友定 俊彦, 小橋 昌司, 近藤 克哉, 畑 豊, 高野 恭寿, 村中 昭雄, 柴沼 均, 吉矢 晋一, 黒坂 昌弘
電子情報通信学会技術研究報告. SIS, スマートインフォメディアシステム 104(144) 5-10 2004年6月18日
人工膝関節置換手術後,生体内の人工膝関節の動作機能評価にはX線透視画像が広く用いられている.従来様々な,X線透視画像を用いた動作機能評価法が提案されてきたが,Occlusionが発生している画像への適用は困難であった.そこで本研究では,Occlusionが発生している画像に適用可能な人工膝関節の動作機能評価法を提案する.提案手法は,X線透視画像と人工膝関節の3次元形状データを用い,ファジィイメージマッチングにより,人工膝関節の位置・姿勢を認識し,動作機能を定量化する.本提案手法をシミュレーション画像,ファントム画像,被験者の画像に適用した結果,Occlusionが発生した画像においても,動作機能評価に有効であることを確認した.