研究者業績

高見 美保

タカミ ミホ  (MIHO TAKAMI)

基本情報

所属
兵庫県立大学 看護学部 教授
学位
博士(看護学)(2011年6月 兵庫県立大学)

連絡先
miho_takamicnas.u-hyogo.ac.jp
研究者番号
50613204
J-GLOBAL ID
202001006887115596
researchmap会員ID
R000013153

学歴

 1

委員歴

 5

論文

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  • 高見美保
    臨床老年看護 30(3) 49-53 2023年6月  招待有り
  • 高見 美保, 坂下 玲子, 川田 美和, 中西 永子, 小野 博史, 河野 孝典, 武内 玲, 西池 絵衣子, 中筋 美子, 永坂 美晴
    Phenomena in Nursing 5(1) O1-O9 2021年  
    【目的】健やかな地域生活を促進するためのプログラムへの参加高齢者に対する,COVID-19の感染拡大防止対策の影響と,それによって生じた身体状況及び生活状況の変化を明らかにすることである。【方法】プログラム開始前,プログラム実施6ヵ月後,再開時の3回分の評価が揃っている参加高齢者13名(全員女性,平均年齢80.5歳)を対象とし,身体状況の計測値と生活状況の変化について分析した。【結果】プログラム開始前,プログラム実施6ヵ月後,再開時の比較で,体重,骨密度,2ステップテスト値に有意な変化が確認された。体重は51.4kg,49.1kg,51.2kgと変化し(p=.013),介入前と再開時の比較に減少が認められた。また,骨密度は66.0g/cm2,76.0g/cm2,73.2g/cm2と変化し(p=.013),介入前と介入6ヵ月後の比較で上昇が認められ,2ステップテスト値も0.9,1.1,1.0と変化し(p=.018),介入前と介入6ヵ月後の比較で上昇が認められた。また,生活上の変化として「体調に問題ない」と「外出を控えた/頻度が減少した」の回答者数は同数だったが,その半数に「足腰の弱りを自覚する」状況があり,転倒や骨折による入院に至ったケースもあった。【結論】本研究の結果より,COVID-19の感染拡大による半年以上の健やかな地域生活を促進するためのプログラム休止は,参加高齢者の外出頻度を低下させ,運動機能に影響を与えたことが分かった。高齢者にとって低下した運動機能を引き上げることは容易ではなく,骨折など受傷に伴う入院は廃用性症候群を引き起こす可能性もある。今後は感染対策下であっても,高齢者の活動の場を確保できるような新たな交流方法を整備するとともに,地域で生活する高齢者に持続的にアプローチできる支援活動が必要である。(著者抄録)
  • 高見 美保, 武藤 祐歩, 小野 博史, 中西 永子, 中筋 美子, 武内 玲, 西池 絵衣子, 徳田 幸代, 茅野 幸絵, 坂下 玲子
    日本看護科学学会学術集会講演集 40回 P10-014 2020年12月  
  • Reiko Sakashita, Hiroshi Ono, Takuichi Sato, Miho Takami, Woesook Kim, Eiko Nakanishi, Hiroyuki Kusumoto, Masayo Hamasaki, Misao Hamada
    Asian/Pacific Island nursing journal 5(2) 63-72 2020年  
    This study evaluated the effectiveness of a life-enhancement program designed to focus on dining conditions in welfare facilities for seniors living in Japan. Effectiveness was specifically evaluated based on whether improvements were achieved in (1) nutritional status, (2) oral health, (3) frequency of fever, and (4) vitality of appetite across three sites. As part of a comprehensive-care initiative that began with dining support, the program consisted of two main components: (1) a 3-month intensive program comprised of (a) collective experiential learning for residents and staff (including nutritionists, nurses, and physiotherapists) and (b) a tailor-made individual program for residents followed by (2) a 3-month continuation program. Participants included 168 individuals (31 males and 137 females) from a total of three facilities (average age was 85.9 [60-104] years). Results showed that the intensive program significantly improved nutritional status (e.g., BMI, caloric intake, and water intake; P < 0.000-0.005) and tongue movement (P < 0.000) while significantly reducing dental-plaque and tongue-coating indices (P < 0.000). Significant improvements were also achieved for degree of appetite and vitality indices (P < 0.000-0.001). However, incidences of fever were not reduced. These findings indicate that the program effectively improved nutritional status, oral health, vitality, and appetite. However, these effects did not sufficiently remain once the program was finished, thus suggesting the need for a continuous intervention.

