三宅 康成, 佐藤 洋平
農業土木学会論文集 1995(176) 121-129,a1 1995年 査読有り
近年,「自然」とのふれあいの場として市民農園が注目を受け,開設数も急激に増加してきた。しかし,現状では,利用者の農園に対する意識は十分に把握されておらず,課題の一つとなっている。<BR>本研究では,茨城県南部に開設されている市民農園利用者へのアンケート調査を通して,市民農園に対する利用者の評価の現状を明らかにした。<BR>利用者の評価は,彼らの農園利用実態と密接にかかわっており,農園開設および改善にあたっては,主として休憩施設,区画面積,農園の安定的利用などの基礎的な条件に配慮する必要性があることを指摘した。