森 俊治, 安藤 幸史, 古田 凱亮, 磯部 潔, 宮田 潤一, 西海 孝男, 永田 英俊, 大蔵 俊彦, 宮本 隆, 橋口 尚子
静岡赤十字病院研究報 18(1) 26-31 1998年12月
1981年1月〜1998年7月迄に切除された胆嚢癌33例を検討した.深達度mが3例,mpが6例,ssが12例,seが4例,siが8例で,術後5年累積生存率はm+mp群が100%,ss群が75%,se+si群が9.3%であった.新規約では,stage Iで100%,IIで75%,IIIで25%,IVで0%で,pTNM分類ではstage Iで100%,IIで75%,IIIで21%,IVで0%であった.深達度別の適切な術式は,m癌で全層胆摘+D1,mp癌で全層胆摘+D2,ss以上の癌では肝床切除+D2を基本とすべきである