研究者業績

嶋田 誠

Shimada Makoto

基本情報

所属
藤田医科大学 研究推進本部 オープン ファシリティー センター 講師
中京学院大学 看護学部 非常勤講師
学位
博士(理学)(京都大学)

研究者番号
00528044
ORCID ID
 https://orcid.org/0000-0003-0067-0082
J-GLOBAL ID
200901081274695690
Researcher ID
K-4613-2015
researchmap会員ID
6000009803

外部リンク

Bioinformaticsのアプローチを中心にスプライシングについて研究しています。
以前は、野生の霊長類の集団遺伝研究のため、のべ1年くらいアフリカでフィールド・ワークをしたこともあります。
その後、進化遺伝学、ゲノム進化、生物情報(転写物や多型データベースの研究)と幅を広げてきました。

受賞

 1

論文

 33

MISC

 27

書籍等出版物

 2
  • (担当:分担執筆, 範囲:2章 霊長類の分類・系統・進化, グエノン類(オナガザル科), ヒヒ類(オナガザル科))
    丸善出版 2023年7月 (ISBN: 9784621308042)
    日本霊長類学会が総力をあげて編集した、霊長類を総合理解するために編まれた事典。霊長類学の歴史をたどった上で、霊長類の分類・系統・進化、形態、遺伝、脳や生理・医科学、心理・認知、行動、社会と生態などの側面から霊長類研究にアプローチし、ひいては野生霊長類の保全や飼育霊長類の福祉の向上にも活かせる話題豊富な内容。また、ヒトも霊長類の一種であるため、ヒトのもつ形質の起源とその進化の研究にも活用でき、人類学的関心の追求にも役立つ中項目事典。
  • Shimada, Makoto (Ediotrs, Matsuzawa, Tetsuro, Humle, Tatyana, Sugiyama, Yukimaru, Tetsuro Matsuzawa, Tatyana Humle, Yukimaru Sugiyama (担当:共著, 範囲:Chap. 34, pp339-345, Genetic variation in the chimpanzees of Bossou and Nimba.; Append. E, DNA sequencing data, pp416-419)
    Springer 2011年6月 (ISBN: 4431539204)

講演・口頭発表等

 13
  • 平山将也, 西井一宏, 南一幸, 中川聡, 嶋田誠, 梅村慶子, 会津直樹, 田口智博, 大槻眞嗣
    第17回日本保健医療福祉連携教育学会学術集会 2024年11月10日
  • 嶋田 誠
    生涯学習推進講座「知を立てる講座」 2023年9月10日 知立市生涯学習スポーツ課  招待有り
  • 嶋田誠
    第75回インシリコ・メガバンク研究会 2016年9月2日 東北大学東北メディカル・メガバンク機構 ゲノム解析部門 バイオメディカル情報解析分野  招待有り
    数塩基の短い塩基配列の反復である、STR (Short Tandem Repeat) は反復数変化が高頻度に起こる。そこで反復数の高変異性を通じて、適応的形質や進化的安定状態を速やかに獲得したとする仮説が提唱されている。反面、ヒトの反復配列には、神経変性疾患の原因となる反復配列が複数知られている。そのような危険な複数の反復配列がなぜ人類集団に維持されているのか、良くわかっていない。我々は自分たちが構築し公開している、遺伝子データベース、H-invDBに多型情報を統合することで、ヒトゲノム中のSTR反復数および反復多型状態を決定した。さらに相互比較することによって、それぞれのSTRにおける選択圧を評価した。その結果、アミノ酸コード領域中STRにはプロリン反復とグルタミン反復をそれぞれ代表例とする二つの機構により、DNA配列レベルで反復を短く抑えながらも、反復アミノ酸配列を実現していることが分かった。さらにグルタミン反復はアミノ酸レベルで長い反復を持つ傾向があり、特に反復多型座位は、脳・神経系の発生調節に関わる遺伝子中に存在する傾向が明らかになった。我々の結果は、これらの反復座位が多型を持つことで脳・神経系の発生調節に関する機能の多様化を促した可能性を示した。さらに、人類進化における社会性の進化とSTRの神経発達調節におけるスイッチ機能の関連を議論したい。
  • 嶋田誠
    武蔵野大学 人間科学研究所シンポジウム 知性はどこから来たか - こころの進化と遺伝 - 2015年12月4日 武蔵野大学 人間科学研究所  招待有り
  • 嶋田 誠
    サイエンスカフェ in 名古屋(第89回) 2014年7月18日 名古屋市立大学大学院システム自然科学研究科  招待有り
    一般に「進化」という言葉は、優れた段階へ進むことを指す言葉として使われることが多いと思います。 今回のサイエンスカフェでは、生物進化が社会的風潮や政治思想に影響を与えやすい側面を持っている事から話をはじめ、全体を通じて、必ずしも進化は一つの優秀な型が選ばれていくしくみではなく、多様性がある状態を作り維持していく面があることを、いろいろな事例を交えながら紹介しました。

担当経験のある科目(授業)

 10

共同研究・競争的資金等の研究課題

 14

学術貢献活動

 28

社会貢献活動

 7

メディア報道

 2
  • 中日新聞社 中日新聞 夕刊 2014年1月11日 新聞・雑誌
    文部科学省科研費 新学術領域(新学術領域「交代劇」・公募研究)研究紹介
  • AAAS Science誌News欄 Science 308: 490-491, 22 April 2005 2005年4月22日 会誌・広報誌
    Shimada et al. (2007) 論文の内容を学会発表(The 74th Annual Meeting of American Association of Physical Anthropologists)した際の、Scienceの記者による報告。

その他

 15

教育内容・方法の工夫(授業評価等を含む)

 2
  • 件名
    第1回藤田保健衛生大学医学部医学情報教育ワークショップ「eラーニングシステムを体験する―Moodleの基礎―」修了
    開始年月日
    2014/06/24
    終了年月日
    2014/07/08
  • 件名
    藤田保健衛生大学内Faculty Development講習受講
    開始年月日
    2012/08/07
    終了年月日
    2012/08/07
    概要
    「ティーチング・ポートフォリオTPの導入・活用の実際と課題」
    外部講師: 土持ゲーリー法一
    (帝京大学高等教育開発センター長 ファカルティ・ディベロッパー

作成した教科書、教材、参考書

 1
  • 件名
    大学院特別講義資料(Web公開)
    開始年月日
    2012/10/09
    概要
    名古屋大学医学研究科での大学院特別講義資料を以下にて公開している。
    http://tinyurl.com/shimada-mk/

その他教育活動上特記すべき事項

 3
  • 件名
    学内アセンブリ教育サッカー班(アセンブリI)
    開始年月日
    2009/05/11
    概要
    学内アセンブリ教育(各学部・学校1年時)サッカー班
  • 件名
    学内アセンブリ教育・サイエンスカフェ参加(アセンブリII)
    開始年月日
    2017/04/01
    概要
    総合医科学研究所主催第2回メディカル・サイエンス・カフェの実行委員として学内アセンブリII(プロジェクト代表:倉橋総医研所長)活動を指導した。
  • 件名
    卒論指導
    開始年月日
    2018/04/02
    終了年月日
    2018/10/15