基本情報
- 所属
- 藤田医科大学 医学部 医学科 安全管理室 消化器外科 教授板文種報徳會病院 消化器外科 教授
- 学位
- 医学博士(2003年3月 藤田医科大学)
- J-GLOBAL ID
- 201501010986706714
- researchmap会員ID
- 7000012878
- 外部リンク
日本外科学会 認定医、日本外科学会 専門医 、日本外科学会 指導医
日本医師会 医療安全推進者、日本旅行学会 認定医、日本旅行学会 留学安全管理者、日本腹部救急学会腹部救急 認定医、日本内視鏡学会上部内視鏡スクリーニング 認定医、日本人間ドック会・予防医療学会 認定医、専門胃瘻造設者、認定胃瘻教育者、日本病院機能評価機構 評価者(サーベイヤー)、愛知県医師会医療安全支援センター 委員長、認定医療メディエーター
所属学会 :
日本外科学会
日本消化器外科学会
日本臨床外科学会
日本腹部救急学会 評議員
日本肝胆膵外科学会 評議員
日本内視鏡外科学会 評議員
日本胆道学会
日本膵臓学会
医療の質安全管理学会 日本医療マネジメント学会
International Society of Surgery Active Menber,
The Cell Transplantation Society(CTS) Active Menber,
厚生労働省科学研究”急性胆道炎の診断ガイドライン”ワーキンググループ
国際胆道炎特別研究プロジェクト委員
賞 罰 :
2007年9月 Cell transplant Society travel grant Award ( CTX 学会賞受賞)
2010年9月 日本胆道学学術集会 会長奨励賞受賞
職 歴 :
1992年6月〜1994年3月 春日井市民病院 研修医
1994年4月〜1995年5月 春日井市民病院 外科
1995年6月〜1996年3月 東海市民病院 外科
1996年4月〜1997年8月 藤田保健衛生大学病院 病院助手
1997年8月〜2000年8月 米国 University of Nebraska Medical Center (UNMC), Dep. Of Transplantation Surgery, Reserch Fellow
2000年9月〜2004年3月 藤田保健衛生大学 消化器外科第2科 助手
2004年3月〜2008年3月 藤田保健衛生大学 胆膵外科 定員外講師
2008年4月〜2015年8月 藤田保健衛生大学 総合外科・膵臓外科 准教授
2015年9月〜 藤田保健衛生大学 医療の質安全管理部 室長・消化器外科 教授
主要な論文
295-
Fujita Medical Journal 6(1) 7-11 2020年 査読有り責任著者
MISC
517-
すい臓 32(6) 912‐919(J‐STAGE)-919 2017年12月腎細胞癌の転移臓器として膵臓は比較的稀であるが、転移性膵腫瘍の原発巣は腎臓の頻度が高いと言われている。また、再発までの期間も10年以上の報告例が多く長期にわたる経過観察が必要である。当科では2008年から2015年の間に5例の腎細胞癌膵転移の切除例を経験した。転移までの期間は最長16年であった。5例中3例が多発症例であった。3例の多発症例では、多発病変が造影CTの早期動脈相にて強濃染される腫瘍として明瞭に描出された。全例に根治切除が施行され、多発例のうち2例は可能な限り膵を温存する術式を選択し、1例は胃全摘を合併した膵全摘となった。多発する転移性膵腫瘍の術式は様々であり、膵全摘を推奨する報告と機能温存術式を推奨する報告が散見される。根治性と機能温存の両面から慎重に術式を決定することが必須である。(著者抄録)
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膵臓 32(6) 912-919 2017年12月腎細胞癌の転移臓器として膵臓は比較的稀であるが、転移性膵腫瘍の原発巣は腎臓の頻度が高いと言われている。また、再発までの期間も10年以上の報告例が多く長期にわたる経過観察が必要である。当科では2008年から2015年の間に5例の腎細胞癌膵転移の切除例を経験した。転移までの期間は最長16年であった。5例中3例が多発症例であった。3例の多発症例では、多発病変が造影CTの早期動脈相にて強濃染される腫瘍として明瞭に描出された。全例に根治切除が施行され、多発例のうち2例は可能な限り膵を温存する術式を選択し、1例は胃全摘を合併した膵全摘となった。多発する転移性膵腫瘍の術式は様々であり、膵全摘を推奨する報告と機能温存術式を推奨する報告が散見される。根治性と機能温存の両面から慎重に術式を決定することが必須である。(著者抄録)
