医学部

吉岡 健太郎

ヨシオカ ケンタロウ  (Kentaro Yoshioka)

基本情報

所属
藤田保健衛生大学 医学部 教授

J-GLOBAL ID
201501015565124017
researchmap会員ID
B000247654

外部リンク

MISC

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  • 高川 友花, 川部 直人, 橋本 千樹, 原田 雅生, 村尾 道人, 新田 佳史, 中野 卓二, 嶋﨑 宏明, 水野 裕子, 菅 敏樹, 中岡 和徳, 大城 昌史, 吉岡 健太郎
    肝臓 55(5) 274-283 2014年5月30日  
    症例は70歳女性,C型肝硬変にて近医通院中に肝腫瘍を認め,肝細胞癌(HCC)が疑われ当科紹介となった.US上,肝S8,S3,S7に境界不明瞭な低エコー結節を認め,ソナゾイド造影USでは同部位が早期に染影され後血管相でdefect像を示した.CTでは肝S8に約5 cm,S3に約3 cm,S6に約2.5 cm大の境界不明瞭な淡い低吸収域を認め,動脈相で淡く濃染され平衡相でやや低吸収域を示した.EOB-MRIではこれらの病変を含め,肝両葉に早期相で染影され肝細胞相で淡い低信号域を示す多発性の腫瘤性病変を認めた.S3の腫瘍内には門脈の腫瘍内貫通像を認めた.PET-CTでは,肝両葉に多数の異常集積を認めた.HCCとしては非典型的であり,IL-2Rの上昇もみられたため肝腫瘍生検を施行.病理所見にてMALTリンパ腫と診断され,化学療法が導入された.肝MALTリンパ腫は稀な疾患であり,C型肝硬変を背景とした肝内多発病変である点,治療前に組織診断を行い化学療法導入が可能になった点で貴重な症例と考え報告する.
  • 刑部 恵介, 市野 直浩, 西川 徹, 杉山 博子, 加藤 美穂, 杉本 邦彦, 原田 雅生, 川部 直人, 橋本 千樹, 吉岡 健太郎
    超音波検査技術 39(3) 249-255 2014年  
  • 刑部 恵介, 市野 直浩, 杉本 恵子, 横井 昭, 鈴木 康司, 井上 孝, 楠原 康弘, 西川 徹, 杉本 邦彦, 足立 正純, 吉岡 健太郎
    超音波検査技術抄録集 36 S136-S136 2011年  
  • 川部 直人, 橋本 千樹, 村尾 道人, 有馬 裕子, 嶋崎 宏明, 中野 卓二, 新田 佳史, 原田 雅生, 吉岡 健太郎
    日本消化器内視鏡学会雑誌 = Gastroenterological endoscopy 52(10) 2960-2966 2010年10月20日  
    76歳男性.多発肝細胞癌にて経カテーテル的動脈化学塞栓術(TACE)を計3回施行した.その後発熱にて受診し,腹部CTにて脾周囲に低吸収域を認めた.ERCPにて総胆管結石および肝内胆管末梢から脾周囲への造影剤漏出を認めたためbilomaと確定診断し内視鏡的胆道ドレナージ(EBD)を施行した.Bilomaは縮小し,内視鏡的乳頭切開術と総胆管採石の際,ERCPにて胆汁漏出の消失を確認した.脾周囲bilomaの診断と治療にERCPとEBDが非常に有用であった.
  • 嶋崎 宏明, 有馬 裕子, 中野 卓二, 村尾 道人, 新田 佳史, 原田 雅生, 川部 直人, 橋本 千樹, 長野 健一, 石川 哲也, 奥村 明彦, 林 和彦, 片野 義明, 黒田 誠, 吉岡 健太郎
    肝臓 51(4) 175-182 2010年  
    症例は29歳男性.小児期より光線過敏があった.父方の祖父,弟にも光線過敏を認める.2001年11月肝障害のため他院に入院し,プロトポルフィリン症(EPP)と診断され,肝生検では軽度線維化と色素沈着をみとめた.2005年8月腹痛,食欲不振,黄疸,肝障害のため同院に再入院した.肝生検では広範な線維化,多数の色素沈着をみとめた.2006年11月腹痛,食欲不振,便秘,微熱,黄疸のため当院に第1回目の入院をした.赤血球プロトポルフィリン13776 μg/dl ,ALT 287 IU/L,総ビリルビン5.1 mg/dl であった.2007年5月に同様の症状にて第2回目の入院をした.2008年8月に同様の症状にて第3回目の入院をし,肝不全が進行し11月死亡した.EPPは稀な遺伝性疾患であり,肝不全にて死亡する患者は多くない.しかし重症の肝障害の治療法としては肝移植しかなく,適切な時期に肝移植を考慮すべきと思われる.

教育内容・方法の工夫(授業評価等を含む)

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  • 件名
    知識を伝えるだけでなく、何故そうなるかというメカニズムを伝える工夫をしている