研究者業績

酒井 孝

サカイ タカシ  (Takashi Sakai)

基本情報

所属
成蹊大学 理工学部 理工学科(機械システム専攻) 教授 (アドミッションセンター長)
学位
博士(工学)(立命館大学)

J-GLOBAL ID
200901012181884378
researchmap会員ID
5000016145

外部リンク

論文

 41
  • 酒井 孝, 鈴木 彩絵, 黄 河
    塑性と加工 65(761) 88-92 2024年6月  査読有り筆頭著者責任著者
    本報では、このレーザ照射したA2024-T3材に加えて、O材、(レーザ未照射の)T3材、T4材、T6材を用いて、FE-SEM装置の鏡筒内での曲げ試験とその場観察を行い、熱処理の違いによる曲げ加工性に及ぼす集合組織の影響について調査した。そして、これまで明らかにした曲げ加工性の改善に関して、IPF(Inverse Pole Figure)マップ、KAM(Kernel Average Misorientation)マップ、局所的テイラー因子マップなどの結晶学的な観点から要因を考察した。
  • 酒井 孝, 石井梨里香, 中村裕紀, 金 秀英, 久保田智
    ぷらすとす 6(65) 238-242 2023年5月  査読有り招待有り筆頭著者責任著者
    著者らは「CAEソフト・DEFORM-3D」を用いて,有限要素法による数値解析でショットピーニング加工を取扱い,被加工材である超硬合金が受ける影響の基礎的な情報の定量的評価を試みた.
  • 酒井 孝, 大野 尚翔, 黄 河, 金 英俊, 小俣 均
    塑性と加工 63(735) 47-51 2022年4月  査読有り筆頭著者責任著者
    本報では,レーザ照射によって集合組織制御された高張力鋼板の曲げ加工性向上のメカニズムを明らかにするために,納入材とレーザ照射した高張力鋼板を対象にして,FE-SEM(Field Emission- Scanning Electron Microscope)鏡筒内での曲げ加工とEBSD(Electron Backscatter Diffraction)その場観察を行った.さらに,曲げ角度の変化にともなう集合組織挙動の変化を調査し,結晶方位が曲げ加工性に及ぼすメカニズムについて明らかにした.
  • 酒井 孝, 深田 佳帆里, 黄 河, 金 英俊, 小俣 均
    塑性と加工 62(725) 69-72 2021年6月  査読有り筆頭著者責任著者
    本報では,今後レーザ加工機の被加工材として期待される,Ti合金のうち最も代表的なTi-6Al-4V合金板にレーザ切断と照射を行い,熱影響相の微視的な変化および硬さについて実験的な調査を行った.今回はそれらのレーザ照射条件別の微視組織の変化について,系統的に調査した結果をまとめた.ここで得られる知見は,Ti-6Al-4V合金板の集合組織制御につながると期待できる.
  • 河村伸義, 酒井 孝, 黄 河, 金 英俊, 小俣 均
    塑性と加工 61(709) 27-32 2020年2月  査読有り責任著者
    本研究では,2000系アルミニウム合金を対象として,レーザ組織照射による組織変化によって製品加工時に最低限必要とされる,冷間での曲げ角度90°までの曲げ加工性の向上を目指した.さらに90°曲げの実現の後,どういった要因によって曲げ加工性が向上したのかを明らかにすることを研究の目的とした.
  • 酒井 孝, 幸田理恵, 新海陽介, 大楠秀樹
    日本食品工学会誌 20(2) 35-40 2019年6月  査読有り筆頭著者責任著者
    著者らはシミュレーションソフトDEFORM-3Dを利用して,パスタダイスの強度設計に関する押出しの応力評価を行った.また,評価対象をダイスだけでなくパスタ素材にも応用し,押出し時にコンテナ内のパスタ生地がどのような挙動でダイス穴まで到達して押出されるのかの可視化も試みた.本報でダイスの応力状態把握とパスタ素材流れの可視化が実現できれば,金型設計だけでなくパスタマシン設計の高効率化および高精度化につながる.
  • Takashi Sakai, Yuri Shimomura
    Engineering and Technology, International Journal of Materials and Metallurgical Engineering 12(3) 100-104 2018年3月  査読有り筆頭著者
    The crystal orientation is a factor that affects the microscopic material properties. Crystal orientation determines the anisotropy of the polycrystalline material. And it is closely related to the mechanical properties of the material. In this paper, for pure copper polycrystalline material, two different methods; X-Ray Diffraction (XRD) and Electron Backscatter Diffraction (EBSD); and the crystal orientation were analyzed. In the latter method, it is possible that the X-ray beam diameter is thicker as compared to the former, to measure the crystal orientation macroscopically relatively. By measurement of the above, we investigated the change in crystal orientation and internal tissues of pure copper.
  • Tsuyoshi Furushima, Yusuke Imagawa, Ken-ichi Manabe, Takashi Sakai
    JOURNAL OF MATERIALS PROCESSING TECHNOLOGY 223(223) 186-192 2015年9月  査読有り
