児童教育学部 児童教育学科

田中 善大

タナカ ヨシヒロ  (Yoshihiro Tanaka)

基本情報

所属
大阪樟蔭女子大学 児童教育学部児童教育学科 准教授
学位
博士(心理学)(2011年9月 関西学院大学大学院文学研究科)

J-GLOBAL ID
200901039597517850
researchmap会員ID
6000007780

外部リンク

【資格】公認心理師、認定心理士


論文

 51
  • 田中善大
    大阪樟蔭女子大学付属子ども研究所子ども研究 14 11-20 2024年2月  筆頭著者
  • 前川 圭一郎, 荻野 昌秀, 田中 善大
    発達心理学研究 34(3) 105-118 2023年10月  査読有り最終著者
    本研究では,中学校において学校規模ポジティブ行動支援(SWPBS)の第1層支援に加えて,データに基づく学年規模ポジティブ行動支援(GWPBS)を1年生に対して実施し,その効果を検討した。GWPBSを効果的に実施するために,米国の管理職への規律指導に関する照会(Office Discipline Referral: ODR)を基にした生徒指導記録の件数のデータを用いて支援に関する意思決定を行った。GWPBSとしてキャンペーン形式の第1層支援に加えて第2層支援を実施した。GWPBSの効果を検討するために,生徒指導記録件数の測定に加えて,生徒の適応・不適応に関する質問紙尺度を実施した。GWPBSを実施した結果,対象学年(1年生)の生徒指導記録件数が減少し,特にSWPBSのみでは十分な減少が見られなかった標的行動に十分な減少が見られた。質問紙尺度については,GWPBSの対象学年において,他の学年では見られなかった不適応の指標の改善が確認された。結果から,本研究で実施したデータに基づくGWPBSが,対象学年の生徒の不適切な行動の減少と,それに伴う主観的な不適応の改善に効果があったことが示された。 【インパクト】 本研究は,米国の学校規模ポジティブ行動支援(SWPBS)で標準的に実施されているデータに基づく意思決定を含む形での学年規模ポジティブ行動支援(GWPBS)の実践を日本の学校において実施し,その効果を検証したものである。日本の学校におけるデータに基づくGWPBSに関する実践研究は,これまでに例のないものであり,本研究の結果は,今後日本におけるSWPBSの普及,発展にとって重要なものである。
  • 伊藤 大幸, 中川 威, 片桐 正敏, 田中 善大, 野村 信威, 原田 新, 村山 恭朗
    発達心理学研究 34(3) 97-104 2023年10月  
  • 竹島克典, 田中善大
    自閉症スペクトラム研究 21(1) 15-24 2023年9月  査読有り最終著者
  • 大対 香奈子, 田中 善大, 庭山 和貴, 松山 康成
    LD研究 31(4) 310-322 2022年11月  査読有り

MISC

 38

書籍等出版物

 13

講演・口頭発表等

 49

担当経験のある科目(授業)

 28

所属学協会

 9

共同研究・競争的資金等の研究課題

 7

作成した教科書

 4
  • 件名
    臨床行動分析のABC
    年月日(From)
    2009/01
    概要
    日本評論社から出版された訳書「臨床行動分析のABC(The ABC’s of human behavior: Behavioral principles for the practicing clinician)」の第7章(関係フレームづけ‐行動分析からみた「言語と認知」)の翻訳を行った。成人を対象とした心理療法(行動療法等)の教科書である。
  • 件名
    発達支援のためのチャレンジブック!
    年月日(From)
    2011/03
    概要
    神戸市保健福祉局発達障害ネットワーク推進室発行の冊子であり、保育士対象の発達支援研修の教材として開発したものである。
  • 件名
    なるほど! 心理学観察法
    年月日(From)
    2018/04/04
  • 件名
    障害児保育
    年月日(From)
    2018/05/20

資格・免許

 2
  • 件名
    日本心理学会認定心理士
    年月日
    2015/10/10
    概要
     
  • 件名
    公認心理師
    年月日
    2019/02/05

学会や研究会等での役職

 1
  • 学会名
    日本ポジティブ行動支援ネットワーク
    役職名
    理事
    期間(開始)
    2017/03/17