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金 政一

キム ジョンイル  (Jeongil Kim)

基本情報

所属
兵庫県立大学 環境人間学部 講師
学位
博士(工学)(2013年9月 東京大学)

ORCID ID
 https://orcid.org/0009-0005-7082-8334
J-GLOBAL ID
202001019872100970
researchmap会員ID
R000013284

学歴

 2

論文

 18
  • 島貫 友貴, 倉渕 隆, 大森 敏明, 金 政一
    空気調和・衛生工学会 論文集 50(342) 1-10 2025年9月5日  査読有り
    ガスコンロで加熱される鍋の伝熱は鍋の底面と側面を通して行われるが,熱の伝わり方は底面と側面で大きく異なる。本報では,鍋の底面の伝熱量と側面の伝熱量を分離して求める測定方法を提案する。径と高さが異なる複数の鍋を用いて,鍋の底面への伝熱量と熱流束の半径方向の分布,および側面への伝熱量と熱流束の高さ方向の分布を求めることができることを示した。本提案に基づいた検証実験の結果は,同一の鍋を用いた既報値とよく一致した。
  • 島貫 友貴, 倉渕 隆, 金 政一, 有賀 瑞稀, 大澤 嵩生, 鳥海 吉弘, 李 時桓, 大森 敏明, 冨永 隆一
    空気調和・衛生工学会 論文集 49(326) 9-15 2024年5月5日  査読有り
    本研究の目的は業務用ガスコンロにより加熱される鍋の伝熱を明らかにすることである。ガスバーナで発生する予混合火炎は鍋の底面に衝突後,周囲の空気を巻き込みながら燃焼を継続して鍋底の外縁まで広がる。燃焼ガスは鍋底の外縁で,浮力により鉛直方向に向きを変えて鍋の側面に沿って上昇する。このように鍋の加熱形態は底面と側面で異なるので,それぞれの伝熱性状を明らかにする必要がある。第一報では,鍋の側面における伝熱性状を明らかにするために,燃焼ガスと鍋側面の対流熱伝達率の実験方法を提案する。第二報では,鍋側面の伝熱モデルを構築した伝熱性能の推定方法を報告する。第三報では,鍋の側面および底面の伝熱性能の実験方法を提案する。
  • 金 政一, 倉渕 隆, 竹内 仁哉, 田口 遥樹, 吉野 一, 鳥海 吉弘
    空気調和・衛生工学会 論文集 48(321) 9-19 2023年12月5日  査読有り
    本研究は,排気や還気を処理して再度室内に給気する空気循環系について,動的定常濃度という概念を適用し,対象室の供給空気による換気効率を求めるためのトレーサガス実験法の開発を目指すものである。本報(第3報)では,動的定常濃度を用いた空気齢分布の測定の手順を示すとともに,適切なタイミングでデータ収集を行った場合に得られる動的定常濃度が等価な開放系の空気齢になることを実験室実験にて確認した。さらに,複数の空気循環系を対象とした空気齢分布の算出方法を示し,複数のビル用マルチ空調機が運転されている実空間において,二台のビル用マルチ空調機からの供給空気を対象とした空気齢分布の実験的検証ならびに CFD解析を実施した。その結果,循環換気量による名目換気時間の1.0~1.5倍程度のタイミングでデータ収集を行えば,精度良い空気齢測定が可能であること,実空間において複数の循環系を対象として空気齢測定を実施する場合,循環系単体の空気齢分布を合成することで精度良く空気齢測定が可能であることを示した。
  • 竹内 仁哉, 倉渕 隆, 田口 遥樹, 金 政一, 吉野 一, 鳥海 吉弘
    空気調和・衛生工学会 論文集 48(314) 29-37 2023年5月5日  査読有り
    本研究は,排気や還気を処理して再度室内に給気する空気循環系について,動的定常濃度という概念を適用し,対象室の換気効率を求めるためのトレーサガス実験法の開発を目指すものである。本報(第2報)では第1 報に引続き,空気循環系における動的定常濃度を用いた空気齢分布の算出方法を示すとともに,空気齢測定の原理の確認や適切なデータ収集のタイミングに関する知見を得るためにCFD解析を実施した。その結果,漏気なしの条件での動的定常濃度から得られる空気齢分布は,開放系におけるパッシブスカラーの空間一様発生による空気齢分布と一致すること,漏気がある場合の空気齢は,測定開始から時間が経過すると,漏入口付近で漏気がない場合の空気齢分布からの乖離が見られるが,循環換気量による名目換気時間の1.0~1.5倍程度,漏入口付近を除けば数倍程度のタイミングでデータ収集を行なえば,精度良い空気齢測定が可能であることを明らかにした。
  • Jeongil Kim,Takashi Kurabuchi,Arisu Furusawa,Haruki Taguchi,Hike Ri,Sihwan Lee
    E3S Web of Conferences 396(1032) 2023年  査読有り

MISC

 105

書籍等出版物

 1

所属学協会

 5

共同研究・競争的資金等の研究課題

 1