較し,直腸癌ではA群(MMC 10~4mg/body/回間歌投与+FT 1年間投与),B群(5-FU 250mg/body/day術後2週間連日投与+FT 1年間投与)の2群を比較した.集積症例は378例(結腸癌171例,直腸癌207例)であった.5年生存率および健存率では,結腸癌A,B群問に差は認められなかったが,直腸癌ではA群に比しB群に予後良好な傾向を認め,特に直腸癌DukesC症例においては有意差(生存率p=0.047,健存率p=0.013)を認めた.
-
Japanese Journal of Colo-Proctology 44,385 1991年