高田 光雄, 安枝 英俊, 加茂 みどり, 井上 晋一, 加藤 芳邦, 仁科 有美
住宅総合研究財団研究年報 27(27) 113-124 2001年
本研究では,高齢化,少子化,女性の社会参加などを背景とする生活単位の個人化の検討を踏まえて,個人をベースとしたハウジングが重要化するという仮説に立って,これに対応した住宅計画をめざして,シナリオ・アプローチによる住宅計画手法の開発を試みた。すなわち,第一に,シナリオ・アプローチによる住宅計画手法の開発概要について述べるとともに,第二に,2つの具体的な住宅計画プロジェクトに本手法を適用する実験を行うことにより,シナリオ・アプローチによる住宅計画手法の有効性の検証を行った。