山道 真帆, 梶原 右揮, 森本 美智子
日本看護科学会誌 46 332-343 2026年 査読有り筆頭著者
目的:造血幹細胞移植に携わる看護師を対象として,移植準備期における「患者の治療決定における看護支援の振り返り尺度」の交差妥当性を検討する.
方法:全国の同種移植件数が平均月1件以上の診療科に勤務する看護師を対象に自記式質問紙調査を実施した.確証的因子分析により,振り返り尺度の因子構造およびモデル適合度を検討した.
結果:30施設283名から回答を得て,261名を分析対象とした(有効回答率61.1%).モデル適合度は,CFI = .886,TLI = .866,RMSEA = .077であり,概ね許容可能な水準であった.外的基準に設定した移植後長期フォローアップ外来担当資格の有無により得点差が認められ,小~中程度の効果量を示した.
結論:「患者の治療決定における看護支援の振り返り尺度」は造血幹細胞移植に携わる看護師の移植準備期の看護支援においても開発時と同様の因子構造を示し,一定の交差妥当性が示唆された.