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191MISC
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リハビリテーション医学 : 日本リハビリテーション医学会誌 43(10) 691-692 2006年10月18日
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Monthly book medical rehabilitation (68) 45-51 2006年7月
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日本呼吸管理学会誌 15(4) 617-622 2006年6月20日<p>呼吸リハビリテーション(リハビリ)を継続実施している安定期慢性閉塞性肺疾患(COPD)患者22名を分岐鎖アミノ酸(BCAA)強化栄養剤摂取群(摂取群)と非摂取群に分け,摂取群と非摂取群で,アミノ酸分析,体重,BMI,呼吸機能,大腿四頭筋筋力,6分間歩行距離試験(6MWT)について比較検討した.その結果,摂取群では,BCAA,ヘモグロビン,呼吸筋力,大腿四頭筋筋力,運動耐容能が有意に改善された.非摂取群では,各評価項目に有意な変化はみられなかった.以上の成績から呼吸リハビリとBCAA強化栄養剤の併用は,呼吸筋力,大腿四頭筋筋力,運動耐容能の改善に有効である可能性が示唆された.</p>
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リハビリテーション医学 : 日本リハビリテーション医学会誌 43 2006年5月18日
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理学療法学 = The Journal of Japanese Physical Therapy Association 33 2006年5月
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理学療法学 = The Journal of Japanese Physical Therapy Association 33 2006年5月
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日本呼吸管理学会誌 15(3) 417-422 2006年4月28日<p>呼吸リハビリテーションを行った慢性閉塞性肺疾患(chronic obstractive pulmonary disease ; COPD)患者を2003年に改訂されたGlobal Initiative for Chronic Obstructive Lung Disease ; GOLDの病期分類により重症度別に分け,各群における呼吸リハの効果を比較検討した.結果,有意な改善が認められた項目に多少の相違はあったが,当院で行っている低強度のプログラムは,いずれの病期においても効果があり,適応になると考えられた.</p>
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理学療法学 33(Supplement 2) 254-D0507 2006年4月20日【はじめに】慢性閉塞性肺疾患(COPD)患者の労作時に生じる呼吸困難は、身体を動かすことへの不安を与え、日常では座ってばかりの生活が多くなる。このような生活は、deconditioningという身体機能の低下を招き、日常生活活動および健康関連QOLの低下をきたす。しかしながら、COPD患者の労作時の呼吸困難のメカニズムには不明な点が多い。我々は、運動負荷試験を行い各種呼気ガス分析指標と呼吸困難感から、運動負荷試験時に生じる呼吸困難感について検討した。<BR>【方法】対象はCOPD患者12名(男性11名、平均年齢72±7歳、%1秒量53.6±22.1%)であった。運動負荷試験として、自転車エルゴメータ試験(CET)、6分間歩行試験(6MWT)、シャトル歩行試験(SWT)の3種類を行った。CETは50RPMにて1分ごとに10ワットずつ負荷を増した。6MWTは1周88mの院内廊下にて測定した。SWTはSinghらの方法に準じた。すべての運動負荷試験において、呼気ガス、呼吸困難感などを測定した。呼気ガス分析には、携帯型呼気ガス分析装置(MetaMax 3B、コルテックス社製)を用い、breath by breathにて分時換気量(V(dot)E)、酸素摂取量(V(dot)O<SUB>2</SUB>)、呼吸数などを求めた。呼吸困難感は10段階の修正ボルグスケールにて1分ごとに記録した。<BR>【結果】CETにおける最大負荷量は77.5±31.9 wattsであった。最大歩行距離は6MWTで490.6±93.0m、SWTで360.8±155.5mであった。最大V(dot)Eは、CETで28.5±11.1L/min、6MWTで25.5±6.9L/min、SWTで28.6±11.1L/min、最大V(dot)O<SUB>2</SUB>は、CETで13.9±3.6ml/min/kg、6MWTで12.6±2.0 ml/min/kg、SWTで14.2±4.6 ml/min/kg、最大呼吸困難感はCETで6.8±2.3、6MWTで6.0±2.7、SWTで5.8±1.9であり、いずれも各運動負荷試験間で有意差がみられなかった。