研究者業績

西畑 和輝

ニシハタ カズキ  (KAZUKI NISHIHATA)

基本情報

所属
兵庫県立大学 自然・環境科学研究所 自然環境系 系統分類研究部門
兵庫県立人と自然の博物館 自然・環境評価研究部

J-GLOBAL ID
202501015891203349
researchmap会員ID
R000099115

論文

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MISC

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  • 中西 花奈, 西畑 和輝, 山口 富美夫
    蘚苔類研究 13(5) 92 2025年5月31日  
    キサゴゴケは宮崎県日南市にある五百禩(いおし)神社にあるスギから採集された標本をもとに,新属新種として発表された(Iwatsuki 1957).その後,愛知県,静岡県,三重県,京都府,兵庫県,宮崎県から報告があり(樋口・松本2015),東海・近畿地域と九州宮崎の中間にあたる四国の分布については述べられていない.しかし,岩月(1979)では高知城から報告があるにもかかわらず,見過ごされている.今回,筆者らは高知県で本種の生育地を新たに確認したので報告する.
  • 井上侑哉, 井上侑哉, 磯崎大翔, 西畑和輝, 池松泰一, 藤原泰央, 小木曽映里, 山口富美夫
    日本植物分類学会大会研究発表要旨集 24th 2025年  
  • 西畑 和輝, 山口 富美夫
    蘚苔類研究 13(5) 88 2025年  
    2022 年に筆者は,木口ほか(2009)によって沖縄島北部から報告されたS. spiculosus について検討し,その中にS. mammillosus が含まれていたことを明らかにした(西畑ほか2023).両種は,中肋の向軸側のパピラの形態が,S. spiculosus は大きなとげとなるのに対し,S. mammillosus は先が分かれたパピラとなることで区別できるとした.その後,筆者はさらに沖縄や小笠原で調査を行い,顕微鏡下の観察を継続した結果,沖縄島にS. mammillosus と同様の中肋の特徴をもつが,葉がより細長く,乾燥しても葉がねじれたり曲がったりせず,開出したままになる個体群が分 布することがわかった.
  • 西畑 和輝, 中西 花奈, 山口 富美夫
    蘚苔類研究 13(2) 35 2024年8月20日  
    2023 年1 月に大阪市の咲くやこの花館でこけ展が開催された.こけ展では,大温室内のコケ植物に着目して展示が行われた他,普段来館者の目に触れることのないバックヤードで育ったコケ植物が多く展示された.今回,来館者として訪れた筆者らは,展示物の中に国内に分布が見られていないカタシロゴケ科の一種Calymperes pallidum Mitt. が植物園の管理下でひっそりと生育していることに気がついたため,本種の紹介を行いたい. 今回の発見は,海外から意図せず持ち込まれたコケ植物が国内で定着するか否かという実態把握の一例となるとともに,植物園や関連施設周辺での調査・研究の必要性を感じさせる事例である.
  • 西畑 和輝, 岸田 知展, 井上 侑哉, 山口 富美夫
    蘚苔類研究 12(11) 283-284 2023年5月10日  

講演・口頭発表等

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