MISC

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  • 高見美保, 坂下玲子, 川田美和, 中西永子, 小野博史, 河野孝典, 武内玲, 西池絵衣子, 中筋美子, 永坂美晴
    Phenomena in Nursing (Web) 5(1) 2021年  
  • 高見 美保
    老年精神医学雑誌 31(8) 817-822 2020年8月  
    認知症の人とのコミュニケーションでは、「聴く・(相手を)理解する・伝える」という相互の循環的なやりとりが重要であり、このようなコミュニケーションを重ねることで、認知症の人が有している力が引き出され、認知症の人の生活がより安寧なものになっていくことが期待できる。そして、コミュニケーションから始まる日々のケアが"認知症の人の生活や人生にどうつながっていくのか"をイメージすることが、認知症ケアチームの実践力を支える基盤になると考えられる。(著者抄録)
  • 高見 美保
    老年精神医学雑誌 31(8) 817-822 2020年8月  
  • 中筋 美子, 茅野 幸絵, 武藤 祐歩, 高見 美保
    兵庫県立大学地域ケア開発研究所研究活動報告集 5 9-11 2020年3月  
  • 高見 美保, 中筋 美子, 野村 陽子
    Phenomena in Nursing 1(1) R・1-R・14 2018年3月  
    医療機関、介護老人保健施設、特別養護老人ホームなどで勤務する看護師13名、介護福祉士9名を対象に、三つの認知症ステージ(軽度〜中程度〜重度)に該当する認知症者とその家族および、診療に関わっている医師に対して、認知症ケアに携わる看護師・介護福祉士が留意している関わりの特徴を明らかにするために聞き取り調査を行った。得られたデータは内容分析で分析した。分析の結果、認知症ケアに関わっている看護師、介護福祉士は認知症の進行法に伴う全ステージにおいて、認知症者に対する理解に力を注いでいることが明らかになった。重度のステージであっても敬意をもって【「その人」の力が維持できるように関わり続ける】ことに努めようと考えていることなどが示された。認知症者の全般的なフィジカルアセスメントを積極的に行い、認知症への治療効果が得られるよう、認知症者の意思決定支援を推進することが重要だと考えられた。
  • 千葉 理恵, 高見 美保, 中筋 美子, 松田 智子, 今井 澄子, 下雅意 つるゑ, 矢口 隆啓, 高原 久美子, 長谷川 聡美, 畑田 純子, 前田 祥子, 前本 くに子, 余田 明美, 焦 丹丹, 山口 綾
    兵庫県立大学地域ケア開発研究所研究活動報告集 3 5-7 2018年3月  
  • 大野 かおり, 坂下 玲子, 小枝 美由紀, 高見 美保, 小野 博史
    兵庫県立大学看護学部・地域ケア開発研究所紀要 24 27-41 2017年3月  
    目的 超高齢社会の到来に伴って、疾患や加齢等により安定した経口摂取が困難な患者が多くなり、食支援を必要とする高齢者は急増しているが、在宅ケアの要である訪問看護師が主体的に取り組む食支援に関する研究は少なく、ほとんどが事例報告である。そこで本研究では在宅での生活支援の中で、訪問看護師がどのような食支援を行っているのか、その実際を明らかにするために調査を行った。方法 食を支援するための具体的な看護実践を明らかにすることを目指しているため、調査対象は食への支援を積極的に展開している訪問看護ステーションに勤務している訪問看護師とした。この訪問看護師に対して、グループインタビューを行った。インタビューデータより食支援の内容を読み取り、類似性に従って分類した。結果および考察 5名の訪問看護師からデータが得られた。生活支援の中での食支援として、食支援を積極的に行っている訪問看護師は「その人らしく生きる食支援」を行っていた。訪問看護師が行う食支援は【食に対する看護師の思い】を根底におきつつ、療養者と家族の意思を尊重することを基盤にしてケアを行っていた。そして、在宅ケアの特徴を踏まえて【高度なアセスメント】【食に対する全人的なケア】【包括的な食支援のための多職種連携】【連続的な評価】という取り組みを展開していた。(著者抄録)
