加賀谷 斉, 高橋 仁美, 菅原 慶勇, 澤田石 智子, 笠井 千景, 清川 憲孝, 土橋 真由美, 敷中 葉月, 黒田 利樹, 阿部 利樹, 高濱 正人
市立秋田総合病院医誌 9(1) 39-43 1999年12月
対象は8例10足でStampタイプが6足,Tongueタイプが3足,Depressionタイプが1足,経過観察期間は平均5ヵ月であった.初めに腰椎麻酔下に大本法による徒手整復を試み,続いてWesthues法を行った.術後1週から踵骨後方2/3を開窓した膝蓋腱荷重ギブスを装着し,荷重歩行させた.術後7週でギブスを除去し,足底板を装着して全荷重歩行を許可した.最終観察時にはexcellentが4例5足,very goodが4例5足であった.日常生活の自立も早期に可能であり,術後早期荷重療法は踵骨骨折に対し,非常に有効な治療法である