高谷 裕紀子, 山本 あい子, 小林 康江, 中岡 亜紀, 勝田 仁美, 中込 さと子, 大崎 富士代, 片田 範子
日本看護科学学会誌 18(2) 40-50 1998年
激震からは免れ火災や倒壊などによる被害が比較的少なかったA市の保健所が行う乳児健康診査・3歳児健康診査に来所した68名の母親を対象とし,半統制型の面接調査を行った.震災後の母子を取り巻く環境の変化に伴い,心身の健康状態には通常とは異なる様々な変化が生じていた.それらの状態の変化は殆どの場合,時間の経過と共に消失していたが,中には震災後1年が経過した時点まで持続していたケースも見られた.以上をふまえて,災害時の母子支援システムとして以下の4点を提言した. 1)知識の普及, 2)ニードに合わせた専門的窓口の設置, 3)ネットワーク作り, 4)今後のフォローアップの必要性