運動負荷試験中の各種呼気ガス分析指標の変化は,CETでは分時換気量と1回換気量は漸増しているが、呼吸数は2分以降ほとんど増加しなかった。6MWTでは1回換気量は2分以降増加がみられないが、呼吸数は漸増した。SWTでは分時換気量、1回換気量、呼吸数ともに漸増した。<BR>【考察】COPD患者の運動時の息切れの主因は動的肺過膨張といわれ,それは呼気時に呼吸器系の力学的な平衡点に達する前に吸気が開始されるために生ずる。今回、我々の結果から、6MWTでは運動開始から6分まで呼吸数は増加し続けたが、1回換気量は2分以降ほとんど増加を示さなかった。よって、6MWTにおける呼吸困難感の増加は、呼吸数と1回換気量との関係による動的肺過膨張の増強に起因する可能性が推定された。<BR>
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理学療法学 33(Supplement 2) 256-D0511 2006年4月20日【はじめに】呼吸リハビリテーション(リハ)の効果を維持させるには,在宅での運動療法を中心としたプログラムが重要となる.運動療法は一般に高強度が効果的とされているが,その実施継続性は低い.そこで我々は,在宅で椅子に座って行える低強度の「座ってできるCOPD体操」を考案し,COPD患者に実際に施行した.今回,本内容を紹介し,その実施率と効果について報告する.<BR>【プログラム】1回/2週で外来受診させ,理学療法士は呼吸介助,運動療法の指導を行う.在宅で行う運動療法は,これまで鉄亜鈴や重錘バンドなどを用いた筋力強化や歩行が中心としていた.しかし,道具を使った筋力強化や真冬,雨天時などの屋外歩行は継続できないという患者の指摘があった.そこで,これらの運動と交換可能な道具を使用しない「座ってできるCOPD体操」を考案し,導入した.この体操は,1)頸,肩,胸郭のストレッチ(3種類),2)等尺性収縮での上下肢筋力強化(4種類),3)椅子に腰掛けた状態で行う有酸素運動(4種類),で構成されている.有酸素運動の運動強度は修正Borg scale(BS)で2とし,1回20分以上の継続,頻度は3回/週以上としている.BS2で行う有酸素運動は,最大酸素摂取量の40~50%と低強度であった.<BR>【対象と方法】対象は,当院呼吸器内科に通院中の安定期のCOPD患者14例(男性13例,女性1例)で,平均年齢は71歳であった.肺活量2.88±0.63,%肺活量91.6±19.5,努力性肺活量2.67±0.64,1秒量1.22±0.56,1秒率47.9±15.1であった.評価項目は,呼吸機能,呼吸筋力,6分間歩行テスト(6MWT),6MWT後のBS,およびChronic Respiratory Disease Questionnaire(CRQ)で,これらを座ってできるCOPD体操の施行前と施行後3ヵ月後に測定した.<BR>【結果】座ってできるCOPD体操の在宅での継続・実施率は,道具を使った筋力強化と屋外での歩行を中心としたプログラムを行っていた当時よりも向上していた.また,6NWTやCRQなどで有意な改善を認めた.<BR>【考察】呼吸リハの効果維持には,運動を日常生活で習慣化するなど,在宅呼吸リハを継続させることが重要である.継続性を重視した在宅での運動療法は,低強度の運動療法が現実的と考えられる.また,従来から我々は,日誌の記入,訪問リハ,訪問看護などや患者さんとその家族に呼吸リハの目的,意義などにつて十分に理解してもらうための教育(呼吸教室)も行っており,これらも継続性を高めるために貢献していると考えられる.さらに,患者会も発足し,この会は仲間同士で自分の経験を話し合ったりすることでピアカウンセリングにも繋がり,モチベーションアップに効果的に働いていると思われる.<BR>【まとめ】我々の考案した低強度のプログラムは,在宅における継続・実施率が高く,運動耐容能,健康関連QOLなどにも効果的であることが示された.<BR>
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日本呼吸ケア・リハビリテーション学会誌 16(2) 322-328 2006年<p>呼吸リハビリテーションを継続実施している安定期慢性閉塞性肺疾患(COPD)患者21名を対象として,CoQ<sub>10</sub>含有栄養調整食(ライフロン<sup>®</sup>Q<sub>10</sub> ; ライフロン)摂取群(ライフロン摂取群)とライフロン非摂取群に分け栄養指導を行った.次に,ライフロン摂取前と摂取3ヵ月後に,両群において,摂取エネルギー,身体組成,血液生化学検査成績について比較検討を行った.その結果,ライフロン摂取群では,3ヵ月後にエネルギー充足率,蛋白質充足率,皮下脂肪率,ヘモグロビンにおいて有意な改善がみられた.ライフロン非摂取群では,エネルギー充足率および皮下脂肪率に有意な改善がみられた.両群においてBMI,LBM, アルブミンおよび上腕筋囲には有意の変化はみられなかった.以上の成績から,安定期COPD患者の栄養指導において,CoQ<sub>10</sub>含有栄養調整食ライフロンの併用は,蛋白質充足率および貧血の改善に有効である可能性が示唆された.</p>