    In this study, we investigate the effects of surface roughening and oxidation, which are dependent on the heating temperature, on the drawing limit in the dieless drawing process of SUS304 stainless steel microtubes. The microtubes have an outer diameter of 0.5 mm and a thickness of 0.13 mm. Dieless drawing apparatus with a chamber filled with argon gas to prevent oxidation is used in the experiments. It was found that the limiting reduction in area increases to a maximum value and then decreases with increasing heating temperature in both argon gas and air. An appropriate heating temperature range from 950 to 1100 degrees C with the maximum drawing limit is obtained from the dieless drawing experiment. In addition, the drawing limit in air is lower than that in argon gas at low temperatures of below 950 degrees C owing to oxidization. In contrast, the drawing limit in air at high temperatures of over 1100 degrees C is higher than that in argon gas, because the oxidation inhibits free surface roughening due to grain growth. Consequently, the drawing limit in dieless drawing strongly depends on the heating temperature. The roles of oxidation and surface roughening, which affect the drawing limit in the dieless drawing of microtubes, also vary widely depending on the heating temperature. (C) 2015 Elsevier B.V. All rights reserved.
  • 又吉祐子, 酒井 孝, 金 英俊, 小山純一
    軽金属 65(8) 339-343 2015年  査読有り責任著者
    本報では,レーザ照射によってCube方位を発達させた工業用純アルミニウムとAl-Mg系合金板の曲げ加工性について実験的に調査し,広範な材料に対する本手法の有用'性について確認した。
  • Yuko MATAYOSHI, Takashi SAKAI, Ying-jun JIN, Jun-ichi KOYAMA
    8(12) 1278-1282 2014年12月  査読有り責任著者
  • 酒井 孝, 長沼陽介
    日本食品工学会誌 15(4) 259-265 2014年12月  査読有り筆頭著者責任著者
    本報では,製造条件の異なる数種類のスパゲティを対象として,プランジャーを用いた圧縮試験から得られた機械的性質の観点から,茹でた後の特性値の違いを実験的に調査した.また,乾燥スパゲティと生スパゲティの機械的な特性値を,含水率や電子顕微鏡による表面観察結果と総合して評価し,スパゲティの品質に影響を与える因子について明らかにした.今回のこれらの調査結果は,今後のスパゲティ麺の食感向上に設計指針として役立つと考えられる.
  • 菊田進作, 酒井 孝, 金 英俊, 小山純一
    塑性と加工 54(633) 923-927 2013年10月  査読有り責任著者
    本研究は,近年盛んに研究されているEBSD法を援用した塑’性ひずみ評価手法を用いて,熱影響層の結晶方位差から塑‘性ひずみ分布を推定し,転位密度や蓄積ひずみエネルギーを近似的に算出した.そして,マイクロビッカース硬さ試験により得られた硬さ値と比較し,熱影響層の微視的構造と力学的特‘性の関係について調査した.
  • Takashi SAKAI, Saori YOSHIKAWA, Hideo MORIMOTO
    World Academy of Science, Engineering and Technology, International Journal of Chemical, Nuclear, Metallugical and Materials Engineering 61 194-197 2013年9月  査読有り
  • 菊田進作, 酒井 孝, 金 英俊, 小山純一
    塑性と加工 54(625) 170-174 2013年2月  査読有り責任著者
    本研究は,各レーザ加工条件で切断を施した各種アルミニウム合金板に形成される熱影響層の組織形態を調査するため,電子後方散乱回折(EBSD : Electron Backscatter Diffraction)による組織観察と結晶方位解析を行った.さらに,この解析結果より得られる結晶粒内の局所的な微小方位差(KAM : Kernel Average Misorientation)を用いて,レーザ切断の熱的影響を定‘性的に評価した.
  • 酒井 孝, 平尾哲郎, 小俣 均, 小山純一
    塑性と加工 54(625) 158-162 2013年2月  査読有り筆頭著者責任著者
    本報では,この結晶方位データベースを応用して,統計解析をもとにしたスプリングバック量の統計的推定を試みた.曲げ加工におけるスプリングバック量,および結晶方位の実験データはともにばらつきを有することから,これらを適切に定量化するための確率統計的手法を確立した.この試みは,難加工材を新たに曲げ加工することなく,これまでに蓄積された結晶方位データベースをもとにしてスプリングバック量を推定できる画期的なものである.