  • 坂下 玲子, 高見 美保, 森本 美智子, 金 外淑, 加治 秀介, 小野 博史, 藤原 美保, 濱田 三作男
    兵庫県立大学看護学部・地域ケア開発研究所紀要 23 31-46 2016年3月  
    【目的】「食」を切り口として包括的なケアを進めることで生活全般に波及することをねらい「食からはじめる生活支援プログラム」を作成した。本研究は、その効果と継続性に関して評価することを目的とし、1)栄養摂取状態、2)口腔健康、3)発熱頻度、4)意欲・食欲の改善が入居者にみられるかを明らかにした。【方法】研究協力者は一特別養護老人ホーム入居者(入居者)および入居者のケアに直接かかわる施設スタッフ(介護職、栄養士、看護師、理学療法士等)とした。プログラム内容は、3ヵ月間の1)集中プログラム:入居者各自についての(1)テーラーメイド個人プログラムと(2)集団体験学習プログラム(入居者対象および施設スタッフ対象を各月1回計3回)、続く3ヵ月間の2)継続プログラムからなる。介入の効果と継続性を検討するため、介入開始前、介入3ヵ月後、介入6ヵ月後(終了時)、介入終了6ヵ月後において、以下の項目を比較した。1)栄養摂取状態(BMI、摂取カロリー量、水分摂取量、食形態)、2)口腔健康状態(現在歯、齲歯、義歯、処置歯、歯垢、舌苔、舌機能)、3)調査前3ヵ月の発熱頻度、4)意欲(Vitality index)、食欲。4回分の調査記録がある入居者について分析を行った。本研究は兵庫県立大学看護学部・地域ケア開発研究所研究倫理委員会の承認をうけ実施した。【結果・考察】研究協力入居者は100人(男性24人、女性76人)、平均年齢は83.6歳(60〜101歳)であった。1)栄養状態には有意な変化がみられ、摂取カロリー(p=0.005)、水分摂取(p=0.000)、食形態(p=0.003)のいずれの項目も介入前と比較し介入6ヵ月後にかけ改善する傾向にあったが、介入終了6ヵ月後には元に戻る傾向にあった。2)口腔清掃の状況を示す歯垢や舌苔では、介入前と比較し、介入3ヵ月後、介入6ヵ月後、介入終了6ヵ月後と有意に改善した。3)発熱の頻度は有意な変化がみられ(p=0.019)、介入前と比較して介入3ヵ月後は有意に低下した。4)食欲は有意な変化がみられ(p=0.000)、介入前と比較し、介入3ヵ月後、介入6ヵ月後は有意に増進したが、介入終了6ヵ月後には減少した。Vitality Indexは有意な変化がみられ(p=0.000)、介入前と比較し、介入3ヵ月後は有意に増加したが、介入終了6ヵ月後には減少した。【結論】本プログラムは、栄養状態、口腔健康、発熱頻度、意欲や食欲の向上に効果があると考えられたが、介入終了後その効果は続かず、継続的に介入を行っていく必要性が示唆された。(著者抄録)
  • 高見 美保
    臨床老年看護 22(6) 61-67 2015年11月  
  • 高見 美保, 大久保 和実, 伊藤 大輔, 稲野 聖子, 森山 祐美, 中筋 美子
    日本看護科学学会学術集会講演集 35回 701-701 2015年11月  
  • 坂下 玲子, 高見 美保, 森本 美智子, 加治 秀介, 小野 博史, 西平 倫子, 濱田 三作男
    兵庫県立大学看護学部・地域ケア開発研究所紀要 22 27-39 2015年3月  