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日本呼吸管理学会誌 15(2) 251-255 2005年12月9日<p>呼吸リハビリテーション(リハ)を3ヵ月以上継続して施行したCOPD患者56名をPImaxが 60 cmH<sub>2</sub>O 以下の群と60 cmH<sub>2</sub>Oを超える群に分け,呼吸リハの効果を検討した.結果,60 cmH<sub>2</sub>O を超える群は,%VC,FRC, PEmax, 6MWT及びCRW (total, mastery)が有意に改善していた.60 cmH<sub>2</sub>O 以下の群は,VC, %VC, FVC, FEV<sub>1.0</sub>, RV/TLC,胸郭拡張差,PImax, PEmax, 6MWT および CRQ (totalと各領域)が有意に改善していた.改善率の比較では,呼吸機能,胸郭拡張差,呼吸筋力,6MWT, Borg scale, HRQoLのいずれの指標においても両群間に差を認めなかった.呼吸リハは,60 cmH<sub>2</sub>O 以下の群において効果的であった.</p>
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日本呼吸管理学会誌 15(2) 260-263 2005年12月9日<p>在宅酸素療法患者107名を対象に日常生活活動状況(activities of daily living: ADL),介護保険認定状況,および身体障害者手帳取得状況を調査し,それぞれの関連について検討した.介護認定を受けているものは44%で,ADLと各介護度に有意な相関関係を認めた.手帳取得率は90.7%で,ADLと障害等級には相関関係が認められなかった.また,障害等級と介護度についても相関関係は認められなかった.</p>
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日本整形外科學會雜誌 = The Journal of the Japanese Orthopaedic Association 79(11) 903-903 2005年11月25日
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総合リハビリテーション 33(9) 871-874 2005年9月10日COPD患者44例を対象に,安定期にあるCOPD患者の抑うつ,不安に影響を及ぼす因子の検討を行った.COPD患者の抑うつには呼吸困難感と1回換気量,不安にはBorg scaleと疲労感が関係しており,呼吸リハビリテーションによる抑うつ,不安の改善は呼吸困難感と疲労感の改善に伴う可能性が示唆された
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総合リハビリテーション 33(9) 871-874 2005年9月COPD患者44例を対象に,安定期にあるCOPD患者の抑うつ,不安に影響を及ぼす因子の検討を行った.COPD患者の抑うつには呼吸困難感と1回換気量,不安にはBorg scaleと疲労感が関係しており,呼吸リハビリテーションによる抑うつ,不安の改善は呼吸困難感と疲労感の改善に伴う可能性が示唆された
書籍等出版物
11講演・口頭発表等
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AMED外来がんリハビリテーションプログラムの開発に関する研究班講演会 2017年11月4日
共同研究・競争的資金等の研究課題
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日本学術振興会 科学研究費助成事業 2025年4月 - 2028年3月
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日本学術振興会 科学研究費助成事業 2024年4月 - 2027年3月
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日本学術振興会 科学研究費助成事業 2024年4月 - 2027年3月
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日本学術振興会 科学研究費助成事業 2024年4月 - 2027年3月
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日本学術振興会 科学研究費助成事業 2024年4月 - 2027年3月
教育内容・方法の工夫(授業評価等を含む)
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件名-開始年月日2009終了年月日2014概要「リハビリテーション・介護」の講義で音声,動画を使用している.
その他教育活動上特記すべき事項
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件名-開始年月日2012終了年月日2014概要M6学生の指導を行っている