  • 又吉祐子, 酒井 孝, 金 英俊, 小山純一
    軽金属 63(11) 413-414 2013年  査読有り責任著者
    本研究では,純アルミニウム板にCO.レーザマシンを用いたレーザビームを照射し,所望の集合組織であるCube方位を局所的に発達させた高付加価値なレーザ照射材を作り出すことを目的とした。この集合組織制御されたレーザ照射材を曲げ加工した場合,曲げ加工性の向上,スプリングバック量の低下,さらには加工力の低減等の効果が期待できる。
  • Takashi SAKAI, Hitoshi OMATA, Jun-ichi KOYAMA
    World Academy of Science, Engineering and Technology, International Journal of Chemical, Nuclear, Metallugical and Materials Engineering 59 2309-2313 2011年11月  査読有り
  • 酒井 孝, 平尾哲郎, 小俣 均, 小山純一
    JCOSSAR2011(構造物の安全性・信頼性に関する国内シンポジウム)A論文 7 554-559 2011年10月  査読有り筆頭著者
    本報では、この微細結晶粒材の曲げ加工における結晶方位の変化についてのデータベースを構築し、集積割合の定量データと逆極点図(IPF)、さらには曲げ加工におけるスプリングバック量の定量データをデータベースに蓄積した。このデータベースは、本報の後続 の課題となるデータベースを応用した微細結晶粒材のスプリングバック量の推定に応用できる。
  • 菊田進作, 酒井 孝, 小俣 均, 小山純一
    JCOSSAR2011(構造物の安全性・信頼性に関する国内シンポジウム)A論文 7 548-553 2011年10月  査読有り責任著者
    本研究では、レーザ加工材の高信頼性な曲げ加工技術を確立するため、切断面に形成した熱影響層の再結晶集合組織ならびに曲げ応力負荷にともなう変形集合組織の形成とその結晶回転について明らかにした。さらに、レーザ加工条件の違いによる集合組織分布 の変化について定量的な解析を行い、レーザ加工による集合組織制御の可能性についても検討した。
  • 酒井 孝, 則近孝彰, 森本秀夫
    JCOSSAR2011(構造物の安全性・信頼性に関する国内シンポジウム)A論文 7 542-547 2011年10月  査読有り筆頭著者
    本研究では、純銅の単結晶材および多結晶材を対象として、圧下率を順次変化させて強ひずみ付加加工を行い、創製した加工材にV曲げ加工を施しスプリングバック量を正確に測定した。その後、曲げ加工の前後でND面曲げ部についてSEM-EBSD装置による結晶方位観察を行い、強ひずみ付加加工による集合組織の形成と、その集合組織が二次加工である曲げ加工へ及ぼす影響について調べた。これより、信頼性の高い材料を安定供給する観点から、微細粒銅の機械的性質や塑性加工性の向上に寄与する材料組織の微視的因子についても明らかになることが期待できる。
  • 酒井 孝, 笠井信三
    日本機械学会論文集C編 76(771) 2847-2853 2010年11月  査読有り筆頭著者
    本報ではそれの次段階として、同じ解析対象の椀の微視的な表面性状を対象とし、走査型レーザ顕微鏡画像による定量データのフラクタル解析を行った。ここで得られた微視的データとこれまでの巨視的データとを組み合わせることによって、さらに次段階での転写技術確立に向けた転写の際の設計指標を定義することを目的とした。さらに、フラクタルの特徴である自己相似性についても検証した。
  • 酒井 孝, 吉田慶介, 小山純一, 仲町英治
    軽金属 59(4) 179-184 2009年4月  査読有り筆頭著者
    本研究では、結晶粒微細化材の塑性加工特性、とくに曲げ加工特性に注目して実験を行い、従来から当該分野において最重要視されているスプリングバック特性について機械的性質の変化と関連付けて考察した。なお、結晶方位の異なる単結晶と多結晶材料微細化材のスプリングバック特性を調査したこれら一連の成果は、結晶方位とスプリングバックとの基礎データを連続的に蓄積したデータベースの構築に利用され、このデータベースを援用した高精度曲げ加工を実現するだけでなく高機能被加工材の創製に繋がる。
  • 酒井 孝, 笠井信三, 山本耕治
    塑性と加工 50(576) 44-48 2009年1月  査読有り筆頭著者
    本報では、有名陶芸家作をはじめとしたいくつかの陶器に対して、これらにフラクタル特性があるかについて実験的な調査を行った。すなわち、癒しやゆらぎの要因の一つとして、それらの形状不規則性に幾何学的なフラクタル特性が考えられるため、フラクタル次元Dをはじめとした定量的評価を行った。ここでは、各種陶器のフラクタル性について調査するとともに、後の転写技術確立に向けて有用な癒し成分の定量データを得ることも目的とした。
  • T. Furushima, K. Manabe, T. Sakai
    Materials Transactions 49(6) 1365-1371 2008年  査読有り
    Microtube is commonly used and required, particularly as micro components in micro-system technologies (MST) and micro electro-mechanical systems (MEMS). In this paper, fabrication process of microtube using superplastic dieless tube drawing was studied experimentally. Superplastic material used is Al-78Zn alloy tube with outer diameter of 2 mm and wall thickness of 0.5 mm. A high-frequency induction heating apparatus with air cooling