    【目的】高齢者の食事の物性に関しては誤嚥防止の観点からしか十分な関心が払われていない。普通食は咀嚼を要するので、唾液分泌を促し免疫や口腔衛生に貢献し、また廃用性萎縮の防止や咀嚼嚥下機能の維持増進が期待できる。そこで、本研究は、1)食形態は肺炎の発生と関連があるか、2)食形態は栄養状態と関連するか、3)食形態とムセは関連するか、4)普通食摂取を可能にする要因は何か、という4つの研究疑問を解くことを目的とした。【方法】調査対象は一特別養護老人ホーム入居者80人(男性13人、女性67人)、平均年齢88.7歳であった。調査項目は、1)食形態(普通食、軟菜、キザミ食、ペースト食、胃瘻)、2)健康状態(要介護度、認知症高齢者の日常生活自立度、既往歴、発熱、BMI、摂取カロリー量、水分摂取量、食欲、ムセの頻度、Vitality index)、3)口腔状態(現在歯数、義歯数、う歯、咬合、舌機能)であった。本研究は兵庫県立大学看護学部研究倫理審査委員会の承認をうけ実施した。【結果・考察】1)食形態は肺炎の既往や発熱と有意な関連があった。過去3ヵ月間の発熱は、普通食摂取者25人中5人(20.0%)に対し、ペースト食摂取者22人中12人(54.5%)、胃瘻16人中10人(62.5%)と多かった(p=.045)。2)食形態は栄養状態と関連した。平均摂取カロリー量は、普通食(1320.5±231.9Kcal)、キザミ食(1209.2±231.9Kcal)、ペースト食(1150.0±211.0Kcal)、胃瘻(809±153Kcal)であった(p=.000)。3)食形態とムセは有意な関連はみられなかった。軟らかで細かい食形態であってもムセは改善しなかった。4)ロジスティック回帰分析(変数減少法)の結果、普通食摂取に有意に影響したのはVitality index、食欲、咬合状態の3項目であった。【結論】本研究は横断的研究であるため、因果関係に言及することはできないが、本研究の結果は咀嚼を要する食形態は、良好な健康状態と関連すると考えられた。(著者抄録)
  • 高見 美保, 大久保 和実, 稲野 聖子, 伊藤 大輔, 森山 祐美, 石橋 信江, 武林 智子
    日本看護科学学会学術集会講演集 34回 564-564 2014年11月  
  • 勝沼 志保里, 山本 あい子, 吉田 俊子, 佐々木 久美子, 高橋 和子, 塩野 悦子, 黒瀧 安紀子, 藤原 由子, 牛尾 裕子, 高見 美保, 野並 葉子
    日本災害看護学会誌 15(1) 165-165 2013年7月  
  • 高見 美保, 水谷 信子
    老年看護学 15(2) 36-43 2011年6月  
    本研究の目的は、認知症高齢者と家族介護者が関わり合う際に生じる困難を軽減する看護介入の開発である。先行研究をもとに、認知症高齢者と家族介護者の「理解と関係を促進する介入プログラム」を作成し、ともに暮らす認知症高齢者6名とその家族介護者6名に実施した。実施状況はビデオ録画、IC録音、フィールドノートで記録し、両者が関わり合う際に生じる困難の変化の分析を通し、プログラムの有用性を検討した。その結果、認知症高齢者に【湧き上がる自然な感情を表現する】、【仲間を意識して気づかう】など自己を表現し、他者と協調する様子がみられ、家族介護者にも【相手に添った関わりをする】や【病前の面影にも注目する】、【気持ちを通わせて相手を知る】など認知症高齢者の行動特性への理解と対応がみられた。このような変化が、両者が関わり合う際に【補う】、【見えにくいことからも相手を理解する】という関係のもち方や理解の仕方を導くことが明らかとなり、認知症高齢者と家族介護者が関わり合う際の困難を軽減する看護介入として、この介入プログラムの有用性が示唆された。(著者抄録)
  • 松岡 千代, 川口 幸絵, 久米 真代, 水谷 信子, 高見 美保
    日本災害看護学会誌 9(1) 112-112 2007年7月  
  • 得居 みのり, 西山 みどり, 高見 美保, 森山 裕美, 水谷 信子
    日本認知症ケア学会誌 5(2) 326-326 2006年9月  

共同研究・競争的資金等の研究課題

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