Curriculum Vitaes
Profile Information
- Affiliation
- School of Medicine Faculty of Medicine, Fujita Health University
- Degree
- 学士
- J-GLOBAL ID
- 201501016859433154
- researchmap Member ID
- 7000012769
Misc.
14-
肝・胆・膵, 64(6) 875-877, 2012
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日本高齢消化器病学会誌, 14(2) 7-11, 2012今回われわれは当院で経験した腸管憩室穿孔13例について検討した。内訳は男性7例、女性6例、平均年齢は65歳であった。このうち70歳以上を高齢者群(7例)、70歳未満を非高齢者群(6例)に分類し、臨床因子について比較検討した。高齢者群で有意に多かった因子は女性、free air、S状結腸穿孔、慢性疾患の合併、薬剤服用歴、便秘であった。また、NSAIDsの内服歴が高齢者で有意に多かった。併存疾患として心血管疾患が高齢者に多い傾向にあった。血液検査所見として高齢者は白血球数が4,000/μl未満の症例が多い傾向にあった。高齢者の腸管憩室穿孔症例における臨床的特徴について文献的考察を加え報告する。(著者抄録)
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肝胆膵画像, 13(7) 711-715, 2011膵石により膵管内圧が上昇して疼痛の原因になり,さらに慢性膵炎の病態を悪化させる.膵石を除去することで疼痛の軽減と慢性膵炎の進行が抑制できると考えられる.膵石の非手術的治療にはESWLと内視鏡治療があり,ESWLの適応は主膵管または副膵管内に結石が存在し,腹痛を訴えるものである.特に主膵管に結石が嵌頓して膵炎再燃を繰り返す症例が第一選択である.内視鏡治療の適応は主膵管内に浮遊する大きさ5〜6mm大の結石である.両者を併用することで膵石消失率は70%以上,症状緩和率も90%以上と成績良好な成績が報告されている.ただし,再発率が高いと報告されており,膵管ステンティングなどの予防策が今後の課題である.(著者抄録)
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綜合臨床, 60(5) 736-739, 2011慢性膵炎では不規則な線維化、細胞浸潤、実質の脱落などの慢性変化が膵臓全体に認められる。慢性膵炎は進行性、非可逆性であり、急性炎症が繰り返され内・外分泌機能が低下していく。その長い臨床経過のなかで膵石、膵管狭窄、仮性嚢胞などの合併症が生じると膵管内圧が上昇して疼痛の原因になり、さらに慢性膵炎の病態を悪化させることになる。本稿では、慢性膵炎の治療、とくに膵石の治療について解説する。(著者抄録)
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消化器内視鏡, 22(9) 1495-1500, 2010急性閉塞性化膿性胆管炎(AOSC)は重篤な急性胆管炎であり、緊急胆道ドレナージを速やかに行う必要がある。胆道ドレナージの方法には、内視鏡的胆道ドレナージ(EBD)と経皮経肝的胆道ドレナージ(PTBD)がある。治療選択は偶発症が比較的少ないEBDが第一選択として推奨される。しかし、区域性胆管炎やEBDが困難な場合には、PTBDが第一選択として推奨される。または早期にEBDからPTBDへの移行を考慮する必要がある。AOSCは厳しい状況のなかで胆道ドレナージを実施しなければならないことが多く、救命のためには緊急EBD、PTBDを施行できる体制作りと技術の研鑽が重要である。(著者抄録)