研究者業績
基本情報
研究分野
1論文
268MISC
330-
日本血管外科学会雑誌 9(3) 450-450 2000年5月
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外科 61(13) 1717-1721 1999年12月症例1:67歳女,右足.症例2:61歳男,左足.症例3:67歳女,右足.いずれも以前より下肢静脈瘤があったが,第1及び第2例は血栓性静脈炎発作で,大伏在静脈と大腿静脈に血栓を認め,肺シンチで両肺野に多発性血流欠損を認めた.第3例は突然の呼吸困難発作で入院し,右下肢に静脈瘤と両肺野に多発性動脈閉塞を認めた.3例共に血栓除去と伏在静脈の抜去及び硬化療法を行った.静脈瘤治療後肺塞栓症の再発を認めなかった
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日本臨床外科学会雑誌 60(増刊) 510-510 1999年10月
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外科 61(6) 670-674 1999年6月60歳と68歳男性例,両者とも前立腺肥大症の為,泌尿器科にて経尿道的前立腺切除術を受けた.前者は術後3日目より右下腿浮腫と重量感があり,膝窩静脈の完全閉塞を認めた.後者は術直後より右下肢浮腫と疼痛を認め,浅大腿静脈の完全閉塞を認めた.弾性ストッキング着用と抗凝固剤にて安定している
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手術 52(13) 2061-2065 1998年12月鼠径靱帯上部皮膚斜切開法による大腿動脈分岐部の剥離,露出の臨床経験に検討を加えた.特に術後創合併症が危惧させる場合は,考慮すべき方法と考えられた
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静岡赤十字病院研究報 18(1) 56-61 1998年12月50歳女,職場健診の上部消化管造影で異常を指摘され受診した.腹部超音波検査,腹部CTで径12cmの中心部に石灰化を伴う小嚢胞集簇様の腫瘍を認めて入院した.更に血管造影検査,ERPで巨大膵漿液性嚢胞腺腫を疑い,膵・甲状腺同時手術を施行した.術中所見で膵腫瘍は横行結腸間膜に癒着していた為これを合併切除,膵体尾部脾合併切除,甲状腺左葉切除を行った.切除標本肉眼所見,病理組織学的所見では両者とも悪性所見を認めず,膵腫瘍は多数の小嚢胞からなる膵漿液性嚢胞腺腫と診断した.P53タンパク,MIB-1染色は陰性であった
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静岡赤十字病院研究報 18(1) 78-80 1998年12月30歳男,手掌多汗症に対して,直径2mmの細径胸腔鏡を用いて胸腔鏡下胸部交感神経遮断術(ETS)を施行した.ETSの特徴は,低侵襲手術であることだが,細径胸腔鏡によって更に低侵襲となった.即ち,手術創は縫合不要なほど小さく,手術翌日には退院可能で,創消毒のための通院も不要である.また美容的にも優れ,特に若い患者にとっては「キズのない手術」である本法は,極めて魅力的な治療となった
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静岡赤十字病院研究報 18(1) 26-31 1998年12月1981年1月〜1998年7月迄に切除された胆嚢癌33例を検討した.深達度mが3例,mpが6例,ssが12例,seが4例,siが8例で,術後5年累積生存率はm+mp群が100%,ss群が75%,se+si群が9.3%であった.新規約では,stage Iで100%,IIで75%,IIIで25%,IVで0%で,pTNM分類ではstage Iで100%,IIで75%,IIIで21%,IVで0%であった.深達度別の適切な術式は,m癌で全層胆摘+D1,mp癌で全層胆摘+D2,ss以上の癌では肝床切除+D2を基本とすべきである
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静岡赤十字病院研究報 18(1) 38-42 1998年12月1997年1月からの1年間に,乳腺疾患に施行した細胞診は,穿刺吸引細胞診(ABC)223件,乳汁塗抹細胞診(Smear)26件の計249件だった.このうち組織診の確定したのは76件31.5%であり,悪性新生物に対する細胞診の成績は,sensitivity 97.4%,accuracy 96.4%だった.また1983年からの過去15年間に,組織診の確定した乳癌616例に対して検討したところ,409例79.5%にABC,26例4.2%にSmearが施行され,乳癌に対するsensitivityは,それぞれ84.4%と53.8%であった
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手術 52(12) 1919-1923 1998年11月約1年前より左下肢の虚血が増悪し,一部趾の壊死を認めた74歳女及び約6ヵ月前より左趾のしびれと,時々安静時痛があり,足関節での脈拍触知不能と趾先のチアノーゼを認めた59歳の2例.2例とも病変は下腿に限局するため,後方到達法による自家静脈での下腿血行再建術を行い良い結果を得た