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1論文
268MISC
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静岡赤十字病院研究報 17(1) 93-97 1997年12月62歳男,75歳女,腫脹の原因は共に鎖骨下静脈の狭窄で1例は内シャントにより血流の増加した鎖骨下静脈に対しカテーテルを挿入したことによると考えられ,もう1例は肺結核による鎖骨下静脈の変化に血流増加が加わったためと推察された.またそれぞれの症例に対し右鎖骨下一内頸静脈バイパス術,バルーン拡張術を施行したがどちらも有効な治療手段であり,シャント側鎖骨下静脈狭窄症の治療方針としては,まず低侵襲なPTA,血管内ステントなどを選択し,不可能な症例にはバイパス手術などを考慮すべきと考えられた
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基礎と臨床 29(19) 4611-4615 1995年12月1994年迄の10年間に当科で経験した非触知乳癌の臨床像について検討した.非触知乳癌の頻度は原発乳癌535例中17例であった.17例中11例は乳頭分泌を主訴とし3例は乳房痛,残る3例は無症状であった.病巣発見の契機となった画像診断は通常のマンモグラフィー7例,乳管造影6例,超音波4例であった.診断を確定する為,8例についてはマイクロドヘクトミーを,5例に穿刺細胞診,3例には生検が行われ非触知乳癌においても画像診断ガイド下の穿刺細胞診は有用な手段であった.病理組織学的には乳頭分泌を主訴とした11例中7例が非浸潤癌であったのに対し,超音波で発見されたものでは硬癌が多かった.乳頭分泌症例より乳癌を拾い上げる手段としての分泌液細胞診とCEA濃度測定の診断能を検討したところ,正診率は同等であったが感度についてはCEA測定が優れていた
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脈管学 35(5) 297-302 1995年5月小腸移植の系でも虚血・再灌流障害は大きな問題であり,対策としてrecipient側の白血球の膠着を抑制することが重要である.今後,移植早期の再灌流障害と長期の生着率との相関についても検討していきたい
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現代医療 27(増刊 II) 1523-1529 1995年5月小腸移植術における虚血-再灌流障害によるgraft viabilityの低下に対するPGE1の効果の有用性が認められた.その作用は直接的なradical scavenging effectは認められず,白血球系主役のoxidative stress増強過程の抑制,サイトカイン等の免疫抑制作用などのcytoprotective effectが主体であると考えられた
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消化器と免疫 (29) 38-42 1994年8月血管内皮細胞上のICAM-1が好中球を接着し炎症の重症化を招いていると考えられている。接着に関与しているICAM-1の発現を抑制することが可能であるなら,炎症の重症化を防ぐことができるのではと考えた。ICAM-1のm-RNAに相補的に結合するホスホロチオエート型アンチセンスDNAを作成し,ICAM-1発現ヒト肺癌細胞株(A549細胞)に投与した。アンチセンスDNAは,無添加群に比してICAM-1発現抑制傾向(p<0.1)を認めた
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日本消化器外科学会雑誌 24(6) 1827-1827 1991年6月1日
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日本消化器外科学会雑誌 23(2) 617-617 1990年2月1日