宮崎康行は1993年に東京大学にて航空学の博士の学位を取得し、1993年以降、日本大学に勤務。主な研究分野は柔軟多体動力学および展開大型宇宙構造物の構造動力学である。また、2001年から2002年にかけて、コロラド大学ボウルダ―校にて弾性体の衝突の数値シミュレーションの研究を行っていた。研究成果の宇宙実証にも重点を置き、2001年~2019年にかけて、研究室にて4機のCubeSatを開発し、打ち上げ・運用を行うとともに、2010年にJAXAが打ち上げて宇宙空間にて大型膜面の展開に成功したソーラーセイルIKAROSのプロジェクトメンバーとして、IKAROSの膜面展開のダイナミクスを予測する解析コードを開発した。この他、2012年に実施したISSでの宇宙インフレータブル構造の宇宙実証プロジェクトSIMPLEに参加し、インフレ-タブル伸展マストの研究・開発に従事してきた。
2020年10月にJAXA宇宙科学研究所に移り、現在は宇宙科学・探査用の伸展構造・展開構造の研究・開発に従事している。