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胆とすい 38(1) 35‐39-39 2017年1月15日IPDAを先行切離することにより、膵頭部切除に伴う静脈性出血を防止し、出血量を減少させ、安全に膵頭十二指腸切除術を施行することができる。MD-CTを用いた動脈構築像によるIPDAの分岐形態を、3タイプに分類できる。第一空腸動脈と共通幹を形成しているタイプがもっとも多く72.2%に認めた。また、このタイプは上腸間膜動脈(superior mesenteric artery:SMA)の背側から左側に共通幹が分岐し、その後、第一空腸動脈とIPDAに分かれる。IPDAは右側にむかい膵鉤部に流入する。SMAから直接分岐するタイプは18.8%に認め、このタイプはSMAの背側からすぐ右側にむかい、膵鉤部に流入する。また、前下膵十二指腸動脈(anterior inferior pancreatoduodenal artery:AIPDA)と後下膵十二指腸動脈(posterior inferior pancreatoduodenal artery:PIPDA)がそれぞれ別々に分岐するタイプは9%に認め、このタイプは、PIPDA、AIPDAは多彩な分岐形態をとることが多い。術前MD-CTによるIPDAの確認は安全に膵頭十二指腸切除術を行ううえで有用である。(著者抄録)
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膵臓 32(4) 687-692 2017年<p>安定同位体を用いた呼気試験を行い,各術式別に脂肪吸収能を比較し,臓器温存術式の有用性を検討した.解析はWagner-Nelson法(WN法)を用いて胃排出速度の影響を受けない消化吸収能を表す指標であるAaを算出し,膵頭切除術前後における術式別脂肪消化吸収能を比較検討し,機能温存術式の有用性について検討した.健常人と十二指腸温存膵頭切除術(duodenum-preserving pancreatic head resection:DPPHR)の間には有意差を認めなかった.また,健常人と幽門輪温存膵頭十二指腸切除術(pylorus-preserving pancreaticoduodenectomy:PPPD),亜全胃温存膵頭十二指腸切除術(subtotal stomach-preserving pancreaticoduodenectomy:SSPPD),膵頭十二指腸切除術(pancreaticoduodenectomy:PD)との比較では,いずれも有意に吸収能は低下した.DPPHRはPD,PPPD,SSPPDに比べて有意に良好な吸収能を認めた.術前後における消化吸収能の比較ではDPPHRは術前後で差を認めなかったが,PPPD,SSPPD,PDは術後有意に消化吸収能の低下を認めた.<sup>13</sup>Cトリオクタノイン呼気試験は,簡便かつ非侵襲的でリアルタイムに評価することができる膵外分泌機能検査法である.</p>
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臨床外科 = Journal of clinical surgery 71(7) 794-797 2016年7月
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胆と膵 37(3) 297-301 2016年3月前立腺癌に対する、ロボット支援手術の保険収載により、爆発的にロボットの導入が増え、現在世界第2位のロボット保有国となった。しかし、本邦では消化器領域でのロボット支援による内視鏡手術の報告は依然少ない。しかし、将来的には消化器領域におけるロボット支援手術が普及し、腹腔鏡下手術がさらに安全に遂行されると考える。本稿では、ロボットの機能がもっとも発揮できる膵切除術における胆管空腸吻合、膵管空腸吻合について概説する。(著者抄録)
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胆と膵 37(2) 139-142 2016年2月13C-Trioctanoin呼気試験を用い、膵頭切除術の術後脂肪消化吸収能を測定し、臓器温存術式の有用性について検討した。術式別検討で健常人と十二指腸温存膵頭切除術(DPPHR)の間には有意差を認めなかった。また、健常人と幽門輪温存膵頭十二指腸切除術(PPPD)、亜全胃温存膵頭十二指腸切除術(SSPPD)、胃切除を伴う膵頭十二指腸切除術(PD)との比較では、いずれも有意に吸収能の低下を認めた。術式別の手術前後における吸収能の検討で、DPPHRは手術前後で有意差を認めなかった。PPPD、SSPPD、PDは術後有意に減少した。DPPHRは胆管、乳頭、全十二指腸が温存されるため術後良好な脂肪消化吸収能を示したと考えられ、長期QOLを考慮した有用な術式である。13C-Trioctanoinによる呼気試験は、膵頭切除術後の膵外分泌機能を把握するうえで有用な検査法である。(著者抄録)
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臨床外科 = Journal of clinical surgery 71(1) 65-68 2016年1月