迫田 真幸, 和田 佳久, 辻 洋, 田辺 久信, 海邉 健二
システム制御情報学会 研究発表講演会講演論文集 9 577-577 2009年
近年教育現場において、ICT授業の効果が認められてきている。JST(独立行政法人科学技術振興機構)は教育用デジタルコンテンツを配信する「理科ねっとわーく」を理科教員に向けて提供している。しかし各教員によって、そのデジタルコンテンツ活用の成熟度に違いがあるため、ICT授業の実施によって生まれた知識・経験、デジタルコンテンツを用いた指導案は、個人の中で停滞していることが多い。そこで本研究では,「現状のレベルを知った上で次の目標を目指す」というCMMの特徴に基づき、教員の成熟度モデルの必要性に着目する。そして成熟度に応じたユーザインタフェースを検討し、知識循環・共有の実装手段として人と人とのつながりを利用した知識ネットワーク構築を目指し、Social Networking Serviceによる理科教員支援システムを提案する。