nozzle was used for the dieless drawing. In the experiment of single pass dieless drawing, the effect of drawing conditions such as forming temperature, distance between heater and cooler and tensile speed on deformation profile, was clarified. Furthermore, in three-pass dieless drawing, a microtube with outer and inner diameters of 343 μm and 161 μm respectively can be fabricated successfully. In addition, from the experimental results and fundamental principles, it is confirmed that the ratio of inner to outer tube diameters maintains a constant value during dieless drawing. In other words, the geometrical similarity with the minimization of dimension is satisfied in this process. Finally, it is found that the surface roughness of microtube maintains a constant value in the dieless drawing process.
  • 真鍋健一, 村重雄志郎, 清水徹英, 酒井 孝
    銅と銅合金 46(1) 111-115 2007年8月  査読有り
    本研究は、絞り加工により無給油ブシュや複雑化が進むソケット等の製造が考えられる端子用リン青銅板を供試材とし、ミリスケールの2工程円筒深絞り実験を表面粗さの異なる工具を用いて行い、金型表面粗さが絞り性や製品精度に及ぼす影響を調査した.また製品精度の評価の際、表面粗さの評価方法としてフラクタル解析を実施し、従来の計測方法での結果と比較検討した.
  • 酒井 孝, 高橋 良輔, 古島 剛, 小山 純一
    軽金属 56(12) 728-729 2006年12月  査読有り筆頭著者
    本研究では,微細化材の塑性加工特性,とくに曲げ加工に注目して実験を行い,従来から当該分野にて重要視されているスプリングバック特性について有限要素解析ソフトAITAS による解析結果と関連付けて考察した。
  • T SAKAI, T SAKAI, K OKADA, M FURUICHI, I NISHIKAWA, A SUGETA
    International Journal of Fatigue 28(11) 1486-1492 2006年11月  査読有り筆頭著者
    In reliability assessment of mechanical structures in the long period, it is important to clarify the fatigue characteristics in such a long sequence of cyclic loading. Thus, ultra-long life fatigue properties of SCM435 steel were experimentally examined in rotating bending. In addition, high cycle fatigue data of the same kind of steels were extracted from the database on fatigue strength of metallic materials published by JSMS (The Society of Materials Science, Japan). These results and original data obtained by the authors were put together, and the statistical fatigue properties of these kinds of steels were analyzed as duplex P–S–N characteristics.
  • 古島 剛, 真鍋 健一, 酒井 孝
    日本塑性加工学会誌 (塑性と加工) 47(548) 870-874 2006年9月  査読有り
  • T. Sakai, T. Furushima, K. Manabe, H. Morimoto, E. Nakamachi
    JSME International Journal (Japan Society of Mechanical Engineers) Ser. A 49(2) 216-219 2006年4月  査読有り
    In order to improve the material characteristics of single and polycrystals of pure aluminum, the relationships between crystallographic orientations and microstructures, and the mechanical properties were examined. Several conventional grain-forming procedures, such as accumulative roll bonding (ARB), equal-channel angular pressing (ECAP) and accumulative forging bonding (AFB), were performed to obtain the ultrafine-grained structure. Furthermore, some analytical results, such as crystal direction maps, inverse pole figure (IPF), and texture, were obtained from the SEM-electron backscattered diffraction pattern (EBSP). As a result, (1) for the ARB method, increases of strength and ductility were shown, since the cube orientation was developed; (2) for the ECAP method, in the extrusion direction (ED) plane at the die angle Ψ=100°, peculiar distributions of microstructure and hardness were obtained; (3) for the AFB method, stratified inclination microstructures were obtained, and thus the typical texture was also observed.
  • Sakai Takashi, Hoshiai Sodai, Nakamachi Eiji
    JSME International Journal Series A Solid Mechanics and Material Engineering 48(4) 451-457 2005年10月  査読有り筆頭著者
    Titanium (Ti) thin films were created on glass and Pb(Zr, Ti)O3 (PZT) substrates using magnetic RF sputtering apparatus. Nano-indentation tests were carried out to study the influence of the Ti thin layer on piezoelectric properties. The piezoelectric properties of the PZT plate and a Ti sputtered one were also measured by laser Doppler vibrometer. Furthermore, some characteristics, such as crystalline structure, depth profiles, and surface roughness of the films were observed by means of an atomic force microscope (AFM). Main conclusions obtained in this study are summarized as follows: (1) From detailed observation and analytical results of AFM, the surface roughness, Ra, tends to increase as Ti film thickness increases. (2) Some of the mechanical properties, such as reduced modulus Er and hardness H obtained from nano-indentation tests, are significantly related to film thickness. (3) The validity of piezoelectric finite element analysis (ANASYS program) for deformation of a piezoelectric material was investigated. As a result, piezoelectric response properties are present in as-received PZT specimens and Ti-sputtered PZT specimens. Experimental and FE analytical results indicate that the piezoelectric coefficient is significantly influenced by Ti layer.
  • 酒井孝
    軽金属 55(9) 414-415 2005年9月  査読有り筆頭著者
    本研究では,軽量材料として近年特に注目されているマグネシウム合金を対象として,曲げ変形に伴う結晶粒形状や結晶方位の変化を詳細に調べた.また,AFM・ナノインデンテーション複合装置を用いて微視スケールでの結晶粒内および結晶粒界近傍における機械的特性値の計測を行い,金属組織学を考慮して考察した.
  • 日本材料学会金属材料疲労信頼性評価標準検討委員会, 酒井達雄, 菅田 淳
    材料 54(1) 37-43 2005年1月  査読有り
    本講では,改訂版の出版にあたり,初版に対する変更箇所や補強箇所等の改定点の内容を紹介するとともに,今回の改定による本学会標準【S-N曲線回帰法】の機能強化部分を分り易く解説することとする.また,現実の疲労試験データに対して本学会標準改訂版によりS-N曲線を回帰したいくつかの解析例についても紹介し,本学会標準の一層の普及と社会への定着を促進するための一助とする.
  • 上野 明, 境田彰芳, 松岡政夫, 酒井 孝, 岡田憲司, 原田幸明, 芳須 弘, 菊地純一, 酒井達雄
    第5回構造物の安全性・信頼性に関する国内シンポジウム(JCOSSAR2003)A論文(査読付き) 459-464 2003年11月  査読有り
    現在,当該データベースの構築作業は,学術論文約100報を対象にしたデータ収集作業がほぼ終わり,データベース発刊へ向けてのエラーチェックと編集作業を進めている.本論文では,データ入カシステムの概略と収録されているデータの特色等を紹介する.
  • 酒井 孝, 星合壮大, 仲町英治
    軽金属 53(3) 98-103 2003年3月  査読有り筆頭著者
    アクチュエータ機能に優れるPZT(ジルコン酸チタン酸鉛)が生体適合性を有するようになることを目標として,ガラスあるいはPZT基板上にRFマグネトロンスパッタ装置により生体適合性金属薄膜を成膜した機能性新材料を創製し,その工程における制御変数が薄膜の機械的性質に及ぼす影響を実験的に調べた.
