井城 一輝, 盛田 健人, 新居 学, 田中 洋, 小橋 昌司, 信原 克哉
臨床バイオメカニクス 38 113-118 2017年10月 査読有り
先行研究でGyftopoulosらは腱板断裂患者の2次元MR画像から腱板3次元形状の再構築を行う方法を報告しているが、論文中に例示された腱板3次元形状は滑らかではないため、腱板の形状を忠実に再現できたとは言い難い。一方、Turkらは複数枚の断面図から物体3次元形状を再構築する方法を報告している。同手法の概要は、3次元形状を陰関数で表現し、断面間の陰関数値を放射基底関数で補間することで滑らかな3次元形状を生成するというものであり、本法を肝臓などの医用画像に応用した報告はあるが、腱板に応用した報告はみられない。そこで今回、腱板断裂例に応用し、本法によって再構築された3次元形状と実際の術中所見を比較した。結果、再構築された3次元形状は滑らか且つ自然であり、術中所見と一致した。