大岩雄典, 砂山太一
2021年11月27日 - 2021年12月26日 芸術活動
「予感」をテーマにしたインスタレーション作品。展示室の中央には、その部屋を縮小再現した紙製の可動模型があり、天辺に設置された3台の小型カメラがその内部を撮影した映像が吊られた2枚のスクリーンに中継上映されている。模型を動かすと照明との位置関係が変わり、スクリーンの映像も日で影が傾いたように変化する。映像に重ねられた字幕は、「予感症」という架空の感染症が登場するSFの物語を語る。インスタレーションの中で映像を繰り返し観賞することが、劇中の「予感」やそのぞっとする時間の乱れに伴う「悪寒」と結びつく。