研究者業績
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研究分野
1論文
261MISC
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Hepatogastroenterology 59(114) 426-429 2012年
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臨床消化器内科(0911-601X) 26(4) 487-490 2011年3月79歳女。鉄欠乏性貧血と診断され鉄剤を処方されるが改善傾向が認められず、精査加療目的に紹介となった。軽度貧血と血清鉄の低値、赤沈値の上昇を認め、腹部X線で腸閉塞像、異常石灰化像は認めず、CTでは結腸の壁肥厚を認めたが石灰像は認めなかった。大腸内視鏡検査で、盲腸は青白調の浮腫状粘膜で静脈の怒張と不整形の潰瘍を認め、上行結腸から横行結腸にかけても青白調の浮腫状粘膜であった。盲腸から盲腸の潰瘍辺縁を含めて、直腸まで生検を施行した。生検の結果、盲腸の潰瘍辺縁を含めて、粘膜固有層および粘膜下層に血管周囲の線維性肥厚と間質の線維増生を認めた。また、Azan染色にて膠原線維、間質の染色を認めた。以上の検査所見から、特発性腸間膜静脈硬化症の初期病変を疑った。
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Anticancer Res 31(2) 705-710 2011年
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Clin Exp Med 11(4) 211-217 2011年
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日本消化器病学会雑誌 107(12) 1910-1915 2010年12月低用量アスピリン(low-dose aspirin;LDA)の腸管に対する副作用については、これまで十分に検証されていなかった。最近、虚血性心疾患や脳血管障害の二次的発症予防目的でLDAの長期服用患者が増加していることから、LDAによる腸管傷害は増加することが予想される。LDAによる腸管傷害は小腸・大腸ともに認められ、小腸では多発潰瘍や膜様狭窄、大腸では潰瘍型と腸炎型の存在が明らかとなっている。治療として今のところPG製剤の有効性が示されているが十分なデータとはいい難い。今後のさらなる研究が期待される。(著者抄録)
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Journal of Japanese Society of Gastroenterology 107(12) 1910-1915 2010年12月
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胃と腸 45(10) 1642-1655 2010年9月Crohn病に対する抗TNF-α抗体治療はインフリキシマブの開発により目覚ましい進歩を遂げた.単に炎症の改善のみにとどまらず,瘻孔の閉鎖や腸管の潰瘍治癒による腸管粘膜治癒という新しい概念を生み出し,患者QOLの向上をもたらした.しかし,維持投与中に効果が減弱あるいは消失するいわゆる効果減弱例や2次無効例が出現して,治療に難渋する症例がみられるようになった.インフリキシマブの効果減弱症例は,様々な投与法の工夫により臨床的寛解,またはそれに準じた状態に持ち込めるが,小腸に病変を有する症例の多くは臨床的に寛解状態であっても,内視鏡画像で小腸の粘膜治癒が得られていない.(著者抄録)
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胃と腸 45(10) 1682-1687 2010年9月MPRを用いたMSCT,CT enterography,CT enteroclysisは,アフタ性潰瘍の初期病変などは評価できないものの,Crohn病小腸病変における腸間膜側の炎症,腹腔内膿瘍,狭窄,大量出血,リンパ節腫大,腸管腸管瘻を含む瘻孔病変の評価を非侵襲的に簡便に評価することにおいて優れている.(1)腸管合併症を有するCrohn病患者として,回腸末端部から出血を繰り返す小腸大腸型Crohn病の32歳女性,(2)再燃時に広範な縦走潰瘍に伴う小腸狭窄と腹腔内膿瘍を認めた34歳男性,(3)小腸部分切除後に小腸多発狭窄を認めた39歳男性の症例を提示した.MPRを用いたMSCT,CT enterography,CT enteroclysisは,非侵襲的に大量の容量データを獲得し,Crohn病の腸管合併症においても非侵襲的かつ簡便に病変を評価可能である.(著者抄録)
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胃と腸 45(6) 1037-1045 2010年5月患者は50歳代,女性.排便時の血液付着を主訴に当科を受診した.大腸内視鏡検査で横行結腸に径10mm大で,陥凹の中心にドーム状隆起を伴う,いわゆるIs+IIc型病変を認めた.NBI観察では,佐野分類でIIIA,広島分類でC1,昭和分類でirregularと診断した.ピオクタニンによる拡大観察では,pitの大小不同は認めたものの,辺縁不整,内腔狭小はあまり認めず,V<sub>I</sub>型軽度不整と診断した.超音波内視鏡では,隆起部で第3層の不整を認め,中心に低エコー領域があり,粘液や血管の存在が疑われた.以上の所見よりpSM-m癌を疑い,腹腔鏡下横行結腸切除術を施行した.病理組織学的には,粘膜内に限局した病変で,粘膜下層には動脈を主体とする大型血管の集簇を認めた.最終診断はwell differentiated adenocarcinoma(tub1),pM,ly0,v0で,リンパ節転移,遠隔転移は認めなかった.陥凹型早期大腸癌はSM浸潤率が隆起型に比較して高く,特に陥凹内隆起を伴う病変はSM深部浸潤を示唆する所見として重要とされている.今回,陥凹内に隆起を伴うが,組織学的にはM癌であった症例を経験したので報告した.(著者抄録)
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Case Rep Gastroenterol 4(1) 111-117 2010年
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Dig Dis Sci 55(12) 3449-3457 2010年
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Anticancer Res 30(1) 239-244 2010年
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Int J Mol Med 25(3) 471-477 2010年
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GASTROINTESTINAL ENDOSCOPY 69(5) AB189-AB189 2009年4月
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GASTROINTESTINAL ENDOSCOPY 69(5) AB177-AB177 2009年4月
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Int J Mol Med 24(4) 563-569 2009年
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Eur J Gastroenterol Hepatol 21(6) 613-619 2009年
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Int J Mol Med 23(4) 521-527 2009年
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Dig Dis Sci 54(11) 2391-2398 2009年
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日本消化器外科学会雑誌 40(7) 2007年7月1日
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日本消化器外科学会雑誌 39(7) 2006年7月1日
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東三医学会誌 (28) 79-81 2006年3月89歳女性。患者は食道裂孔ヘルニアに対し内服薬にて経過観察中であったが、嘔吐回数が頻回となり、経口摂取困難となったため、緊急入院となった。精査の結果、通過障害を伴う混合型食道裂孔ヘルニアと診断し、内視鏡的に嵌頓した胃を整復、胃壁の固定と栄養補助目的に胃瘻を造設した。整復・固定後、経口摂取の回復とともにQOLの改善がみられた。
講演・口頭発表等
4教育内容・方法の工夫(授業評価等を含む)
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件名-開始年月日2011/06/17終了年月日2011/06/17概要M3 PBLⅠ
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件名-終了年月日2012/04/27概要M3 消化器
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件名-終了年月日2012/07/02概要CM-1
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件名-終了年月日2012/04/13概要M3 消化器
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件名-終了年月日2012/04/27概要M3 消化器
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件名-終了年月日2012/10/30概要M4 PBLⅡ
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件名-終了年月日2013/04/23概要M3 消化器系
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件名-終了年月日2013/04/26概要M3 消化器系
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件名-終了年月日2013/06/24概要臨床工学科 2年 臨床医学総論Ⅰ