  • 酒井 孝, 星合壮大, 仲町英治
    軽金属 52(12) 609-610 2002年12月  査読有り筆頭著者
    本研究では,PZT単体,生体適合性金属のチタンをRFマグネトロンスパッタによりPZT表面に成膜したチタン+PZT材料,および比較材の酸化物半導体ZnOを対象として,これらの生体適合性試験を試みた.チタンは,整形外科を中心に生体用金属材料として,近年頻繁に使われている極めて生体適合性の高い材料である.ここでは.これをPZT表面に被覆することにより,圧電特性を損なわずに生体適合に優れる圧電セラミックスの製作を試みた.
  • 西川 出, 中易秀敏, 菅田 淳, 横幕俊典, 吉岡純夫, 首藤俊夫, 新谷奉史, 酒井 孝, 酒井達雄
    材料 51(1) 54-60 2002年1月  査読有り
    本研究では汎用性のある非線形回帰手法として知られているGauss‐Newton法を基礎として,各種のS-Nモデルを適用するに当たって,高い収束安定性を有する改良非線形回帰手法を新たに提案するとともに,これを基礎として,代表的な疲労モデルすべてに対して適用できる回帰法を提案することとした.さらに,提案した回帰手法を用いて,いくつかの実際の疲労強度データに対して疲労モデル当てはめを行い,その有効性について調べることとした.
  • Izuru NISHIKAWA, Hidetoshi NAKAYASU, Atsushi SUGETA, Sumio YOSHIOKA, Toshio SHUTO, Toshinori YOKOMAKU, Tomofumi SHINTANI, Takashi SAKAI, Tatsuo SAKAI
    Materials Science Research International, Special Technical Publication 1 7-22 2001年5月  査読有り
    The construction of the "Database on Amorphous Alloys" was resumed after a while dormancy in 1995. In those days, the Internet and the World Wide Web (WWW) began to rapidly spread all over the world including Japan. On this demand, we planed to build up a new data-entry system using personal computer with the Internet. Present paper describes the design concept, specification and features of this data-entry system.
  • Akira UENO, Kenji OKADA, Tatsuo SAKAI, Takashi SAKAI, Akiyoshi SAKAIDA, Yoshihiko YUBA, Koichi HIRAKAWA, Masao MATSUOKA, Yoshifumi SUZAKI, Jun-ichi KIKUCHI
    Materials Science Research International, Special Technical Publication 1 5-10 2001年5月  査読有り
    In the present study, an improved Gauss-Newton method for non-linear regression is proposed, as well as a sequential non-linear regression method to provide new nonlinear regression techniques. Examples of the regression results for a ferrous material and a non-ferrous metallic material are also reported in this paper.
  • 酒井孝, 酒井達雄, 上野 明
    日本機械学会論文集A編 66(652) 2183-2190 2000年12月  査読有り筆頭著者
    本研究では,前報で提案したフラクタル解析法を基礎として,とくに金属材料の疲労破面の幾何学的不規則性に関する定量解析を行い,本手法の疲労破面解析への適用性を検証した.ここでは,線形破壊力学パラメータと破面性状特性との関係を調べる趣旨から,ASTM規格準拠のCompact Tension Specimen(CT試験片)を用い,疲労き裂進展過程と応力拡大係数の関係が追跡できるような疲労き裂進展試験を実施した.また,こうして得られた疲労破面を走査形レーザ顕微鏡(SLM:Scanning Laser Microscope)で観察し,破面の凹凸をリアルタイムで二次元ディジタル情報として数値化し,これを基礎データとして疲労破面性状のフラクタル解析を行った.
  • 酒井達雄, 酒井孝, 上野明
    日本機械学会論文集A編 66(644) 741-747 2000年4月  査読有り筆頭著者
    大な物体の表面近傍の限られた領域の表面性状すなわち凹凸の状況に注目すれば,これは機械加工面の不規則性の解析と同様に平面問題に帰着される.これは本研究の基本的視点であり, こでは金属材料の引張破面性状の定量評価に対して,前報に準じた解析を試み本解析法の広い有効性を検証することとした.
  • 酒井達雄, 酒井 孝, 上野 明
    日本機械学会論文集A編 64(620) 1104-1112 1998年4月  査読有り筆頭著者
    本研究では,このフラクタルの概念を機械加工面の特性評価に適用し,加工面性状の定量解析法の確立を試みる.本報ではとくにシェイパ加工,フライス盤加工,平面研削,バフ研磨なる4種類の加工法により平面仕上げした場合の表面性状の不規則性について,上記のフラクタル幾何学を応用した定量解析法を検討し,本解析法の有効性を確認した.

講演・口頭発表等

 1

所属学協会

 3

共同研究・競争的資金等の研究課題

 25

学術貢献活動

 2