山崎 克人, 平野 雅嗣, 長井 英仁, 片渕 哲朗, 松井 純爾, 篭島 靖, 津坂 佳幸, 福島 和人, 香村 芳樹, 田村 進一, 杉村 和朗
電子情報通信学会技術研究報告. MI, 医用画像 101(434) 15-20 2001年11月9日
我々は、放射光を用いた屈折イメージングの臨床の可能性を検討中である。本稿では, サンプルと冷却CCDの間の距離を10、5および0.1mにセット・アップした。距離を離すほど散在線は顕著に減少し、コントラストが改善された。空間分解能はテストチャートを用いて80ミリレムの被爆量で36マイクロメートルであった。また人間の頭蓋骨(同じ被爆量)と手のファントム(約20ミリレム)の画像を取得した。それらの画質は、同じ被爆量で臨床画像と比較して非常に改善された。放射光を用いたシンプルなイメージングの臨床における可能性を示す。