三浦 加代子, 橘 ゆかり, 中谷 梢, 堀内 美和, 升井 洋至, 森井 沙衣子, 横溝 佐衣子, 井奥 加奈, 岩城 啓子, 片平 理子, 川西 正子, 岸田 恵津, 坂本 薫, 作田 はるみ, 白杉 直子
日本調理科学会大会研究発表要旨集 27 123-123 2015年
【目的】小学校における家庭科の学習指導要領において,炊飯の学習では,「基礎的・基本的な知識及び技能を身につけることをねらいとしており,米の洗いかた,水加減,浸水時間,加熱の仕方,蒸らしなど固い米が柔らかい米飯になるまでの一連の操作や変化を実感的にとらえ,炊飯することができるようにする」と記載されている。一方、現在の家庭での炊飯は自動炊飯器が一般的に用いられ,「鍋を使ってご飯を炊く」という機会は少ないため,「鍋での炊飯」を教える必要はないという意見もある。そこで学校現場での炊飯実習の現状を知り,今後の炊飯実習のあり方について検討することを目的に平成26年度大会においては,近畿の小学校の家庭科担当教員を対象に行った炊飯実習の現状についての調査結果を報告した。今回は,関東の小学校にも調査対象を拡げ,その現状を調べ近畿との比較検討を行うことを目的とした。<br>【方法】平成26年11月に,関東1都6県から各100校ずつを無作為抽出した合計700校の公立小学校の家庭科担当教員を対象に,家庭科の炊飯実習に関するアンケート調査を郵送法により行った。回収率は33.4%であった。<br>【結果】炊飯実習はほとんどの小学校で行われており、鍋による炊飯が,関東98%,近畿90%,自動炊飯器のみが関東2%,近畿8%という結果となった。材質はガラスが約85%を占め,ステンレス,アルミ,ホーローの順で近畿と概ね同じ傾向を示した。炊飯実習で困っていることは,関東では火加減の指導(52%),焦げる(37%)があげられ,近畿の火加減の指導(44%),焦げる(31%)より上回っていたが,炊飯実習に対する否定的な意見は少なかった。<br><br>