研究者業績

志田 哲之

シダ テツユキ  (Tetsuyuki SHIDA)

基本情報

所属
東京女子大学 女性学研究所 特任准教授
学位
博士(人間科学)(2004年1月 早稲田大学)

研究者番号
00880436
J-GLOBAL ID
202101011021931530
researchmap会員ID
R000022360

主要な論文

 9
  • 志田哲之
    現代思想 50(16) 82-94 2022年12月  
  • Haruko NAKAMURA, Yoshie YANAGIHARA, Tetsuyuki Shida
    Journal of East Asian Libraries 165 2017年10月  査読有り
  • 池岡 義孝, 木戸 功, 志田 哲之, 中 正樹
    人間科学研究 = Waseda journal of human sciences 12(1) 75-92 1999年7月  査読有り
    The purpose of this paper is to present some aspects of the family recognition of the single dweller. Main streems of Japanese family sociology in the post World War II era, based on structural-functionalism, has focused on the family as small group and has analyzed mainly its changing processes from traditional stem-family system to modern conjugal-family system and its inner structure: family roles and family relationships. In these approaches, regardless of age and sex, the single dweller, never forming family group, has been excluded from study of family sociology, or placed in a marginal objects at best. But it is worth while to examine these subjects more closely. The single dweller may have those close family relationships as mutual supports and affections with someone who are now not living together. As the matter of fact, many family sociologist have refered to the existence and living conditions of the single dweller in various ways. Nevertheless, most of their perspectives have standardized the single dweller uniformly without considering the family recognition of single dweller concerned. In this paper, after summarizing the historical streems about the study of single dweller in Japanese family sociology, we present our research findings about the family recognition of the single dweller, and discuss the adaptation of theoretical framework of constructionist approach to the family study.
  • 志田哲之
    『ヒューマンサイエンスリサーチ』 7 247-260 1998年6月  査読有り

MISC

 9
  • 志田哲之
    『リスク学事典』 540-541 2019年6月  
    [事典項目執筆](日本リスク研究学会編『リスク学事典』)
  • 志田哲之
    『現代家族ペディア』 2015年11月  
    [事典項目執筆](比較家族史学会編, 『現代家族ペディア』)
  • 志田 哲之
    論叢クィア = Journal of queer studies Japan (7) 7-20 2014年4月  査読有り
  • 志田哲之
    『現代社会学事典』 936-936 2012年  
    [事典項目執筆](見田宗介編集顧問、大澤真幸・吉見俊哉・鷲田清一編集委員, 『現代社会学事典』)
  • 志田 哲之
    『家族社会学研究』 18(2) 133-133 2007年2月  
  • 志田 哲之
    「家族社会学研究」 13(1) 105-105 2001年8月  
    セジウィックによる本書は, 奇しくもバトラーの『ジェンダー・トラブル』と, その原著 (1990), 日本語訳 (1999) ともそれぞれ同年に出版された。バトラーが既存のジェンダー理解を構築主義的視点から批判的に問いかけたというならば, セジウィックは同様の視点から同様の問いかけを既存のセクシュアリティ理解に対して行なったといえ, 両書はジェンダー・セクシュアリティ研究に対し, 強いインパクトを与えた。<BR>「近代西洋文化の実質上どのような側面についての理解も, 近代のホモ/ヘテロセクシュアルの定義に関する批判的な分析を含まない限りは, 単に不完全というだけではなく, その本質的部分に欠陥を持つことになる」 (P.9) 。冒頭においてそう主張する著者は, その批判的分析を, 異性愛主義を内在化させている20世紀の西洋文化全体の側からではなく, 近代のゲイ理論および反同性愛嫌悪 (アンチ・ホモフォビア) の理論といった, 相対的に中心から外れた視点から始めることが適切であるとし, この視点から本書を著わした。このような問題関心から, 本書は二項対立化されている男性のホモ/ヘテロセクシュアルの定義が内包する矛盾や非一貫性に着目し, この矛盾や非一貫性に対して裁定を図るのではなく, むしろそれらの有するパフォーマティヴな効果を明らかにすることを企図した。<BR>序論では, ホモ/ヘテロセクシュアルの定義問題や二項対立について, またジェンダーとセクシュアリティを区分することによって生じる研究上の生産性についてなど, ホモセクシュアリティを研究していくうえでの諸議論に対し, 鋭い予備的考察が公理のスタイルをとって展開されている。序論としての役割を果たしながらも, この序論のみでホモセクシュアリティに関する今日的議論の概観を把握することが可能であり, まずはこの序論を一読することを勧めたい。<BR>第1章から第5章にかけては20世紀の欧米の文学作品を分析対象として, 本質主義対構築主義の拮抗, 二項対立, ホモセクシュアル・パニック, クローゼットという沈黙の発話状態などについて詳細に論じている。<BR>西洋文化圏において対照的な二項対立化された諸カテゴリーが, 実は暗黙のうちにダイナミックに存続しており, ホモ/ヘテロセクシュアルもその一部であるという筆者の主張は家族研究に連結する。なぜならこれら諸カテゴリーのリストとして筆者がとりあげた私的/公的, 男性的/女性的などは, 近代家族論の立脚点と相通じるからであり, 本書において筆者が行ったこれら二項対立の脱構築の試みは, 今後の家族研究のさらなる展開に対し示唆的であろう。また, 近代家族論以前の家族研究が, ホモセクシュアリティを研究の対象外とするか, あるいは病理として扱い, そして近代家族論においてはジェンダーを主要な軸のひとつに据えているものの, ホモセクシュアリティについては俎上に乗せられなかったという経緯をふまえるならば, 近代家族論以降の家族を論じる際にホモセクシュアリティという, あらたな軸を導入する意義や可能性について検討するヒントも本書から与えられるだろう。
  • 宮内孝知, 荒井浩道, 入江公康, 木戸功, 空閑厚樹, 志田哲之, 渋谷望, 中正樹, 森嶌由紀子
    早稲田大学人間総合研究センター, 研究資料シリーズ 41 1-202 2001年5月  
  • 志田 哲之
    『家族研究年報』 (24) 73-76 2000年10月  

主要な書籍等出版物

 8

主要な担当経験のある科目(授業)

 39

所属学協会

 4